ハコの厚みはここ次第!
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稲野 巧実
『ハコの開き』の管理人。
様々なゲームに浮気しつつ、アストルティアに度々出没する駄目社会人。ルアム【XI881-625】で冒険中。エンジョイ プクリポ 愛Deライフ! 貴方の旅に光あれ!
行動してから後悔しろが信条の体育会系思考。珈琲とチョコと芋けんぴがあれば生きて行ける!
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DQ10が9周年でめでたいので、キャラクター紹介でルアムを描いてきました。
一番気に入って似合っている、獄獣のケープ上のドレスアップ版です。いいねとかする時の(><)って顔が好きです。

10個目の神話であるアストルティアの星の正式主人公枠。稲野がプレイヤーとしてアストルティアを旅させているのは、この子です。
プクレット村の演芸大会殿堂入りの、期待の新星。抜群のトークセンスと、訴える言葉の強さが魅力。演劇もかなり得意だったりします。
最初は生粋の芸人ということで戦闘には不向きでしたが、猫耳プクリポの特性を活かして素早さと身軽さを活かした戦闘スタイルになっています。アストルティアの星を含め扱うDQシリーズでは最速で最も小回りの利く子です。ただし、小柄で力も強くはないので、攻撃の軽さが目立ちます(プクリポは王宮の戦士でも攻撃を重ねて傷を深く掘っていくメギストリス流剣術を使っていたので、プクリポの腕力のなさ攻撃力の軽さは努力では上回れないものがある設定である)。武器は爪のみ。それを補うのが芸人で鍛えた度胸。どんな危険にも飛び込んで撹乱や妨害を遂行します。
エテーネルアムの魂を抱えられるのは、プクリポ本来の魔力量の多さに由来する為。冥界に半分足を突っ込んでいたルアムを抱えていた為、冥界の気配に聡くなり、互いに本来の肉体に戻っても魂のつながりを強固に持っています。同じ時空間である限り、電話みたいに会話ができる。

ご飯は作れないけど、匂いはすごく良く分かる。

三度の飯より笑顔が好きというスタンダードなプクリポなので、仲間のことを常に考えてくれる。楽観的だが仲間を牽引する、リーダータイプだったりします。

久々の緩くシリーズは、先日の東京五輪の選手入場のゲームミュージックメドレーについてです。Twitterで盛り上がるに盛り上がり、開会式を見なかった人もご存知のことでしょう。
私はその日は夜勤でして、前もって録画予約をして出勤しました。五輪はやりたい奴がやればいいという考えでして、このコロナのご時世で優先接種業界であることと、あまりスポーツ観戦は好きじゃないのが相まって無関心という姿勢でおります。
それでも五輪の開会式は華やかで、その国らしさを凝縮したものなので興味はある。だから録画よ、ということであります。
後日録画を見て思いましたが、開会式の内容は微妙でしたね。外国が抱く日本のイメージにしては控えめすぎるし、日本人が抱く日本のイメージにしては物足りない。コロナのご時世で参加者を減らしたのなら仕方がないが、某ソフトバンク球場の観客席を埋め尽くすロボくらいのインパクトがあってもよかったんじゃないか。ねぶたとかだんじりとか持ってこいよって思った。日本中の神輿持ってきて、神様担いで天皇陛下の宣言で祭りを始めちゃえば良かったのに。タップダンスやジャズミュージックなど異文化との交わりが今の日本というならば、交わりが華やかな今になったと表現できる感じでも良かったでしょうに。
ドローン良かった。ルンバちゃんは野生化しちゃうけど、ドローンは飼えるし芸を仕込むと頑張れるんだなって感動した(違う)


そして、微妙だなって思いながら選手入場。
私はその時、利用者が開会式を見ているテレビから流れる音声を聴きながら、記録をつけていました。仕事が少し落ち着いて、夕ご飯とか食べてられる感じです。
そこで、オーケストラのチューニングの合間に流れるドラクエ感。
はっはーん。ドラクエっぽいですねー。とか心拍上げながら、ぽちぽちと記録をつけていく。
そして始まる11イントロ!!!!!!!!!!!
ドラゴンクエストじゃないですかーーーーー!序曲ですよーーーーーーー!!!!!!
記録をぶん投げてテレビの前に駆け込み、夢ではないことを確認して悶絶。当然、利用者はドン引きでしたすまぬな。その後もゲーム音楽メドレーで、あまりの興奮のあまりに業務中に禁止を己に課していた呟きまでしてしまう始末。TLを爆速で流れる感動のコメント群。興奮のあまりに仮眠もなかなかできない有様でした。(一人夜勤なので仮眠なんて名ばかりですけど。コールが鳴れば駆けつけますし)

