ハコの厚みはここ次第!
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稲野 巧実
『ハコの開き』の管理人。
様々なゲームに浮気しつつ、アストルティアに度々出没する駄目社会人。ルアム【XI881-625】で冒険中。エンジョイ プクリポ 愛Deライフ! 貴方の旅に光あれ!
行動してから後悔しろが信条の体育会系思考。珈琲とチョコと芋けんぴがあれば生きて行ける!
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ちなみに、アストルティアの星最新話前半をがつっと加筆してます。
いやさ、先日数年前に受注したレトリウスのいさおしクリアしたんでね…。今後のレトリウスさん登場のために布石として撒いとこって思いましてね。


でもって本題!
うおおおお!稲野は、ついにコラムに手を出したぞ!!!!いえぇあああああ!!!!
稲野的にもコラムというか挿絵というか、なんかイメージみたいなのを小説に差し込むのって夢でしてな!特に、世界地図なんぞロマンの塊なんですよ!!!!!!
でも、悲しいことに世界地図書こうと思ったら上手く描けない!!!!必然の死!!!!!
しかし、世界地図差し込もうとかちょっと思ったら、突撃しようと思ったんです。無謀?わかってるよ!!
まずは我らが故郷地球の世界地図を要観察する。
グーグル先生に『世界地図 簡略化 イラスト』で質問だよ!
いろんなタイプがあるのだが、総じて言えるのは一言。

!!!!!バランスだ!!!!!
スカンジナビア半島がデカくても、なんか大陸の形がちょっと変でも、バランスがととのってりゃあ地図の体裁が保てる!!!!稲野も絵は何はとりあえずバランスって人だからわかる!

だが、フリーハンドイコール死なのは、今までの挑戦で骨身に染みてるので、今回は図形攻めです。四角大陸の形をとり、角を丸くする事でハコの開きっぽいかんじで、統一感とバランスを整える。
そして地図ロマンのお供のコンパスも検索して図形攻めして、そして格子を差し込み…
英語版の地名を検索して白縁取りして(白縁取りしないと、線やトーンに文字が喰われて見にくくなるんですよね。パッケージデザインの会社勤めてた時に学んだ)
海にデジタルトーンを流し込む!!!!



うわあああああああ!!!!!!ちずだあああああああああ!!!!!
すげぇ。地図だ。
稲野が長年夢見たファンタジーロマン…………
一生に一度はやっておきたいと思ったやつですよこれ
自分の本でこれができるのめっちゃ感慨深いぃ………(砂になっていく)

コラムページはあと10もあるし、表紙も手付かずなのだが、あんまりにも地図ができた感動がデカすぎて日記になってしまった。感動が深い。

拍手に感謝!お礼小咄読んでくださりありがとうございます!
先日のコメントのお返事もありがとうございます。春だしお返事大丈夫ですよって遠回しに言ったんですが、お返事いただけて嬉しいです。でれでれ。

今年に入って何故かDQ9加筆の筆が進み、DQ10ver7アップデート当日に書き上がりました加筆修正版。今年には9小説完全版を紙媒体で出したいし、来年1月のイベントにも出たいです!
と言うわけで、イベントに向けて進捗など語ったりする。1と明記するだけあって、続く。多分続く。
稲野の小説は基本的に執筆開始時に着地点がある程度決まっており、DQ9も現在連載中のアストルティアの星も例外ではありません。今回の9小説はその執筆方法で最も恐ろしい事が起きたと言えましょう。執筆開始後に追加配信された公式要素です。かなり世界観の根底に触れた追加要素に、執筆開始時に立てた計画は土台から揺さぶられ、サイトでの執筆は完全に止まり、どうにか強引に完結させたのが9小説です。
今回の完全版は追加配信の要素もきちんと織り込んだものです。
それでも、サイト版の要素は一つも欠ける事はなく、サイトで描いた要素を非常に丁寧に盛り込んだ形になります。まぁ、稲野らしいっちゃらしい熱くなれよぉおお!展開はありますが、概ねラスボスも着地点も要素もサイト版と同じです。

