ハコの厚みはここ次第!
■ Profile ■
稲野 巧実
『ハコの開き』の管理人。
様々なゲームに浮気しつつ、アストルティアに度々出没する駄目社会人。ルアム【XI881-625】で冒険中。エンジョイ プクリポ 愛Deライフ! 貴方の旅に光あれ!
行動してから後悔しろが信条の体育会系思考。珈琲とチョコと芋けんぴがあれば生きて行ける!
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いつのまにか後半戦に突入か!
お次は『尊き永遠をその身に』でyuzu 様です!
なんと!yuzu様のお名前は、全角英数+文字ごとに対して文字間隔を調整しているのです!お名前は美しく!稲野のこだわりです!横文字で書かれるべき英文字は横では等間隔で美しく整って見えますが、縦書きにそのまま流し込むと縦に弱いのが露見します。日本語書体は正方形で縦書き横書きに対応できますけどね。
さて、DQのドロドロ具合が酷いところはFFの並みじゃないと思っております。
個人的に5のカボチ、7のメモリアリーフ、8のククールマルチェロがらみがポンポンと上がるところ。
特にククールマルチェロ絡みは、二人が目麗しい関係で二次創作界隈ではかなりホットな題材になったと思います。人間関係が濃いめに描かれる8では、この異母兄弟の関係は他とは違ってかなり目を引いたことでしょう。ハッピーエンドになり得ない相容れない終わり方をしたPS2の続きが、DSで描かれたくらいですからね。
二次創作ではククールマルチェロの確執からその心の闇を描かれる方が多く、今回のアンソロでもお寄せ頂いたきました。
基本的に稲野が書けないジャンルの執筆は、非常に尊敬します。キャラクターを精神的に追い詰める系は私が執筆できない分類で、心がきついのが無自覚なゼシカちゃんや、心がきついあまり壊れ気味なククール君を見るのは辛かったですね。そうした上で救済できる流れを作れる人は本当にすごいです。
内容がかなりヤヴァイ事にはなってますが、発言のみで実行してはいないのでR18Gレベルではないと判断しております。最終的に壮大な締まり方をしたので、ククール君の気持ちは解脱の悟りに至ったと思いました。
アンソロジーの幅が広がるお話でした。
あと、DQではかなり大きいカップリングジャンルのククゼシですよ。
ククールがどんなに陰鬱な設定でも、救い上げるゼシカちゃんの包容力(not胸)の力は偉大です。
重ね重ね、素敵なお話ありがとうございました!
ついに10まで来ましたよ!
トト 様の『とある不運な夜のこと』、語りまっす!
8が3作品きましたが、見事にバラけてくださいました。
8は仲間との絆みたいなものが多作品よりも濃い目に書かれている印象です。会話システムや入れ替わりがPS2版ではないので、余計にそう思うのでしょうね。
カップリング系かと思ったら、なんとオールキャラいただきましたよ!
野営のお供はやっぱり飯テロにございます。この方はシチューですよー。夜気は冷えますからねー。冬だけでなく初夏ぐらいまでシチュー大歓迎ですー(お前の腹具合は聞いていない)
そして野営といえば招かれざる客にございます。ここまで色んな方の戦闘描写があふれていましたが、この話が今までと少し違うのは戦えない者を守らなくてはならない、という所でございましょう。今までのは怪我人や戦闘不能者が出たとしても、全員が戦える人です。
しかし、このお話は旅の同行者に、ミーティアちゃんがいますからね。トロデ王は木の枝で兵士ぶっ飛ばす人なのでカウント外です。パトリシアちゃんは元々馬なので度胸が据わってると思います。ファルシオン、やつは…そう…もう少し進んだら…白き導き手に…(以下10ネタバレなので略
とにかく、戦えない護衛対象がいるんですよ!
その護衛の対象をいかにして守るか、そんなことを前面に出して執筆している。ここが他のシリーズと8の違い!8主が兵士であり、仕える主人がいるという大きな設定が生かされる瞬間です。
そしてラスト。
もう本当にしょんぼりです。もうね、アンソロで一番しょんぼりしました。あーーー、もーーーー、本当にせっかくの飯テロがぁ…。しょんぼりー。
心がいろんな意味で動かされる、素晴らしい一作でした。
重ね重ね素敵なお話、ありがとうございました!
そういえば、文章最後に『おわり』的な一文をつける方が多くて、個人的に驚きました。
つけない人、つけても個性的なので興味があったら追って見てください。
続きましては風華 凪 様の『興国のタクティクス』『そして小説へ』です!
さて、今回寄稿された小説の中で、最大の文章密度を誇る風華様の作品にございます。
ぱらぱらーっとめくっても、その圧倒的密度が目につくレベルです。私も貧乏性からみっちり文章をねじ込むタイプなのですが、この密度にはちょっと届かないなぁと思うばかりです。
1と3の連作を寄稿してくださっています。
稲野は1好きなので『特筆すべきは…』とか言っちゃうんですが、とにかく『興国のタクティクス』の1主は変化球です。DQ小説同盟のDQ1小説には全て目を通しているは言い過ぎですが、8割くらいは読んでいる稲野でもお目にかかったことのない1主です。ビジネスマンが勇者になったという感じ。
そのあまりの変わった感じに惚れてしまい、修正編集の修羅場中に軽率なコラボまで展開する始末です。稲野は素敵な1主を拝見すると軽率にコラボしたがるので、ご注意ください。
目の付け所が素晴らしく、こんな竜王の誘いの捉え方があるのかと驚きました。ナルホドであります。
この1の前日談になるのだろう話が3の『そして小説へ』です。
おそらくも何も、DQ小説同盟のサブタイトルが決定してから執筆してくださったんでしょう。ありがたい限りです。別のタイトルだったらどんな内容だったのか、ちょっと興味がありましたのはここだけの話です。
この話で1主の根っこがビジネスマンな理由がわかります。
この二つの話を繋げているのが、吟遊詩人ガライさん。
ガライさんは3にも1にも出ている、ゲームでも全く矛盾しないキャラなのですがそれをうまく活用した設定であります。二つの話に同じキャラが出ているからこそ、短いながらに繋がりを見いだせるお話になっている。ためになります!
