ハコの厚みはここ次第!
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稲野 巧実
『ハコの開き』の管理人。
様々なゲームに浮気しつつ、アストルティアに度々出没する駄目社会人。ルアム【XI881-625】で冒険中。エンジョイ プクリポ 愛Deライフ! 貴方の旅に光あれ!
行動してから後悔しろが信条の体育会系思考。珈琲とチョコと芋けんぴがあれば生きて行ける!
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もう残り頁も後わずか!32様の『薔薇の迷路の中で』行きます!

この方もお名前特殊な数字のみ!半角じゃあ小並感なので、全角英数の特殊仕様!
さて、この方も頁ぱらぱら眺めるだけで違いに気がつく、個性的な紙面を構築しておられる!なんと!webでよくある一文後に一行開ける的スタイルを、縦書きでも貫いておられる!webでは縦が無制限ですので、読みやすさかレイアウト的意味合いなのか改行が< br >じゃなくて< p >な感じのスタイルが割と多いです。
個人的にはみっちりーと詰まっているのが好きなんですが、web公開の方で< p >改行の小説形態は一定の支持を得ておられると思うのです。いや、全然良いんですよ。そこは好みの問題ですから、自分が良いと思うデザインが最強です。
この一行開けを乱発するスタイル、何がすごいって、マハラジャレイアウトです。制限を気にしない贅沢な文章組み。私もこの手の文章を組んだことがなかったので、どんな仕上がりになるのか心配だったのですが全然問題なかったです。
(というか、テキレボさんで何人かの小説本を読んだ時、割と自分のところのレイアウトは読みやすさ重視のマハラジャレイアウトだった。もっと詰まってたり、もう少し字が小さいものもありました。以外にいけるものです)

内容も今までとは全然感じが違います。
ひたすらに女子会です。今までの冒険、ロマン、戦闘という男臭さが一切排除された女子の世界!
すごく…ファビュラスです(寄稿受け取った時期的にkanou姉妹inコミケでした) 今までの小説全てに当てはまらない、女の花園。本当にお姫様は可愛いと綺麗と砂糖で出来てるって思うくらい、ファビュラスな話でした。
でも、個人的にミーティアちゃん最強説は好きです。ローラ姫もそうですが、お姫様なのに旦那様尻に敷いちゃう強かさがあるのは好みです。

このアンソロジーの幅凄いなって思う1作でした。並べると女子会の威力が会心の一撃のインパクト仕掛けてきます。それでもDQのらしさは失われないので好きです。
本当に素敵なお話ありがとうございました!

もう残り指折り数えるほどになってきました!
続きましては良崎 歓 様の『いっぴきおおかみ と わたし』です!


さて、良崎様も委託ではありますが、同じテキストレボリューション参加者であります。アンソロと平行にご自身の原稿もやらねばならないとか、本当に申し訳なく思いながらメール打ってました。ここまで後半の配置になったのは稲野の不手際だがな!

さて、良崎様の3小説はすごいです。何が凄いかって、10頁に3話構成というとんでもない感じ。2作品寄稿してくださる方はいても、3話構成は良崎様だけです。たとえ、同じ3パーティ設定で構成され、2話3話の登場人物説明が省けるからと言って誰でもできることではありません。
小説の内容も、DQ二次創作では外すことのできない、やさぐれた勇者です。勇者を期待され心を閉ざした少年(または少女)の心が、仲間との交流で成長して行く王道ストーリー。これにさらに恋愛要素まで加わって職業性格よりどりみどりなんですから、3最高説は今後も安泰でしょう。
とにかく、DQ二次創作を語るならひねくれた3勇者は外せないくらい重要です。
それをピンポイントで狙い打った良崎様には、感謝しか申す言葉がありません。この3勇者像を触れずしてアンソロが完成していたら、ちょっと塩気の足りない料理みたいになっていたでしょう。

内容も、出会い、衝突、受け入れてくれそうな期待感を持たせてくれる、勇者の危うさと成長を魅せるチョイスです。
露骨ではありませんが多分そうなんだろうなぁ程度に匂わす勇者武道家カップリングも、個人的に好きです。屈託無い真っ直ぐな武道家ちゃんが、好きですねぇ(*´∇`*)ほのぼの
ちなみに、同じイベントで頒布されたDQ3本にも、今回アンソロに寄せていただいた以外の彼らのお話が収録されています。通販も実施中だそうなので、よろしければ…!
https://silentfrog.booth.pm/

重ね重ね、素敵なお話ありがとうございました!

いつのまにか後半戦に突入か!
お次は『尊き永遠をその身に』でyuzu 様です!