さて、DQ10ver7アップデートの果ての大地がDQ9の未来の話らしいんですが(怖すぎてメインシナリオ走破後はサブクエとかマジで触ってない。まぁ、稲野は基本的にアストルティアの空気吸いに行ってるからサブクエとか普通に古漬けみたいになってますけど)、その影響をほとんど受けずに加筆修正を完走できたことは誠に喜ばしい。実際にメインシナリオ触った後も、変える必要ないな!ってなってなおうれし!
しかし、なんか又聞きだか小耳だかに挟んだDQ10が9の続編って話を信じて、ver1の段階でアインツケネス組が投入されてるんですが、あの話マジだったんだなぁって思ってます。
とにかく、9のシナリオは10に関係なく完成されている訳で完全版は何も怖くないでしょう。むしろ、10に組み込んだ9の設定、特にあの二人組が大丈夫だったかが、これから公式による赤ペン添削が入る訳で戦々恐々な訳ですよ。はぁー、おそろしー。

話は逸れましたが、三月末くらいに加筆修正を完走し、原稿制作に入りました。
今回の本はいつもと違う印刷所さんに依頼予定なので、テンプレートから違います。そして、久々に自分の本ですので、色々と挑戦をする予定です。
まずはアンソロぶっつけ本番だと参加者の会心の一撃飛んでくるんで、自分の本でしかできない段組の調整。文章の一文字列を一文字増やしました。つまり縦の伸びた訳です。これで1頁50文字増えるんですよ嬉しいですねー。奇数頁上のタイトルとかも微妙に下に寄せ、ノンブルこと頁番号も1ミリくらい上にしました。
ぶら下がりの対応もよりやりやすく!なりました!(編集する自分だけが嬉しい)

今回のお話は全て偶数頁始まりです。
その為、偶数頁で終わった場合は奇数頁にコラム的なイラストとか小ネタを入れる予定です。全部で11個あって白目剥いちゃう(その中で決まってるの5つくらい)。いや、1完全版とかで挿絵やりたかったんですけど、技量が足りなくてですねぇ。ようやく今回、行けそうな気がしてやるんですよ…(吐血)
今回の印刷所さんがベタ塗り濃度をトーンに直してはくれないところなので、デジタルトーンを検索したよ!イラスト技術ってすげーーー!!って感動しちゃった!
まぁ、大変は大変なんですけど、今から見直して頁変動が起きる調整がでた時に、修正しやすくなるのは嬉しいです。うちの本はのどという見開きを大きめにとって読みやすくしているので、奇数偶数が入れ替わると調整が大変なんです。それがほぼ固定になれば頁番号をスライドさせるだけなので楽チンなのです。たぶん、らくちん…(実感はしたくない)

そんなDQ9完全版計画を立てたところで、加筆修正版の文字を原稿に流し込むんです!
ただ流し込むだけじゃない!
稲野のケチ性が大爆発して、文字を詰めたり大忙し。次の頁に移行する際の読みやすい文章の切れ方だったり、縦文字にして見つかる修正がバンバン入ります。でもねぇ、直すといい文章になるんですよ。サイトの文章とか本当に読み物になってるのか不安なレベルで良くなる。流し込みは、一日2話が限界でした。

そして本日ついに、全ての話が原稿に流し込まれました!!!!!!


本文以外に目次とか奥付とか入れて、表紙を抜いて246頁!!!!!
表紙入れたら250!!!キリがいいとか思ってんじゃねぇよ!!!!!


あぁーーーーーー!!!!200頁超え!!!!!!!死!!!!!!!
これから確認とかしていくのですが、よほどヤバいミスがない限りは確定です。
しかし、今後アストルティアの星を紙媒体にすると、200なんか軽く超えて下手するとver2で上下巻発生する未来が見えて本当に恐ろしいです。9小説完全版マジでいい出来だからさぁ、腹括って本にしようねぇ(血涙)
ちなみに、こんなところで管巻いてるのは、あとがきの内容を導き出す為なんです。
本当にさぁ、稲野は後書き苦手でさぁ。
考えてみてもくださいよ、紙媒体なんて死んでも残っちゃう媒体に日々上げてるブログ連載の末尾に載っけてるうわーーーーっとかうおおおお!とか載せられないっしょ。こう、真面目にそつなく文章まとめたいじゃん? そんな後書きの量多くないけど、何も考えずに9小説めっちゃ難産でしたとか書いちゃいそうだしぃ。
アンソロ主催もする稲野。イメージ崩して参加者さん集まらなかったらヤじゃん!!!!(お前ぇ)

