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ハコの厚みはここ次第!
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□ Profile □
稲野 巧実
『ハコの開き』の管理人。
DQ11小説アンソロジー主催を勢いでしている傍ら、switch購入してバケツを愛でるイカであり、アストルティアに度々出没する駄目社会人。ルアム【XI881-625】で冒険中。エンジョイ プクリポ 愛Deライフ! 貴方の旅に光あれ!
行動してから後悔しろが信条の体育会系思考。珈琲とチョコがあれば生きて行ける!
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 ノーデンスの受付の双子に、それぞれタルトが入った箱が置かれる。
 目元は隠れているとはいえ、容姿は鏡合わせのように瓜二つ。そんな彼女らの反応は一瞬で見分けがつくほどに、真逆だった。
「休みの日にわざわざ、皆に配るためにタルトを焼くだなんて…自分を追い込んでいるようにしか思えない…」
「散花ちゃん、ネガティブすぎ! 澪ちゃんは、私たちを労うためにわざわざ自分の時間を割いて、作ってくれたんだよ! こういう心配りが社会の潤滑油であり、経済が回ることに貢献しているんだよ!」
「自分の時間を割くとかありえない…。私は家に帰って、チョコを作る時間を睡眠にあてたい…」
「もう! 散花ちゃん! 帰ったら澪ちゃんへのお礼のチョコを作るんだよ! 私達も澪ちゃんの想いに応えないと…!」
「立花がすれば良いよ…。もう、働くだけで体力の限界だよぉ」
 何のコントか漫才か。澪が口を挟むことができないほどに、双子はテンポよく話続けている。
「あ、あの」
 ようやく口が挟めれば、双子は揃って顔を向ける。
「お返しはいらないので、とりあえず召し上がってください」
「嬉しい。今食べれば、家で食べるって労働がいらない…」
「もう! 散花ちゃんったら! 澪ちゃん、いただきます!」
 近くの自販機から飲み物を取って来て、カウンターの中で小さなお茶会。口を開かなければ、美味しそうにタルトを口にする双子は見分けがつかないほどによく似ている。邪魔する来客はなく、二人は少しの間だけゆったりとした時間を過ごしただろう。
 ちょうど、人が閑散とする時間を狙って来たのは言うまでもない。

チカちゃんリッカちゃんコンビの漫才めいたやりとりは大好きですが、もう互いに喋りっぱなしなので会話が増えるのが難しいところです。
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