とても感慨深かった。
ゲーム音楽は軽く見られる風潮です。特にドラゴンクエストは日本には絶大な人気を誇りますが、外国受けは良く無いゲームです。どんなに素晴らしかろうと、外国向けにするならば出だしはファイナルファンタジーのプレリュードが正解でしたでしょう。
でも、しなかった。
ドラゴンクエストが、すぎやま先生が、ゲーム音楽をここまで導いたからです。私はそう思っています。
ぴこぴこの音源しか使えなかったファミコンの時代に、オーケストラを見据えた作曲を誰がしましょう。すぎやま先生がしたんです。それがなかったら、ゲーム音楽はゲーム音源の中から出られず、いつまでも音楽としては格下でありましたでしょう。それがオーケストラ用の楽譜に起こされ、オーケストラで演奏され、今ではどのゲーム楽曲もオーケストラでのコンサートをするに至っています。すぎやま先生が導いたんだって、私は確信しています。
だからこそ、最初にドラゴンクエストが来た。功績が評価され、結果として示された気がします。本当に嬉しかった。
(まぁ、色々と選曲チョイスや作曲家本人が使用されるのを開会式で知ったってコメントで、思うところはあります。でも、まあ、それと感慨深さは別なので)

開会式を最も楽しんだのは、日本を含めた世界中のゲーム愛好家達でしょう。Twitterの一体感は本当に代え難く、私は夜勤ながらにリアルタイムで興奮を分かち合えたのを幸運に思っています。

選手入場で喜び誇らしげな選手達、彼らを見つめる彼らの母国の関係者だろう人々が、感慨深げに頷き立ち上がって拍手をする姿を見ていると、オリンピックが開催されて良かったと思う。本当はそれと同じように、子供達の催し物や、様々な感染対策の撤廃がなされて欲しいものです。それができて、初めてオリンピックは誰もが楽しめる祭典になるはずだったと思います。
本当に延長で10月開始なら、ワクチンが行き渡ってそういう祭典ができたのではと思うと、ワクチンが行き渡りそうな気配がする分残念でなりません。

あまり五輪には興味がありませんが、選手が力を出し切れるのを願っています。
(本当に内村選手は掛ける言葉もないくらい、本人が絶望しただろう。自分も胸が張り裂けそうでその瞬間の映像今だに見れない)

拍手に感謝!ぱちぱちっとありがとうございます!


本格的に人間描けなくなりそうで困るからって一枚。
改装したし、人物紹介も新調しようねって描いたロト嬢。
一目でこういうキャラだろうってわかるのを心がけてるので、満面の笑顔。明るさを通り越して遊び人みたいな子だけど、性格は『ずのうめいせき』なんですぜ?

3つ目の神話の主人公にして、始まりの勇者として伝わるロト。
本名ロト・バコバ・コリドラスで、精霊ルビス伝説に出てくるロトと同姓同名でかつ全く同じ境遇です。その為、始まりの勇者という称号は二人のロトの功績が混ざっています。ミトラの言葉より生まれた五大家の血筋を属性の精霊で守り抜いた中で、初めてにして唯一生まれる人間との混血児。それぞれの違いは、母親たる人間に精霊の血が混ざっているかどうかです。
ルビス伝説のロトの母親は精霊が地上に降っていない時の時代の人間なので、魔力のない存在です。ミトラの言葉の始まりに近く、精霊の血も今よりもずっと濃い関係で属性特化で神の山すら砕く力持ち。
しかし七宝の恩寵のロト嬢の母親は、戦士系であったとしても地上に精霊の血が行き渡った時代に生まれた人間です。その為、ロト嬢は人間でありながら、ミトラの言葉の直系の力が最も強く、人間と精霊が交わり続けた為に攪拌されたありとあらゆる魔法素質の恩恵を持っています。この素質はロトから世代を経ることに失われていきます。
このサイトで扱うDQ小説では唯一の全属性の魔法が使える存在です。
魔力の流れ込む量や使用量も人間の量としては別格ですが、反動が酷い為に攻撃魔法を積極的に使うタイプではありません。ある意味、人の器が扱えない力を使っているわけです。
剣も握らない、攻撃呪文も使えない。そんな勇者を作ろうとしたが為に、頭がすごく良いです。
天才とバカは紙一重な、賢者タイプの勇者です。
どんな絶望的状況でも知識と魔法で乗り越える。賢い為に状況が読めてしまい、人間の有利、魔物の不利、不条理だったり惨劇も見えてしまって勇者には向きません。全てが幸せになれば良いと願うタイプで、勇者よりも聖人的な根の考えがあります。
その為に、最終的にはアレフガルドを棄てて旅に出てしまいます。
勇者はバカなくらいがちょうど良い。その典型的な例であります。