さぁさぁ、頑張って素敵な完全版を作るべく頑張るんだぜ!!
(友人が貸してくれた返却期日の迫る詰み本を眺めながら…)
今のご時世、喫煙者の肩身は狭い。
 副流煙は肺癌のリスクがあるからと、喫煙スペースはアクリルの壁で囲われている。文句も言えまいと、煙草税はかけ放題だ。正直、人権もないのでは?と思う。
「電子タバコの喫煙者が増えているけれど、やっぱり昔に比べれば吸う人は減ったね」
 隣で紙巻きに火を付けた佐々木さんは、軽く吸って赤い熱を煙草に染み込ませる。佐々木さんは一本を随分と長く保たせる。煙草がよっぽど好きなんだろう。口の中で煙を転がして、肺の奥まで吸い込んで、喉から鼻へ抜ける香りを感じる。それをじっくりと味わうようで、煙草を吸っていると遠くでぼやける街灯を細めた目がぼんやりと眺めている。
「喫煙所に来る人が減って、寂しいね」
 眉尻しょんぼり下げて言う横顔に、赤マルボックスを手に弄びながらあたしは言う。
「あたしはいつもおひとり様なので、寂しいって思った事もないのですが」
「そうかぁ。このお店は喫煙者が田山さんだけなんだね」
 そう年上の草臥れた男性は、ありがとうと頭を下げた。あたしは指に挟んだ煙草を吸いながら、白髪混じりの旋毛が上がるのを待ってから訊ねる。
「お礼言われる事、何かしたっけ?」
 佐々木さんは『してるよ』と笑って、節くれだった手で灰皿を指差した。
「だって、田山さんが吸い殻を片付けてくれるんでしょ?」
 思わず目を見開いた。
 煙草を吸う者が灰皿の吸い殻を片付けるのは常識だ。煙草を吸わない人は、喫煙者よりも煙草の匂いをキツく感じると言う。あまり仕事中に煙草が吸いたくなる質ではないが、煙草休憩をさせてもらっている手前、喫煙所の清掃は自分の仕事と思っていた。
 にっと口元が上がる。当たり前だと思った事に感謝されて、柄にもなく心が浮き立った。
「じゃあ、今度は佐々木さんに片付けてもらおうかな」
 えぇ! 露骨に驚いた中年に、声を出して笑う。
 二本の煙草から出る煙が、あたし達の頭の上で絡み合っていった。

まだ6話目くらいし読んだだけで本の購入はまだ悩んでるんですが、結構好感触です。
なんか書きたくなって一本上げてみたが、どんなもんでしょうなぁ。
いや、稲野は煙草吸わないんですが、生まれた時から親が吸ってたんで煙草に関しては結構理解ある方。煙草休憩行って来て良いですよって送り出すし、愛煙家キャラ書くだけあって喫煙を肯定的に捉えています。吸い殻掃除も業務に組み込まれてれば、普通にします。電子タバコはわかんないけど、紙巻きの知識はちょっとだけある。

拍手に感謝!ぱちぱちっとありがとうございます!
現在、DQ9紙媒体は現在フィオーネの乱編(笑)で170頁を超え、200頁確定なのでは?と恐れ慄いています。こわい。200頁とか怖すぎる。

めっちゃ長いタイトルの通り、前中後で魔法生物事件を描きます!
最初は軽めに説明です!
っていうか、前回地上の移動手段馬だけってやつ。今回の魔法生物事件と関係してるのでは? キラーパンサーとかダッシュランみたいな魔法生物絶対作って移動手段にしてるよ。
指針監督官の陰湿さと、紅竜の話の最初を書いただけです。
本当に陰湿でコンギスさんやゼフさんがめちゃくちゃ苦労してるってところを書いた。不憫。これじゃあ、コンギスさん宿屋暮らしになるわって思った(宿屋暮らしにさせたのは公式なんだからね!私はちょっと理由を添えただけ(ちょっととは)
なんというか、エテーネ王国編だけですごく長くて、この時点で今年に終われるか?とか思ってるくらい長いです。魔法生物事件を終えても折り返しにならないよ?まじで?ってなります。
もちろん、9小説紙媒体も頑張らねばならないので、執筆ばかりじゃだめよ?ってなってます。

