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ハコの厚みはここ次第!
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稲野 巧実
『ハコの開き』の管理人。
DQ11小説アンソロジー主催を勢いでしている傍ら、switch購入してバケツを愛でるイカであり、アストルティアに度々出没する駄目社会人。ルアム【XI881-625】で冒険中。エンジョイ プクリポ 愛Deライフ! 貴方の旅に光あれ!
行動してから後悔しろが信条の体育会系思考。珈琲とチョコがあれば生きて行ける!
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 ヒョッヒョマンは両目から滝のように涙を流し、傍にいたゲゾラのマントの裾で盛大に鼻をかんだ。兜でゲゾラの表情は良く見えないけど、ちょっと仰け反ってて嫌そうな雰囲気醸してる。ヒョッヒョマンはハンカチを取り出して、目元をグイグイと拭った。
「ヒョッヒョ…。親子の情が憎悪を掻き消すとは、このキルギル、感動を禁じ得ぬ…」
「キルギル様。何を仰っているんですか? 実験は明らかに失敗です。撤退しましょう」
 なんだか、とてもマトモなこと言ってる。ゲゾラって兵士の言葉に、この場の誰もが心の中で深く頷いたことだろう。
 そんなゲゾラの言葉に、ヒョッヒョマンは高らかに鼻をひと擤みしてハンカチを捨てた。
「全く、これだから素人はいけません。情程度で固定した憎悪が消失するなんて、実戦では目も当てられぬエラーです。それをこの実験の段階で認識できたということは大きな収穫です。やはり、このゴリウス君は大魔王様に献上するに値する優れた研究であると確信しました…!」
 だ、大魔王様…? 大魔王って勇者と戦う、魔物達の王様って奴?
 私がホイミスライムだった時の記憶を思い返しても、大魔王なんて存在はお伽話みたいなものだ。皆、のんびり暮らしてて、人間をやっつけようとかって言う奴なんか見たことがない。でも、私も若い方。もしかしたら、知らない所で大魔王がいて人間を滅ぼそうって思ってるのかもしれない。
 私が首を傾げる目の前で、ヒョッヒョマンはモノクルを掛け直した。こほんと咳払いして、慇懃に頭を下げる。
「ここには優秀な冒険者、そして素晴らしい研究材料が揃っている。私の傑作の一つと言えるゴリウス君の真価を、一つ君らに見せて差し上げましょう。君達がどう対応するか、ぜひサンプルとして提供できるよう頑張ってくれたまえ…!」
 そう杖を構えると、杖から邪悪な力が迸った。紫色に光る魔法陣がゴリウスさんの足元に浮かび上がり、ゴリウスさんはとっさにタジウスさんを突き飛ばした! 魔法陣から濃い魔障が湧き上がり、瞬く間にゴリウスさんを飲み込んでしまった!
「父さん!」
 駆け寄ろうとするタジウスさんを、私は必死で止めた。すごく、すごく、嫌な感じがするの…!
 魔障の中で紫の双眸が瞬いた。黒いバッファロンはもう、バッファロンという形を留めていなかった。魔障の塊。いや、冥界の風が魔障の塊の中から噴き出している…!
「ヒョッヒョッヒョ! 驚きましたか? ゴリウス君の魂を冥界に繋がる旅の扉に変えたのですよ! これほどの憎悪に塗れた魂なら、この国全土の魂を冥界に引き摺り込むことでしょう!」
 そしてヒョッヒョマンはにやりと私達を見た。
「さぁ、君達がどうするのか、よぉく観察させていただきます」
 ヒョッヒョッヒョ。そう余韻を残して、ヒョッヒョマンとゲゾラが魔障の竜巻の向こうに霞んで見えなくなる。追いかけて止めたい所だけど、それどころじゃない。魔障と冥界の風は、最初は旋風だったのにどんどん強くなる。瞬く間にバギからバギマに膨らんでいる感じだ。
 上空を飛んでいた鳥が、魔障の風に触れた瞬間に事切れた。そう、魔障の黒い風が鳥の魂を絡め取り、肉体から引き剥がしたんだ! この風に触れた瞬間に訪れる死を、誰もが一瞬で理解した。
「撤退だ! 早く逃げろ!」
 誰かがそう言って駆け出した。住民達でも特に戦えない人や子供はアラハギーロの外に出て待機させていたから、誰もが一目散に外を目指し始めた。風は壁をすり抜け、魔障を振りまき、逃げ出す者を嘲笑うかのように強くなる一方だ。逃げる人々に揉みくちゃにされて、ルアム君とも逸れてしまった。
 ゴリウスさんがこんな最悪な結果になってしまうなんて…。これじゃあ、討伐隊の皆に黒いバファロンとして殺された方がましだったかもしれない。魂は最早、冥界からの死の風にズタズタにされているだろう。水面の底に沈むこともできず、塵のように消滅してしまうに違いない。
 胸が張り裂けてしまいそうだった。でも、私は無力で、何もできない。このまま、ゴリウスさんの魂が消滅するのを待つしか、きっとできないんだ。そう思って、本当に何気なく、私は振り返った。
 風の隙間に、小さい人影を見た。風の中心を目指そうと、逃げる人々とは逆に進む影。もしかして、あれは…
「タジウスさん!」

いやぁ、ゲスい。ゲマっぽくて大好きですよ。ヒョッヒョマン。
しかしゲマはもっとゲスくて胸糞悪いから、『っぽい』と同類にするのは失礼です。ヒョッヒョマンはマッドサイエンティストでも、コミカル寄りのキャラなんですよね(裏ナイトにも出てましたし)

そういえば、ゼルダBoW。
ガノンが完膚なきまでに滅ぼしたハイラル城下町を遠巻きに見つつ、どうやって城に潜入するかを模索中。どうにも坑道があって城内に侵入できるとか、船着場に祠があると言う情報を馬宿で聞いている。坑道は今だに見つからないものの、とりあえず城下町の壁を一周して視察でもするべと行ってみる。
そして城に一番近い城壁の隅っこに到達。
川幅も狭く、これは…これは…パラセールで渡れちゃうんじゃね? リーバルさんの助けなく行けちゃうんじゃね?
とか思い始める私。そして、そっと、飛ぶ。
………………
ハイラル城の土踏んじゃった…!
ふおおおおおお。ラスボスの城だよ。ラストダンジョンだよ。だが、ここまできたら侵入経路の確保ってことで、船着場にあるらしい祠を起動するまで帰れない…!ハイラル城専用マップで船着場の目安をつけ、外周をおっかなびっくり進んで船着場に侵入。弓と鉄のハンマーでリザルフォスをぶっ転がし海に沈めていく…のは良いのだが。
祠が船着場にない。
……まぁ、そうですよね。祠が普通にあったら、ガノンさんだってバカじゃないんだから壊しますよね。(その後、入念に調べて祠起動しました)
で、でも、まだ怖いから城攻略はもう少し後で…!
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