余談だが、マリーン様が登場するまで、このサイトで扱うDQ小説で最も胸が大きかったりしました。

ネタバレ満載のため、とにかくクリアしてから見ることをお勧めします。






オブラディン号の出来事を埋めていた稲野は愕然とした。
この船の上で起きてることが、ゲームが面白いと思った時に想像した斜め上過ぎて踵落としを叩き込まれたような衝撃であったからだ。

クルトゥフかよ!!!!!!!!!!!!

いや、クルトゥフって実はよく知らないんですが、日本人なら喜んで喰っちゃうタコやイカやカニといった海洋生物は西洋では恐ろしい怪物と思われておりその結果妖怪とか悪魔の類として認識されたジャンル、という認識ではあります。
こんなほんのり知識で、どう立ち向かえってんだ…。

しかも、画面が全て白黒で構成されているので

これ、カラーだったら絶対 CLEO『Z』 ですな
白黒でも『C』で良いと思う

という凄まじい地獄。
生存者のいない船の上をひとり徘徊するのは、もう、見せられた地獄のせいもあってホラーです。終盤になって慣れるまで、怖い。なんかもう、殺されることはないのにめっちゃくちゃ怖い。って慄きながらプレイしてました。

考察とか解き方を読んでると、指輪で既婚者か否かを判断した、ハンモックの番号なんかが出てきて、!!!!!!!そんなん!!!!!!!!って愕然としました。そういえば、番号あったな。なんなんだろう程度しか考えてませんでしたよ!女性は二択だったしな!
部屋にいるのを見かけて確定も多いらしいが、そういえば部屋にいたねってクリア後に思った。そういう連中は全員ローラーで埋めたからな!!!(脳筋)

ブックマークでストーカーのように追跡して、脱出しようとした2組のうち1組の末路を闇の向こうに見た時は狂喜しました。まさか、そんなことになっていようとは!!!!これこそが、探索の喜び。
ロープとか事故とかって言われて振り返った時、追っていた人を見かけて『これが、憎悪の原因!』と確信しました。しかし、ちゃんとした目の付け所の人は、ロープが切れているのを見ているんですね。私は一切見ていなかった(ぐふっ)
チャイニーズ達は全くもって見分けがつかないです。アジア系の顔とは(殺意)
じいちゃんの死因!なに?これはファンタジー的要素ですよね?力尽きたんじゃないの?老衰は当てはまりません? じゃあ、なんだよ!って5パターンくらい入れ直した。
三角一つの最初から出てくるおっさんが、終盤まで埋まらなくて、お前は本当に難易度低いのかと半ギレになる。
名前も確定しているのにわからない。一番最後に残ったのは、致命傷を受けてずりずりと逃げていた人。処刑の時もそうだが、停止しているので誰が直接の死因をもたらしたのかが分かるので、これがこの人にも採用されるのかと驚いていた。状況的にトゲだと思ったら違うんかいという感じです。

そして、ほぼ全部埋まった時点で、依頼主が脱出した船医であると再認識。愕然する。モロッコ大使館だかなんだかに送ってこいとか言ってたな。本当に頭の中に入ってないのねって笑ってしまいます。
伏せられた章で船長の頑張りが分かって、これが伝わらなかったのは残念だなぁと思います。
考察で色々語られる『取引』や『猿の手』なんかで、皆、博識だなぁと思う(小並感)

クリアした後の考察や他の人の解き方を見るのまで楽しかった。
色々と感慨深いゲームでした。

公開になった時に、直観的に面白いと思ったゲームは面白い。このオブラディン号の帰還も、そんなゲームの一つだった…。蓋を開けるとバリバリの推理ゲームで、推理小説だって跨いで避けるコナンは嫌いな推理がめちゃくちゃ苦手な稲野は震え上がる。
果たして、稲野はこのゲームをクリアすることはできるのか…

ネタバレなし。
推理苦手な脳筋稲野が送る、雑感と強引な解き方でエンディングを迎えるまで。

さて、このゲームはオブラディン号の調査を委託された主人公兼プレイヤーが、調査対象であるオブラディン号に乗り込むことから始まる。託された真っ白な手記。重たいトランクから髑髏の懐中時計を取り出して、いざ出発。
甲板に横たわる虫の群がる白骨遺体に懐中時計をかざすと、対象の死の瞬間が見える。それを駆使して白紙のページを埋めていき、最終的には60人にも及ぶ乗員の死に様を解明するのが目的となる。

60人もいるの!!??