それはそうと、10の新世界着いた瞬間『シュタイン湖!!!』とか思ったんだけど、全然湖じゃなかったってしょんぼりしてたんです。でも9の地図見返したら強ち間違いじゃないなって思いました。むしろ、シュタイン湖って王国の真裏だと思っていたので、随分頭の中で南にずれてて笑ってます。今後の大型アプデで他の地域出てほしいな。
ver10を書くまで死ねない。ガンガン書かないと寿命がきてしまう。

DQ9小説は現在エルシオン編まで到達して100ページになり白目を剥いています。
これは、200頁超える?とか震えが止まりませんな。

「指針監督官は手段を選ばなくなっています。気をつけてください」
 ゼフ殿の親友であり私の恩師である、錬金術師アルテオには二人のお嬢さんがいた。一人は魔法生物錬金学の権威であったお父上の才能を受け継いだ、リンカ嬢。キィンベルの歌姫と称される妹のシャンテ嬢の美声は、誰の才能を受け継いだのか聡明な父上もついぞ明かせなかった。
 お父上が身罷られ、二人の身元はゼフ殿が引き受けた。
 今もゼフ殿の店を手伝う形で、リンカ嬢は魔法生物錬金学を研究している。王国の命令という形で、『家族』を失うなど我慢できるはずがないだろう。父と娘が誇りを持つ研究を露骨に否定する様は、師を侮辱されたも同然の私も怒りを覚えている。
 指針監督官の挑発に乗って手でも上げようものなら、公務執行妨害で逮捕され連行され、魔法生物を没収する口述を作ってしまう。
 それが分からないリンカ嬢ではない。しかし、先日のリンジャハルの崩壊で一時生死不明だった妹の死を肌で感じてしまった彼女は、『家族』の死に敏感になっている可能性がある。
 私が心配するまでもなく、ゼフ殿は何度も言い含めているだろう。
 リンカ嬢も指針監督官の挑発には乗るまいと、己を律しているだろう。
 それでもどんな姑息な手を使ってくるか分からないのが、指針監督官なのだ。
 ゼフ殿は空になったカップを置き、深々と頭を下げた。
「ありがとうございます。私達の身を案じてくれる人がいるというだけで、心強いものはありません」
 私は頭振り、席を立ったゼフ殿を大通りまで送る。
 明るい日差しが降り注ぐレトリウス通りには、今日も多くのエテーネの民が往来していた。同じ大きさと形に揃えられた石畳が美しく並び、花壇からは溢れんばかりに季節の花が咲き誇る。陽の光に暖められて綻んだ花々から甘い香りが漂い、今日は上着が要らない気温になると肌で感じる。中央広場には巨大な砂時計のオブジェが置かれ、中の砂が夜空に瞬く星のようだ。頭上に浮かぶ王宮の影が、軍部区画に掛かっている。
 目を眇めて見ていた私に、ゼフ殿が言った。
「良いんですか?」
 良いんです。私は黙って頷いた。
 今、私が座っていた席には指針監督官が駆け寄って、ゼフ殿が買ってきた差し入れをぶちまけて具に調べているのだろう。ゼフ殿の事だ。文房具屋の主人に『この棚の黒インクの中から一つ選んで欲しい』と、なるべく自身が関わらず無作為になるように買い物をしているに違いない。どんなに調べたとて、何も出ないに決まっている。
 それで、片付けないんだ。まるで軍隊蟻じゃないか。
 私は深々と息を吐いてから、吸った息で本音を囁いた。
「『家族』が元気なら、それ以上何も要りません」
 そうですね。心の底から同意した想いが、大通りの雑踏に踏み砕かれていく。


前編終了!魔法生物事件をさらりと説明したよ!
リンジャハルの話も説明しようと思ったけど、諄くなると私が面倒なのであっさりとね!

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