ハコの厚みはここ次第!
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稲野 巧実
『ハコの開き』の管理人。
様々なゲームに浮気しつつ、アストルティアに度々出没する駄目社会人。ルアム【XI881-625】で冒険中。エンジョイ プクリポ 愛Deライフ! 貴方の旅に光あれ!
行動してから後悔しろが信条の体育会系思考。珈琲とチョコと芋けんぴがあれば生きて行ける!
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最後のお一人! DQ小説同盟盟主であらせられる朝来 みきひさ 様で『そして彼女はドラゴンと』です!

はい!一番怖いネタバレ祭りフィナーレですよ!
流石に感想はご確認とりませんが、ご注意飛んできたら速攻でこの記事は取り下げる!

ふぉおおおお(いなの は テンションを あげている!)

というわけで、参加者様各位にほぼ脅迫めいた、『原稿最後の人は大トリね!』って内容。名誉のために申しますが。決して盟主殿が遅かったわけではありません。盟主殿は上から数えた方が早いくらいに、提出早かったです。
さて、それなのになぜ盟主殿が最後かというと、

ご本人から最後がいいと申請があったからです。

よく発表やらそういう場で、一番は嫌、最後は嫌と申すもの。なら最初は主催が行くべと、稲野が一番です。盟主殿も『DQ小説同盟の盟主』として締めねばならぬだろうという思いあっての、大トリだと思います。
内容も大トリに相応しいものになっています。特に締めが秀逸です。

盟主殿は文字組みのレイアウトめっちゃ凝ってまして、必ずこの文字がここにくる的に配置を計算した寄稿をされてこられました。皆様、ぜひ盟主様のこだわりのレイアウトをご堪能ください。

3の設定で1の設定が千差万別に多様化する大変良い例を、文章化したような作品です。
ちょっとお目に掛かったことのない1主設定です。かなり竜王が不憫に思えます。竜王さんは名前しか出てこないのに、有無も言わさず巻き込まれてとても可哀想だなぁと同情してしまいます。いや、仕掛けたのは確かに竜王さんなのだが、討伐理由も愛と平和と正義の名の下に的な意味ではあるのだが、口は災いのもとで討伐されちゃうんだろうなぁと不憫です。
本当に口は災いのもとで、私も気をつけねばというところ。
何を言っても面白みを削ぐネタバレになるので、一番無難なネタバレをいうならばやっぱり勇者とローラは結婚するだろうということです(そりゃあ、公式でそうなりますからね!)
ただし、結婚の理由が100%愛かどうか(以下マホトーン)


盟主殿にはDQ小説同盟の全面的なご支援と宣伝をいただき、本当にありがたい限りです。直に相談したいなって時に、すごくイイタイミングで近くを通りかかってくださって大変スムーズにお話しできて助かりました。
今回は参加者に限った参加でありましたので、参加者名簿からDQ小説同盟の各自のプロフィールと作品一覧にリンクもさせていただきました。
各執筆者様の抜粋で素晴らしいCMサイトまで作っていただきましたし! 見ていない方は今からチェックですよ!
http://dqnovel.yoake.org/event/anthology/
このアンソロジーの一つの目的がDQ小説界隈の活性化であったのですが、その核となるDQ小説同盟様がちょっと賑わったり華やいだりしたのかもしれないと、自惚れてみます。盟主殿分析では、参加者の5%が参加されたとか!100人で5人。200人で10人。ちょっと前の消費税と同じだから、DQ小説同盟は脱退者数含めるととんでもない数の大手同盟だってよくわかります!

盟主殿には素敵な寄稿、そして多大なご協力、重ね重ねありがとうございました!

もう残り頁も後わずか!32様の『薔薇の迷路の中で』行きます!

