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ハコの厚みはここ次第!
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稲野 巧実
『ハコの開き』の管理人。
DQ11小説アンソロジー主催を勢いでしている傍ら、switch購入してバケツを愛でるイカであり、アストルティアに度々出没する駄目社会人。ルアム【XI881-625】で冒険中。エンジョイ プクリポ 愛Deライフ! 貴方の旅に光あれ!
行動してから後悔しろが信条の体育会系思考。珈琲とチョコがあれば生きて行ける!
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 オイラの言葉に、セラフィの姉ちゃんは意を決したようにカレヴァンの兄貴を見た。
 真っ白いキラーパンサーはセラフィの姉ちゃんと同じ緑の輝石で出来たブレスレットをして、二人は特別な繋がりがあるんだろうって思う。二人の視線が交わると、とても優しくて大切にしてるって感じがすっごくするんだ。
「ねぇ、カレヴァンさん」
 がう。そうキラーパンサーの鳴き声が帰ってくる。
「カレヴァンさんは、故郷に帰りたい?」
 聞く必要なんか、きっとない。
 だって、相棒でさえ故郷に帰りたいって言うんだ。皆が冥王に殺されてしまって、誰一人待ってなんかないだろう真っ黒焦げの故郷。そこを一目でもいいから見たいって言うんだ。見たら、きっと胸が潰れちゃうんじゃないかって、オイラは心配でハラハラだ。相棒が故郷に帰る日は、オイラ、絶対に相棒の横に居てやらねーとな!
 おしゃべり好きなわかめ王様が言うには、カレヴァンの兄貴は故郷に奥さんと子供がいるらしい。そんなんだったら、魔物の姿でも一目見たいって思うんだ。無事に生きて幸せかどうか確かめたくて仕方がねーと思うんだ。
 兄貴は短い声で鳴き、頷いた。その返事にセラフィの姉ちゃんがショックに思うことはない。きっと確認みたいなものだったんだろう、『そうだよね』と小さく笑って頷いた。
「私も、カレヴァンさんが無事に帰れるよう、いっぱい協力しなきゃ!」
 にっと、オイラも笑った。まだ何も分かっちゃいないのに、湿っぽいんじゃしょーがねーよ。
 それにしても…。オイラは洞窟の奥を見遣った。砂が水の代わりに奥へ奥へと流され、やがては暗闇に飲み込まれて行く。元人間達は目隠しをされていたけれど、ドラキーになっていた奴とかは目隠しなんか必要ない。そんな彼らが言うにはこの奥に、元のアラハギーロへの道があるって言うんだ。
 ふと、暗闇に薄く光る人影が現れた。まだあどけなさの残る丸い顔立ちに、しっかり者の青紫の瞳。相棒がオイラを見つけて駆け寄って来た。
『兄さん。奥に変な魔物達がいるんだ』
 へんなまもの? オイラが見上げると、相棒は困ったような顔だ。
『『仕事に穴を開けるつもりか。サボるんじゃない』とか、『のんびりやろう』『旅の扉は逃げやしないわよ』って会話をしている、三人組なんだ。問題はその三人組の奥に、旅の扉みたいなものがあるってことなんだ』
「旅の扉? じっちゃん達が目指してる所かな?」
 オイラの声にセラフィの姉ちゃんや、カレヴァンの兄貴の視線が集まる。相棒が『たぶんね』と、頷いた。
『ガノさんに報告しよう。道筋は兄さんの体を借りて、僕が地図を描くよ』


本当にルアムはいい兄貴だなぁと思う次第であります。
エテーネルアムも偵察には万能すぎて、とても使い勝手いいです。

今日から、アストルティアでホワイトデーイベント開始ですよ!推しキャラの団長がいたら、全力をもって投票しに行く!
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