ハコの厚みはここ次第!
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■ Profile ■
稲野 巧実
『ハコの開き』の管理人。
様々なゲームに浮気しつつ、アストルティアに度々出没する駄目社会人。ルアム【XI881-625】で冒険中。エンジョイ プクリポ 愛Deライフ! 貴方の旅に光あれ!
行動してから後悔しろが信条の体育会系思考。珈琲とチョコと芋けんぴがあれば生きて行ける!
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続きましては風華 凪 様の『興国のタクティクス』『そして小説へ』です!
さて、今回寄稿された小説の中で、最大の文章密度を誇る風華様の作品にございます。
ぱらぱらーっとめくっても、その圧倒的密度が目につくレベルです。私も貧乏性からみっちり文章をねじ込むタイプなのですが、この密度にはちょっと届かないなぁと思うばかりです。
1と3の連作を寄稿してくださっています。
稲野は1好きなので『特筆すべきは…』とか言っちゃうんですが、とにかく『興国のタクティクス』の1主は変化球です。DQ小説同盟のDQ1小説には全て目を通しているは言い過ぎですが、8割くらいは読んでいる稲野でもお目にかかったことのない1主です。ビジネスマンが勇者になったという感じ。
そのあまりの変わった感じに惚れてしまい、修正編集の修羅場中に軽率なコラボまで展開する始末です。稲野は素敵な1主を拝見すると軽率にコラボしたがるので、ご注意ください。
目の付け所が素晴らしく、こんな竜王の誘いの捉え方があるのかと驚きました。ナルホドであります。
この1の前日談になるのだろう話が3の『そして小説へ』です。
おそらくも何も、DQ小説同盟のサブタイトルが決定してから執筆してくださったんでしょう。ありがたい限りです。別のタイトルだったらどんな内容だったのか、ちょっと興味がありましたのはここだけの話です。
この話で1主の根っこがビジネスマンな理由がわかります。
この二つの話を繋げているのが、吟遊詩人ガライさん。
ガライさんは3にも1にも出ている、ゲームでも全く矛盾しないキャラなのですがそれをうまく活用した設定であります。二つの話に同じキャラが出ているからこそ、短いながらに繋がりを見いだせるお話になっている。ためになります!
とにかく竜王の誘いの捉え方は、こんなアンソロに載っけちゃって大丈夫なのかってくらいすごいと思ってます。身にあまる光栄です。素敵なお話をありがとうございました!
ヤミー様の『勇者ソロとゆかいな仲間たち』、ようやく折り返しですよ!いきますよ!
正直、DQ4でオールキャラを書いてくださるとは思いませんでした。
何せDQ界でも屈指の巨大カップリング、クリフトアリーナの存在がありますからね。DQ4はカップリングものだろうとか思っていたんですよ。
それが!驚きの!オールキャラ!
2の感想祭りでも触れましたが、私は大人数を一つの話に登場させるのってかなり苦手でしてね。10頁に8人、いや、9人わいわいさせるとか、とんでもない!とかパソコン前で仰け反り通り越してイナバウワーしてましたよ。
個人的にこのDQ4は私のDQ4感をいろんな意味で塗り替えてくださいました。
まず、故郷を壊された勇者が、不幸のどん底にいるのはよくある二次創作のお話です。そんな勇者くんが、仲間の暴走に切れて「パーーーーーだ!パーーー!!」とか言い始めるんですよ。クールとかイケメンの代名詞の4主が…!と、目玉飛び出るかと思いましたよ。
その経緯に流れる中で、トルネコさんがしっかりしていないのも個人的に珍しく感じました。お財布の紐を握っている人が、彼の場合が多いのでしっかりした金庫番のイメージがあったりします。ヤンガスでもダンジョン内でお金預かってくれるので、やっぱり私の中では彼は金庫番なのです。
浪費の説明の中で導かれし者たちの厚みがバッチリ出ているのも、ヤミー様の筆が成せる技。普通に読むだけでDQ4未プレイの人でもDQ4のキャラが分かる、さりげなく高レベル文章が披露されております。
ちなみに言葉を伸ばす『ー』は繋げていません(笑)
webではそんなに気にならない『!!』『!?』などですが、二文字までは半角にして縦中横にて納めています。
執筆者の皆様にご留意いただき、ほとんどの縦中横で納めていただきました。
縦中横を使わないと
マ
ジ
!