この方もお名前特殊な数字のみ!半角じゃあ小並感なので、全角英数の特殊仕様!
さて、この方も頁ぱらぱら眺めるだけで違いに気がつく、個性的な紙面を構築しておられる!なんと!webでよくある一文後に一行開ける的スタイルを、縦書きでも貫いておられる!webでは縦が無制限ですので、読みやすさかレイアウト的意味合いなのか改行が< br >じゃなくて< p >な感じのスタイルが割と多いです。
個人的にはみっちりーと詰まっているのが好きなんですが、web公開の方で< p >改行の小説形態は一定の支持を得ておられると思うのです。いや、全然良いんですよ。そこは好みの問題ですから、自分が良いと思うデザインが最強です。
この一行開けを乱発するスタイル、何がすごいって、マハラジャレイアウトです。制限を気にしない贅沢な文章組み。私もこの手の文章を組んだことがなかったので、どんな仕上がりになるのか心配だったのですが全然問題なかったです。
(というか、テキレボさんで何人かの小説本を読んだ時、割と自分のところのレイアウトは読みやすさ重視のマハラジャレイアウトだった。もっと詰まってたり、もう少し字が小さいものもありました。以外にいけるものです)

内容も今までとは全然感じが違います。
ひたすらに女子会です。今までの冒険、ロマン、戦闘という男臭さが一切排除された女子の世界!
すごく…ファビュラスです(寄稿受け取った時期的にkanou姉妹inコミケでした) 今までの小説全てに当てはまらない、女の花園。本当にお姫様は可愛いと綺麗と砂糖で出来てるって思うくらい、ファビュラスな話でした。
でも、個人的にミーティアちゃん最強説は好きです。ローラ姫もそうですが、お姫様なのに旦那様尻に敷いちゃう強かさがあるのは好みです。

このアンソロジーの幅凄いなって思う1作でした。並べると女子会の威力が会心の一撃のインパクト仕掛けてきます。それでもDQのらしさは失われないので好きです。
本当に素敵なお話ありがとうございました!

もう残り指折り数えるほどになってきました!
続きましては良崎 歓 様の『いっぴきおおかみ と わたし』です!


さて、良崎様も委託ではありますが、同じテキストレボリューション参加者であります。アンソロと平行にご自身の原稿もやらねばならないとか、本当に申し訳なく思いながらメール打ってました。ここまで後半の配置になったのは稲野の不手際だがな!

さて、良崎様の3小説はすごいです。何が凄いかって、10頁に3話構成というとんでもない感じ。2作品寄稿してくださる方はいても、3話構成は良崎様だけです。たとえ、同じ3パーティ設定で構成され、2話3話の登場人物説明が省けるからと言って誰でもできることではありません。
小説の内容も、DQ二次創作では外すことのできない、やさぐれた勇者です。勇者を期待され心を閉ざした少年(または少女)の心が、仲間との交流で成長して行く王道ストーリー。これにさらに恋愛要素まで加わって職業性格よりどりみどりなんですから、3最高説は今後も安泰でしょう。
とにかく、DQ二次創作を語るならひねくれた3勇者は外せないくらい重要です。
それをピンポイントで狙い打った良崎様には、感謝しか申す言葉がありません。この3勇者像を触れずしてアンソロが完成していたら、ちょっと塩気の足りない料理みたいになっていたでしょう。

内容も、出会い、衝突、受け入れてくれそうな期待感を持たせてくれる、勇者の危うさと成長を魅せるチョイスです。
露骨ではありませんが多分そうなんだろうなぁ程度に匂わす勇者武道家カップリングも、個人的に好きです。屈託無い真っ直ぐな武道家ちゃんが、好きですねぇ(*´∇`*)ほのぼの
ちなみに、同じイベントで頒布されたDQ3本にも、今回アンソロに寄せていただいた以外の彼らのお話が収録されています。通販も実施中だそうなので、よろしければ…!
https://silentfrog.booth.pm/

重ね重ね、素敵なお話ありがとうございました!

いつのまにか後半戦に突入か!
お次は『尊き永遠をその身に』でyuzu 様です!


