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ハコの厚みはここ次第!
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稲野 巧実
『ハコの開き』の管理人。
DQ11小説アンソロジー主催を勢いでしている傍ら、switch購入してバケツを愛でるイカであり、アストルティアに度々出没する駄目社会人。ルアム【XI881-625】で冒険中。エンジョイ プクリポ 愛Deライフ! 貴方の旅に光あれ!
行動してから後悔しろが信条の体育会系思考。珈琲とチョコがあれば生きて行ける!
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 アラハギーロの平和を脅かす黒い魔物。その魔物は種族でいうならば、バッファロンという魔物だ。筋肉隆々の逞しい体躯が駆け、その鋭い角で突き上げられれば竜だとて一溜まりもない凶暴な魔物だ。
 アラハギーロを黒いバッファロンが襲うようになって、当然住人達が黙っている訳がなかった。勇敢な戦士が戦いを挑み、魔法使いが魔法で迎え撃った。しかしどんな戦士の一撃も黒い体は素通りし、そこにいないかのように如何なる魔法も効きはしない。建物の壁をすり抜け、触れた者は喉が裂けるほどの恐ろしい悲鳴を上げた後に重い病に伏せてしまう。
 だれも死なずに済んだのも、ヒョッヒョマンがバッファロンが怨霊だと言ったからだ。
 ルアム君の仲間の冒険者達は、その言葉を聞いた途端に的確な治療を施した。
 どんな回復魔法も治療魔法も病気は治せなかったけれど、お祓いや呪いを浄化する食材を食べさせると苦しさが柔ぐ。アラハギーロの住人達に広がる病が、怨霊が振りまく呪いに近いものだと分かったからだ。聖水で体を拭き、浄化の力がある薬草を食材に使って食べさせ、死の一歩手前の者には治療を施すことで、病で死ぬ人は増えなくなったんだ。
 ベテランの冒険者達は、もう次の襲撃の時には怨霊を実体化させ討ち取ろうと計画を立てている。その頼もしさに、アラハギーロの民は誰もが感謝してる。
 でも…
「セラフィの姉ちゃん、浮かねー顔だな。あのおっかねーバッファロンがやっつけられたら、みんなハッピーになって大団円だっちゅーのにさー」
 そう、私の横に腰掛けて足をぶらぶらさせるのは、ルアム君だ。レンダーシアでは珍しいプクリポって種族は、見た目も可愛らしい猫のようなウサギのような、熊のぬいぐるみのような姿だ。でも、腰にはなんでも切り裂くような鋭い爪を、背には遠くから射抜く弓矢を背負った一流の冒険者だ。
「黒いバッファロンは元々人間なんだ。ベルムドさんに殺されてしまった、可哀想な人なんだ」
 私はモンスター闘技場の地下に潜んでいる元人間の魔物達を思った。彼らは『兵士長を置いて行く事はできない』そう言って、本当の彼らの故郷へ向かうことを辞めてここに戻って来た。
「悪霊を倒す方法はある。でも、あんなに強い憎しみを抱えている原因も知らないで殺すのって、酷いんじゃないかって思うんだ。だから、あのバッファロンは何者で、どうしてベルムドさんを憎んでいるのか知りたいんだ」
「知って、どうするんです?」
 そう問い返したのは、ルアム君の隣に腰掛けたフードを被った小柄な影だった。プクリポよりは大きいが、ドワーフよりも小柄。彼は元人間だけど、今はリリパットだ。でもルアム君の仲間達が多く出入りするようになったアラハギーロでは、人間じゃないサイズであっても目立たなくなっていた。
 タジウスと名乗った彼は、壁の上やオアシス周囲に待機する討伐隊を見ていた。ルアム君の仲間達は、今回のアラハギーロの黒いバッファロンを討伐するために、大規模な討伐隊を編成した。彼らは己の獲物を確認し、互いの力が円滑に働くよう作戦を立てて黒いバッファロンを待ち構えている。
「知って、刃がブレたら、死ぬのは貴方かも知れないんですよ?」
 今度こそ、仕留める。
 討伐隊達の気迫は、そう、物語っている。
「これから黒いバッファロンを殺そうとしている彼らは、自らが生きるために敢えて知ろうとしない。貴方も、知らずにおいたほうが良いでしょう」

ここら辺でグランドタイタス編のライヴァスさんの説明が生きてきます。
強大な敵に対して、依頼書を出し、皆で事に当たる。ちょっと戦争っぽい雰囲気になってきましたねー。きなくさい。
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