ちょっと多すぎやしませんかと思いますが、最終的には丁度良い数字です。難易度的にも、船を運行する人数的にも良かったと思います。
白黒な上に顔を覚えるのが苦手な稲野は、顔を見分けるのが無理だと思っておりました。半分くらい埋めていくと見分けられるようになるのでご安心ください。

船を見て回って一周したくらいに、名前と死因が入れられることが判明する(遅すぎだろう)
写真の上の三角の数で難易度が分かるという、チュートリアルが発生するのだがそれくらい。三角が一つだけの自殺した人でさえ『こいつだと確定したいが、ストーリー的には入れ替わっている方が面白いし、決めるのは早急ではないか…』と思う疑り深さを発揮してしまうが安心してほしい。そこまでひねくれた仕掛けはないし、人数的にも疑り深いと損をする。間違いを入れてもデメリットはないので、ガンガン自分の信じた直感の赴くままに入れるといい。

3人の名前と死因が正解すると、確定演出がはいります。(終盤は2人)
死因が判明せず未記入になる人も何人かいますが、その人は入力画面から違うので終盤で残ってくると『あぁ、この人の死に様はわからないから入力できないんだな』って分かります。

まずは手記を埋めて、船の中で何が起こったかを探ることを最優先とします。
手記は真っ白ではなく、依頼人の前置き、名簿、船の見取り図、乗員が全員描かれた絵や、出来事が章ごとに分かれています。最後の方には職業の説明なども少々。
出来事は真っ白ですが、場所とその場所がペンで丸く印が付けられています。その印の示す場所に赴けば、手がかりを得ることができるでしょう。場所は船の見取り図で把握できますし、なんと自分のいる場所も足跡マークで表示される親切設計です。

しかし、それでも、分からないものは分からない。
船の出来事を全て回収し、船員達の死亡の経緯を一通り見たにも関わらず、判明した人物と死因はなんと 3人 !!!!!!!
それでも、嵐が来たと言うことで下船してエンディング。出来高でエンディングの内容は少し変化するので、エンディングを全て見たい人は、節目節目で下船するといいでしょう。
このゲームの嬉しいところは、エンディングを見ても下船する前の状況に戻って続きができることです。嵐が来ても船は沈没しないので、悠々と全員を埋めに行ってください。


さて、結局3人しか埋められないへっぽこ迷探偵稲野。下船する前に戻って、本格的に60人の名前と死因を明らかにする為頑張ります。

死者の記憶は手記でも見返すことができます。
発言も記録されるのですが、「」の前に×印が付いているのが死者こと記憶の所有者です。
発言はほぼ無駄のないヒントの宝庫です。発言に含まれた名前、言語から絞れることは多いです。また、絵の立ち位置や集まり方なんかも、ヒントになります。服装でわかる人もいます。

船の出来事が伏せられたこと以外明らかになる頃には、死因がかなり埋まっているので名前をローラー作戦で埋めることができます。私はした。手がかりからきちんと推理して埋めた人など、半分もいなかっただろう。人が少なくなってくると速度も増して、ちょっと快感です。

推理とはパワーなり。
 
当然、それではわからない人もいるわけで、ここで活用し出したのがブックマーク機能です。これでわからない人が登場する出来事に印がついて、追跡できるのである。そこを追跡すると、意外な状況が目にできて死因や名前が埋められるようになります。
しかも、死んだ瞬間で時が止まり具に状況が見れる懐中時計の機能から、死因の原因が誰なのかもきちんと見れる。名前は正解なのに確定しないと言う人は、死因が間違ってることもあるでしょう。

最後の一人を埋めて、私は天を仰いだ。
10時間近くを、オブラディン号の上で過ごした。
このあと、考察や正しい推理方法を浴びるように読んだ。皆さんもぜひそうしてほしい。知識が豊富ならスマートな推理ができたのだろうなって思うと、頭のいい人は凄いなって思う。脳筋な私にはちょっと真似できない。それでも、全員の名前と死因を明らかにできた達成感は、素晴らしく良いゲームだったとしみじみ感じさせてくれます。
素晴らしいゲームをありがとうございます!

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