なんと!yuzu様のお名前は、全角英数+文字ごとに対して文字間隔を調整しているのです!お名前は美しく!稲野のこだわりです!横文字で書かれるべき英文字は横では等間隔で美しく整って見えますが、縦書きにそのまま流し込むと縦に弱いのが露見します。日本語書体は正方形で縦書き横書きに対応できますけどね。

さて、DQのドロドロ具合が酷いところはFFの並みじゃないと思っております。
個人的に5のカボチ、7のメモリアリーフ、8のククールマルチェロがらみがポンポンと上がるところ。
特にククールマルチェロ絡みは、二人が目麗しい関係で二次創作界隈ではかなりホットな題材になったと思います。人間関係が濃いめに描かれる8では、この異母兄弟の関係は他とは違ってかなり目を引いたことでしょう。ハッピーエンドになり得ない相容れない終わり方をしたPS2の続きが、DSで描かれたくらいですからね。
二次創作ではククールマルチェロの確執からその心の闇を描かれる方が多く、今回のアンソロでもお寄せ頂いたきました。
基本的に稲野が書けないジャンルの執筆は、非常に尊敬します。キャラクターを精神的に追い詰める系は私が執筆できない分類で、心がきついのが無自覚なゼシカちゃんや、心がきついあまり壊れ気味なククール君を見るのは辛かったですね。そうした上で救済できる流れを作れる人は本当にすごいです。
内容がかなりヤヴァイ事にはなってますが、発言のみで実行してはいないのでR18Gレベルではないと判断しております。最終的に壮大な締まり方をしたので、ククール君の気持ちは解脱の悟りに至ったと思いました。
アンソロジーの幅が広がるお話でした。

あと、DQではかなり大きいカップリングジャンルのククゼシですよ。
ククールがどんなに陰鬱な設定でも、救い上げるゼシカちゃんの包容力(not胸)の力は偉大です。

重ね重ね、素敵なお話ありがとうございました!

ついに10まで来ましたよ!
トト 様の『とある不運な夜のこと』、語りまっす!


8が3作品きましたが、見事にバラけてくださいました。
8は仲間との絆みたいなものが多作品よりも濃い目に書かれている印象です。会話システムや入れ替わりがPS2版ではないので、余計にそう思うのでしょうね。
カップリング系かと思ったら、なんとオールキャラいただきましたよ!
野営のお供はやっぱり飯テロにございます。この方はシチューですよー。夜気は冷えますからねー。冬だけでなく初夏ぐらいまでシチュー大歓迎ですー(お前の腹具合は聞いていない)
そして野営といえば招かれざる客にございます。ここまで色んな方の戦闘描写があふれていましたが、この話が今までと少し違うのは戦えない者を守らなくてはならない、という所でございましょう。今までのは怪我人や戦闘不能者が出たとしても、全員が戦える人です。
しかし、このお話は旅の同行者に、ミーティアちゃんがいますからね。トロデ王は木の枝で兵士ぶっ飛ばす人なのでカウント外です。パトリシアちゃんは元々馬なので度胸が据わってると思います。ファルシオン、やつは…そう…もう少し進んだら…白き導き手に…(以下10ネタバレなので略
とにかく、戦えない護衛対象がいるんですよ!
その護衛の対象をいかにして守るか、そんなことを前面に出して執筆している。ここが他のシリーズと8の違い!8主が兵士であり、仕える主人がいるという大きな設定が生かされる瞬間です。
そしてラスト。
もう本当にしょんぼりです。もうね、アンソロで一番しょんぼりしました。あーーー、もーーーー、本当にせっかくの飯テロがぁ…。しょんぼりー。

心がいろんな意味で動かされる、素晴らしい一作でした。
重ね重ね素敵なお話、ありがとうございました!


そういえば、文章最後に『おわり』的な一文をつける方が多くて、個人的に驚きました。
つけない人、つけても個性的なので興味があったら追って見てください。

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