ハコの厚みはここ次第!
■ Profile ■
稲野 巧実
『ハコの開き』の管理人。
様々なゲームに浮気しつつ、アストルティアに度々出没する駄目社会人。ルアム【XI881-625】で冒険中。エンジョイ プクリポ 愛Deライフ! 貴方の旅に光あれ!
行動してから後悔しろが信条の体育会系思考。珈琲とチョコと芋けんぴがあれば生きて行ける!
様々なゲームに浮気しつつ、アストルティアに度々出没する駄目社会人。ルアム【XI881-625】で冒険中。エンジョイ プクリポ 愛Deライフ! 貴方の旅に光あれ!
行動してから後悔しろが信条の体育会系思考。珈琲とチョコと芋けんぴがあれば生きて行ける!
□ search □
ダズ兄が小さく祈りの仕草をしてから歩き出し、オイラを挟んで殿をエリガン先生が務める。石畳が敷かれた歩きやすい階段だけれど、オーガサイズだからか一段一段がオイラの腰くらいの高さがあるんだ。降りるだけならいいけど、帰りはダズ兄の背中にしがみつこうかなって考えちゃうな。プクリポなら二人並んでラインダンスできるけど、オーガじゃ両手を広げるのは無理って幅の階段に冷たい空気が押し込まれて流されていく。
壁には手彫りの彫刻が彫られ、朽ちた燭台が等間隔に松明の光に掘り起こされる。オイラ達の足音とは違う、遠く近く、低く高く、終わらない音がずっと耳を撫でるんだ。
最後の一段を降り切って広がった光景に、無意識に毛が膨らんだ。
広い。広い空間があった。
まるでぐしゃぐしゃにした紙を内側から覗き込んでるみてーに、壁が犇めき合ってる。垂直な崖があると思えば、蛇腹折りに壁が連なってたり、頭上から鍾乳石みたいに岩が垂れ下がってたり、遠くに目を凝らせば空洞が枝分かれしてるのが見える。そんな空間に舗装した道が、サーカスの綱渡りの綱のように奇跡的な線を描いている。
「なんて巨大で入り組んだ洞窟なんだ…」
ダズ兄が闇を見つめたまま呻いた。流れる風の音を、どこかで転がり落ちた石が反響させる波を、物陰に潜む生き物達の蠢く気配、その全てを拾い集めてダズ兄は口を引き結んだ。
足を止めたダズ兄に代わり、先生が舗装された道の先頭を歩き出す。
「ガズバラン様が剣を突き立てた際に、出来たとされる亀裂の内部です。亀裂はオルセコ高地の端から端に達し、底は魔界に至ると言われています」
等間隔で石灯籠が並ぶ道を進む。舗装された道から視線を外すと、すぐ傍に光が届かない真っ暗な闇があるんだ。この道から一歩足を踏み外しただけで、奈落の底に落っこちちゃうかもなんて冗談でも言えねーや。ダズ兄は落ちたら見つけてくれるだろうけど、この複雑に入り組んだ空洞を見ていると落ちて生きてられる自信は無くなっちゃうな。
「魔物達が息を殺しているな」
オイラの後ろでダズ兄が囁いた。
洞窟は魔物達のお家で、ドラキー一匹見つけられないのはちょっと変だ。妙に魔物が大人しい場所は、凄く強い魔物の縄張りだったりするから気をつけないといけないんだよな。魔物の気配がない空間を見回す視線の先で、松明に染まった赤金の髪が灯台のようにそこにある。
「この大亀裂は大地の竜バウギアの棲家に繋がっています。大陸の守り神とも、大陸を一瞬で海に沈める怒れる竜とも言われる古の竜です。伝承の継承者だけが、竜に目通る道を知っているそうです」
先生の説明に『なるほど』と呟いて、ダズ兄は黙り込んでしまった。プクリポって喋ってないと死んじゃうって訳じゃないけど、静かにしてろって言われると騒ぎたくなっちゃうんだよね。でもバウなんとかって竜が家で寝てて、オイラが騒いで起こされたら怒るよね? オイラも昼寝の邪魔とかされたら怒っちゃうもん。ならさ、こしょこしょお話すればよくね?
ねー。せんせい。オイラはこっそりと先生に話しかけた。
「どうしてオーガ族は、ゾンガロンをやっつけなかったんだ?」
はいはいはいはいはいーーーーー!!!!
ゼルダの伝説ティアーズ オブ ザ キングダムやりすぎ稲野が、オルセコ高地のしたに地底空間作っちゃったった!!!いやぁ、でもねぇ、書いたら書いたでこれ良いなになっちゃうんだな。オルセコの剣の岩も、実はガズバラン様が使った武器かもしれないしぃ。広大な地下空間にロマンが眠っちゃうし、悪い奴らもバウギアの寝返りで返り討ちにあってそうで楽しそう。
こんな捏造ひとり遊びが楽しいから、カムバックキャンペーンも今はいっかなってなっちゃう!
