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ハコの厚みはここ次第!
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稲野 巧実
『ハコの開き』の管理人。
DQ11小説アンソロジー主催を勢いでしている傍ら、switch購入してバケツを愛でるイカであり、アストルティアに度々出没する駄目社会人。ルアム【XI881-625】で冒険中。エンジョイ プクリポ 愛Deライフ! 貴方の旅に光あれ!
行動してから後悔しろが信条の体育会系思考。珈琲とチョコがあれば生きて行ける!
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 優男の告げた密林の大樹について話せば、ガノ殿とイサーク君はすぐに心当たりがあったようじゃ。なんでも、ベルムドに頼まれてカレヴァンを探しにジャイラ密林を歩きまくった際、天に届かんばかりの巨木があったらしい。当時は巨木のそばに泉はなかったそうじゃが、もう一つのレンダーシアであるここには有るやもしれぬ。
 ワシらはすぐにジャイラ密林へ向かった。アラハギーロを北に進み、ピラミッドを背にデフェル荒野を横断する。ここまでは商隊も多く馬車で移動することができたが、砂漠や荒野では水の無駄遣いとワシはほぼ乾燥わかめで過ごせざる得なかった。
 商隊と別れデフェル荒野から北上すると、ジャイラ密林へ続く。ここは古代遺跡が多く残されているが、かつて栄えた文明の子孫はおらず手付かずの鬱蒼としたジャングルが広がっておる。ガノ殿は興味深そうに遺跡の柱を眺め、過去に思いを馳せているようじゃ。水分少なめの荒野や砂漠で元気を失っていたイサーク君も気力を取り戻し、ワシらはジャイラ密林の奥地を目指して進んだ。
 そうしてたどり着いた巨木は、世界樹と言いたくなるほどの巨大さであった。幹はモンスター闘技場と同じくらいの幅を擁しており、枝が茂り天を覆う様はアラハギーロが誇るピラミッドをも、すっぽりと覆い尽くすほどであろう。
 その根元に歩み寄り、ワシら一同は怪訝な表情となった。
「なんじゃろう…。これは、沼かね?」
 ガノ殿が零した言葉が一番妥当と言えた。大樹の根元に泉はなく、泥濘んだ沼地が広がっている。掬って見ても水っぽさはなく、とても泉とは形容できぬ有様じゃ。落胆するワシらに、イサーク君が一点を指差した。
「いや、泉だったと思う。ほら、あそこ。魚が死んでいるでしょ? あれは淡水魚の魚だ」
 目を凝らしたが、泥ばかりで何も見えぬ。
『誰かが地面ごと泉をひっくり返して、泥沼にでも変えたのかね。どんな酔狂な輩なのやら…』
 ブレラ殿が火の溜息を吐いた。ぼうっと沼の上を火が撫でれば、泥が乾いてヒビ入った。
「……誰が酔狂だ! 元はと言えば、お前らのせいだろうが…!」
 ガサガサと大樹の枝が動き出す。わらわらと現れたのは、緑と青と赤の三人組の魔物たち。誰もがスコップのような形状の両手杖を持ち、それぞれのトレードカラーらしい作業着を来ている。
「何者じゃ…!」
 ワシがそう叫ぶと、三人組は待ってましたと満面の笑み。
「何者かと聞かれれば、答えてやるのが世の情けってやつー?」
「魔界随一のプロの技で、世界の歪みも埋め立てる!」
「安心安全誠実な対応で、依頼人満足度毎年第一位!」
 左から緑、青、赤と並べば、ビシッと決めポーズ! 緑は決めポーズ左前、青は決めポーズ後ろ中央、赤が決めポーズ中央前列と仕草の書で配布された型に則ったものじゃ。これが見事にバランス良く決まりおった!
『我ら、穴埋め三兄妹!』
 どーーーん! 効果らしき照明弾が彼らの後ろで爆発したらしく、何ともかっこいい演出を決めた。横でイサーク君が『カッコイイなー!』と感心仕切りで、拍手を送っておる。青が照れ臭そうに『ご静聴ありがとうございました』と頭を下げた。


緑は決めポーズ左前。青は決めポーズ後ろ中央。赤が決めポーズ中央前列。でご想像ください。
いや、ゲームでも軽いけど、戦隊キャラじゃないですよ。三兄弟。

本日から出雲旅行に行きますが、予約設定で物語は自動的にブログに上がるよう設定していきます。
拍手の有無は確認できないので、ぱちぱち感謝は帰宅後になります。
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