とにかく竜王の誘いの捉え方は、こんなアンソロに載っけちゃって大丈夫なのかってくらいすごいと思ってます。身にあまる光栄です。素敵なお話をありがとうございました!
ヤミー様の『勇者ソロとゆかいな仲間たち』、ようやく折り返しですよ!いきますよ!
正直、DQ4でオールキャラを書いてくださるとは思いませんでした。
何せDQ界でも屈指の巨大カップリング、クリフトアリーナの存在がありますからね。DQ4はカップリングものだろうとか思っていたんですよ。
それが!驚きの!オールキャラ!
2の感想祭りでも触れましたが、私は大人数を一つの話に登場させるのってかなり苦手でしてね。10頁に8人、いや、9人わいわいさせるとか、とんでもない!とかパソコン前で仰け反り通り越してイナバウワーしてましたよ。
個人的にこのDQ4は私のDQ4感をいろんな意味で塗り替えてくださいました。
まず、故郷を壊された勇者が、不幸のどん底にいるのはよくある二次創作のお話です。そんな勇者くんが、仲間の暴走に切れて「パーーーーーだ!パーーー!!」とか言い始めるんですよ。クールとかイケメンの代名詞の4主が…!と、目玉飛び出るかと思いましたよ。
その経緯に流れる中で、トルネコさんがしっかりしていないのも個人的に珍しく感じました。お財布の紐を握っている人が、彼の場合が多いのでしっかりした金庫番のイメージがあったりします。ヤンガスでもダンジョン内でお金預かってくれるので、やっぱり私の中では彼は金庫番なのです。
浪費の説明の中で導かれし者たちの厚みがバッチリ出ているのも、ヤミー様の筆が成せる技。普通に読むだけでDQ4未プレイの人でもDQ4のキャラが分かる、さりげなく高レベル文章が披露されております。
ちなみに言葉を伸ばす『ー』は繋げていません(笑)
webではそんなに気にならない『!!』『!?』などですが、二文字までは半角にして縦中横にて納めています。
執筆者の皆様にご留意いただき、ほとんどの縦中横で納めていただきました。
縦中横を使わないと
マ
ジ
!
?
みたいなダサい感じになりますのでね。
大事です。
どんどん行きたい!愛 琳 様の『空のきせき』です!
まだ頁折り返しまで来てないとか、誰だよこんなボリュームの本作ったやつは!
個人的印象ではこの方の3人組も大人びた感じの2です。
やーーーーーっぱりですねーーーーー、2は武器のロマンでいっぱいですヨーーー!ドラゴンキラーの造形なんか絶対2派で、8からなったあの剣形態なんか天空のパチモンじゃないんですか許しませんよーとか言っちゃうくらい2の造形が好きです。そしてはやぶさの剣。攻撃力は低いものの連続攻撃ができる代物は、今の時代のDQではゴリラみたいな上腕二頭筋を持つ戦士たちの愛用爪楊枝です。攻撃力が低いなら腕力で補えばイイじゃないかと、当時のサマルトリアが聞いたらひっくり返ることでしょう。水の羽衣の伝説もここから始まってますね。10ではいくら頑張っても透けません。11に期待しましょう(何を)
すみません。こういうの語り出したら長いです。5のトロッコ並みに吹っ飛んで行きます。
とにかく、何が言いたいかというと、DQ2の名物武器揃い踏みってところですね。はかぶさはバグなのでカウント外です。
この爽やかな3人組のやりとりに隠れた、2の名物武具コンプを寄稿段階で気がつけなかった主催は無能ですorz
いや、もちろんちょっとロレムン風味っぽいのですが、そこまで踏み込んだ感じではないのでありがたかったです。
ロレムンサマムンとCP要素で対立はしていないので5の嫁論争程ではないですが、ちょっと心配だったりしました。個人的な話ではありますが、公式小説の痛烈なロレムン恋愛ストーリーが大変辛くて今でもトラウマです。
皆様の二次創作は優しいです。読んでても誰も除け者にならないので、安心して読めます。
さて、ここら辺で場面転調に関しての雑感をごにょごにょ呟かせていただきましょう。
場面転換の記号などは、寄稿していただいた内容をそのまま用いています。数字の方もいれば、記号の方もいらっしゃいます。
場面転換の間隔は2行と3行がありますが、これもほとんど寄稿内容に依存します。詳しくはアンソロ企画のアナウンスをご参照ください。皆様たくさん買いてくださっているので、圧倒的頁不足に陥りがちです。間隔は2行派が多かったですね。
愛琳様や私の場合は3行なのでばーーーん!と躊躇いもなく改行挿入です。安心の三行。なんの迷いもございません。
しかし2行になると話は違います。2行の場合は別レイヤーで記号を打ち込んで、改行して空欄になった2行の間にそーーーーっと挿入してます。真ん中になるようそーーーーっと置いてますけど、よく見ると左右どちらかに寄ったりしてるかもしれません。味わいとして受け取ってください(おい)
愛 琳 様、素敵なお話ありがとうございました!