?
みたいなダサい感じになりますのでね。
大事です。
どんどん行きたい!愛 琳 様の『空のきせき』です!
まだ頁折り返しまで来てないとか、誰だよこんなボリュームの本作ったやつは!
個人的印象ではこの方の3人組も大人びた感じの2です。
やーーーーーっぱりですねーーーーー、2は武器のロマンでいっぱいですヨーーー!ドラゴンキラーの造形なんか絶対2派で、8からなったあの剣形態なんか天空のパチモンじゃないんですか許しませんよーとか言っちゃうくらい2の造形が好きです。そしてはやぶさの剣。攻撃力は低いものの連続攻撃ができる代物は、今の時代のDQではゴリラみたいな上腕二頭筋を持つ戦士たちの愛用爪楊枝です。攻撃力が低いなら腕力で補えばイイじゃないかと、当時のサマルトリアが聞いたらひっくり返ることでしょう。水の羽衣の伝説もここから始まってますね。10ではいくら頑張っても透けません。11に期待しましょう(何を)
すみません。こういうの語り出したら長いです。5のトロッコ並みに吹っ飛んで行きます。
とにかく、何が言いたいかというと、DQ2の名物武器揃い踏みってところですね。はかぶさはバグなのでカウント外です。
この爽やかな3人組のやりとりに隠れた、2の名物武具コンプを寄稿段階で気がつけなかった主催は無能ですorz
いや、もちろんちょっとロレムン風味っぽいのですが、そこまで踏み込んだ感じではないのでありがたかったです。
ロレムンサマムンとCP要素で対立はしていないので5の嫁論争程ではないですが、ちょっと心配だったりしました。個人的な話ではありますが、公式小説の痛烈なロレムン恋愛ストーリーが大変辛くて今でもトラウマです。
皆様の二次創作は優しいです。読んでても誰も除け者にならないので、安心して読めます。
さて、ここら辺で場面転調に関しての雑感をごにょごにょ呟かせていただきましょう。
場面転換の記号などは、寄稿していただいた内容をそのまま用いています。数字の方もいれば、記号の方もいらっしゃいます。
場面転換の間隔は2行と3行がありますが、これもほとんど寄稿内容に依存します。詳しくはアンソロ企画のアナウンスをご参照ください。皆様たくさん買いてくださっているので、圧倒的頁不足に陥りがちです。間隔は2行派が多かったですね。
愛琳様や私の場合は3行なのでばーーーん!と躊躇いもなく改行挿入です。安心の三行。なんの迷いもございません。
しかし2行になると話は違います。2行の場合は別レイヤーで記号を打ち込んで、改行して空欄になった2行の間にそーーーーっと挿入してます。真ん中になるようそーーーーっと置いてますけど、よく見ると左右どちらかに寄ったりしてるかもしれません。味わいとして受け取ってください(おい)
愛 琳 様、素敵なお話ありがとうございました!
だれてきているが、じわじわと書き連ねて行くんだぜ!とんぼ様の『魔界豆腐』です!