なんと!yuzu様のお名前は、全角英数+文字ごとに対して文字間隔を調整しているのです!お名前は美しく!稲野のこだわりです!横文字で書かれるべき英文字は横では等間隔で美しく整って見えますが、縦書きにそのまま流し込むと縦に弱いのが露見します。日本語書体は正方形で縦書き横書きに対応できますけどね。

さて、DQのドロドロ具合が酷いところはFFの並みじゃないと思っております。
個人的に5のカボチ、7のメモリアリーフ、8のククールマルチェロがらみがポンポンと上がるところ。
特にククールマルチェロ絡みは、二人が目麗しい関係で二次創作界隈ではかなりホットな題材になったと思います。人間関係が濃いめに描かれる8では、この異母兄弟の関係は他とは違ってかなり目を引いたことでしょう。ハッピーエンドになり得ない相容れない終わり方をしたPS2の続きが、DSで描かれたくらいですからね。
二次創作ではククールマルチェロの確執からその心の闇を描かれる方が多く、今回のアンソロでもお寄せ頂いたきました。
基本的に稲野が書けないジャンルの執筆は、非常に尊敬します。キャラクターを精神的に追い詰める系は私が執筆できない分類で、心がきついのが無自覚なゼシカちゃんや、心がきついあまり壊れ気味なククール君を見るのは辛かったですね。そうした上で救済できる流れを作れる人は本当にすごいです。
内容がかなりヤヴァイ事にはなってますが、発言のみで実行してはいないのでR18Gレベルではないと判断しております。最終的に壮大な締まり方をしたので、ククール君の気持ちは解脱の悟りに至ったと思いました。
アンソロジーの幅が広がるお話でした。

あと、DQではかなり大きいカップリングジャンルのククゼシですよ。
ククールがどんなに陰鬱な設定でも、救い上げるゼシカちゃんの包容力(not胸)の力は偉大です。

重ね重ね、素敵なお話ありがとうございました!

ついに10まで来ましたよ!
トト 様の『とある不運な夜のこと』、語りまっす!


8が3作品きましたが、見事にバラけてくださいました。
8は仲間との絆みたいなものが多作品よりも濃い目に書かれている印象です。会話システムや入れ替わりがPS2版ではないので、余計にそう思うのでしょうね。
カップリング系かと思ったら、なんとオールキャラいただきましたよ!
野営のお供はやっぱり飯テロにございます。この方はシチューですよー。夜気は冷えますからねー。冬だけでなく初夏ぐらいまでシチュー大歓迎ですー(お前の腹具合は聞いていない)
そして野営といえば招かれざる客にございます。ここまで色んな方の戦闘描写があふれていましたが、この話が今までと少し違うのは戦えない者を守らなくてはならない、という所でございましょう。今までのは怪我人や戦闘不能者が出たとしても、全員が戦える人です。
しかし、このお話は旅の同行者に、ミーティアちゃんがいますからね。トロデ王は木の枝で兵士ぶっ飛ばす人なのでカウント外です。パトリシアちゃんは元々馬なので度胸が据わってると思います。ファルシオン、やつは…そう…もう少し進んだら…白き導き手に…(以下10ネタバレなので略
とにかく、戦えない護衛対象がいるんですよ!
その護衛の対象をいかにして守るか、そんなことを前面に出して執筆している。ここが他のシリーズと8の違い!8主が兵士であり、仕える主人がいるという大きな設定が生かされる瞬間です。
そしてラスト。
もう本当にしょんぼりです。もうね、アンソロで一番しょんぼりしました。あーーー、もーーーー、本当にせっかくの飯テロがぁ…。しょんぼりー。

心がいろんな意味で動かされる、素晴らしい一作でした。
重ね重ね素敵なお話、ありがとうございました!


そういえば、文章最後に『おわり』的な一文をつける方が多くて、個人的に驚きました。
つけない人、つけても個性的なので興味があったら追って見てください。

続きましては風華 凪 様の『興国のタクティクス』『そして小説へ』です!

さて、今回寄稿された小説の中で、最大の文章密度を誇る風華様の作品にございます。
ぱらぱらーっとめくっても、その圧倒的密度が目につくレベルです。私も貧乏性からみっちり文章をねじ込むタイプなのですが、この密度にはちょっと届かないなぁと思うばかりです。
1と3の連作を寄稿してくださっています。

稲野は1好きなので『特筆すべきは…』とか言っちゃうんですが、とにかく『興国のタクティクス』の1主は変化球です。DQ小説同盟のDQ1小説には全て目を通しているは言い過ぎですが、8割くらいは読んでいる稲野でもお目にかかったことのない1主です。ビジネスマンが勇者になったという感じ。
そのあまりの変わった感じに惚れてしまい、修正編集の修羅場中に軽率なコラボまで展開する始末です。稲野は素敵な1主を拝見すると軽率にコラボしたがるので、ご注意ください。
目の付け所が素晴らしく、こんな竜王の誘いの捉え方があるのかと驚きました。ナルホドであります。

この1の前日談になるのだろう話が3の『そして小説へ』です。
おそらくも何も、DQ小説同盟のサブタイトルが決定してから執筆してくださったんでしょう。ありがたい限りです。別のタイトルだったらどんな内容だったのか、ちょっと興味がありましたのはここだけの話です。
この話で1主の根っこがビジネスマンな理由がわかります。

この二つの話を繋げているのが、吟遊詩人ガライさん。
ガライさんは3にも1にも出ている、ゲームでも全く矛盾しないキャラなのですがそれをうまく活用した設定であります。二つの話に同じキャラが出ているからこそ、短いながらに繋がりを見いだせるお話になっている。ためになります!

とにかく竜王の誘いの捉え方は、こんなアンソロに載っけちゃって大丈夫なのかってくらいすごいと思ってます。身にあまる光栄です。素敵なお話をありがとうございました!

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