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ハコの厚みはここ次第!
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稲野 巧実
『ハコの開き』の管理人。
DQ11小説アンソロジー主催を勢いでしている傍ら、switch購入してバケツを愛でるイカであり、アストルティアに度々出没する駄目社会人。ルアム【XI881-625】で冒険中。エンジョイ プクリポ 愛Deライフ! 貴方の旅に光あれ!
行動してから後悔しろが信条の体育会系思考。珈琲とチョコがあれば生きて行ける!
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「って、ちっがああぁあう!!」
 緑が激昂し、ワシらに指を突きつける。その通り抜ける声に付随する唾液が、遠く離れたワシらに吹き掛かる勢いで捲し立てた。
「貴様らが俺らが埋める予定の旅の扉を通っちまったんだろうがぁ! 仕事に穴を開けぬがモットーの俺らは、勿論、旅の扉を埋め依頼を全うした! だが、安心安全誠実な対応、依頼人満足度毎年第一位の俺ら穴埋め三兄妹にとって、埋める前の旅の扉を通過した貴様らは汚点でしかない! 汚名を濯ぐ方法はただ一つ! そう、貴様らを葬り去ることだ!」
「泉の土ひっくり返して泥にしちゃえばー、アンタ達超迷惑でいい気味だしー?」
 ビシッと人差し指を突きつけられた我々だったが、何故に憎悪を向けられるのか分からずじまいだ。理解が追いつかず呆然とする我々だが、ガノ殿がポンと手を打った。にんまりと浮かんだ笑みは、悪漢以外形容がつかぬ。
「因縁は買ってでも貰えと友は言った。故に我輩は諸君らをこの沼地に埋めるか、大空にぶっ飛ばすかのどちらかに処す。覚悟はよいな?」
「ガノさん、この意味の分からない喧嘩買っちゃうの?」
 おろおろと暴力を好まないイサーク君がガノ殿を覗き込む。ガノ殿は不敵な笑みを浮かべて、悠然とハンマーを抜いた。
 本気で戦う気なのかね? ここは、我々の姿が元に戻るための泉があるかもしれぬ場所のはずじゃろうに…!
「ふははははは! 流石は我々を退けし強者。逃げも隠れもしないとは、敵ながらに天晴れな心意気よ! 貴様らの墓は、我々手ずから選んだ立派な石を据え置いてやろう! 行くぞ! 妹よ!」
「さっさと、埋まっちゃえー!」
 青と赤の二人が飛び上がり、そのスコップの形に見えなくもない両手杖を振り上げ、沼に向かって振り下ろした!
「我らが開けた大穴が貴様らの墓穴だ! くらえ! グレイブホール!」
 二人の杖の先が沼に触れた瞬間、大きく沼が抉れた。その穴の規模はトロルも余裕で落ち入る程に、巨大で深い。ワシらの足元まで抉られた大地に引きずられ、皆が泥まみれになりながらすっ転ぶ…!
 青と赤に一歩遅れて緑が続く!
「そして墓穴に落ちた貴様らを、俺が埋める! 行くぜ! 穴埋め!」
 万事休すか…! 息を飲み受け身の姿勢をとったワシだったが、次の瞬間信じられぬことが起こった!
 とぷんと音を立てて、抉れた穴は瞬く間に元に戻ってしまったのじゃ。泥濘んだ沼地に、ずぼずぼと三人揃って沼地に頭から突っ込んでしまう! 青、緑、赤の三色の苗が泥沼に植わったかのように、上半身だけが沼地から生えておる…! 根元からブクブクと泡が湧いたが、暫くして魔障の霧となって三色の苗は消えてしまった。
『何がしたかったんだろうねぇ?』
「うーん。自分達が泥にしたってこと、忘れちゃってたのかもねー」
 胸まで泥に浸かったワシは暫く呆然としておったが、いつの間にか人間に戻っておるのじゃった…。


なんだっけ!八つ墓村ってやつだっけ!(検索したら犬神家の一族だった)
最後まで締まらない、ギャグベースなお話でした!
うん。穴埋め三兄妹には悪いことをしましたが、まぁ、ある意味活躍した感じでよかったんでない?とか思います。書いてて、めっちゃ楽しかったです。ありがとう、三兄妹。
後半はアラハギーロ王、凱旋なお話です!
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