このお話を寄せていただいた時、私は愕然としたものです。この話一つだけで、アンソロジーを買う価値がある。すごい話が来たものだと…。
これで破壊光線やら咆哮が聞こえたら、超巨大怪獣映画さながらです。読んだ瞬間に思い浮かんだイメージは、某巨大怪獣の映画ポスターでした。
さて、私あんまり菜園やらガーデニングやらないのですが、それほどの知識がなくてもお読みいただけます。むしろ鉄腕DA○Hを見ているレベルなら十二分にご理解いただけるし、わからない部分もちょっとファンタジーな豆っぽい何かと認識していただければ大丈夫です。
豆が がうがう してますが、むしろ憎たらしさと可愛さが表裏一体だと感じることができるお話でしょう。日本人の食への執念と、妙にSっ気を刺激されるお話です。
一番最後の鍋の具材の訂正が来た時、タラならば仕方がないと深々と頷いた私でした。というか、既に私の中でその白身魚はタラでした。
しかし何と言っても、5といえば嫁論争。
アンソロジーの注意事項に、嫁論争に発展するような誹謗中傷はお避けくださいと記入するべきか本気で悩んだシリーズです。(ツイッターでの嫁論争はすごいらしいです。私は知らないですが、超デリケート話題だと思っています。とりあえずフローラ派ですがデボラ様には一度は踏まれなくてはと思いつつDS未プレイです)
とんぼ様のお話ではビアンカさんがお嫁さんですが、全然、嫁が誰でも気にならない大豆の存在感。本当に素晴らしかったです。このアンソロジーは全ての嫁派に安心してご購入できると、胸を張って売り込むことができます。ありがたい限りです。
想像以上に天空編が少なくて驚きましたが、とんぼ様といえばHPのタイトルから絶対5だと思ったので貴重な5のお話をお寄せいただいてありがたい限りでした。
とんぼ様、重ね重ね素敵なお話をありがとうございました!
頁も中盤に差し掛かってまいりました。夕凪 雪 様で『剣士の幻影』です!
思った以上に7執筆者がお見えになって嬉しいです。
『7といえば』とアンケートを取ったら、10位以内に入っているだろう最初の石板の物語。DQ7が歴代屈指のストーリーの長さを誇ることもそうですが、今まで魔物一匹出てこない平和な世界から魔物と争いの世界ですからね。そのギャップからくるインパクトは相当だったでしょう。なので、カラーストーンも割と覚えているし、マチルダさんとハンクさんの名前である。
今回寄稿していただいたのは、過去と現代の間のお話。ゲーム内では名前すらでてこない、村の子供達のお話です。
彼らの頑張りを見守っているうちに、緑のカラーストーンに癒しの力があって主人公達が重傷を負ったハンクさんの為に採石場に潜ったなとか、初期装備でおっかなびっくり冒険に出る気持ちが思い出されます。ただし、5のレヌール城探検みたいな明るさはないです。かなりシリアスです。
あと、オニムカデ。個人的にムカデ系硬くて苦手でした。
魔物から強敵感が伝わってきます。大変、手に汗握る戦闘で子供だから当然劣勢になって負けそうなんだが、そんな時に!的な王道的展開。好きです。熱血系の少年なのでとても合います。
アンソロジーでは異色と言える物語かもしれませんが、DQではそれほどでもないかもしれないと再確認します。
もともと、DQの主人公が貴方自身という理念のために、主人公がややオリジナル化します。FFみたいに名前や性格が1から10まで決まってもいません。その設定の自由度から、今回のゲーム内で描かれなかった外側もすんなり読者に受け入れられると思っています。
かなりアンソロジーの幅を広げてくださった作品だと思います。
この話で初登場するのが『ー(ダッシュ記号)』です。
お恥ずかしながら、私はダッシュを使いませんのでかなり新鮮な気持ちで見させていただきました。『…』みたいな扱いですが、間がかなりのスピードと尖った演出をするので戦闘に合う感じです。
しかし問題。
このダッシュ記号、編集用に使っているソフトでは連続しないのです。つまり『ーーー』な感じで切れて間が開いてしまうのです。txt段階では連結していても、コピペで原稿段階に持って行くと切れます。ダッシュ使用者に色々お伺いを立て、最終的にダッシュは連結することにしました。今思えば連結して大変良かったです。紙面が美しいです(変なところにオタク気質)
さて、この連結ですが図形で細長い四角を作り、それを選択範囲で削り取る方法を採用していました。それをコピペしてダッシュ部分に重ねて連結させます。使用者はダッシュを多用される傾向にあるので、重ねる方法が一番手っ取り早いです。そしてアンチエイリアス、つまり滑らかに見せるためのぼかしが全くないように確認しないとボケて綺麗じゃなくなります。そこはこだわりというやつです。
夕凪氏のお話が一番長いダッシュを使っているので、ぜひ美しいダッシュ連結をご堪能ください(笑)
少年少女の元気なやりとり、結構好きです。
素敵なお話、ありがとうございました!