ハコの厚みはここ次第!
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稲野 巧実
『ハコの開き』の管理人。
様々なゲームに浮気しつつ、アストルティアに度々出没する駄目社会人。ルアム【XI881-625】で冒険中。エンジョイ プクリポ 愛Deライフ! 貴方の旅に光あれ!
行動してから後悔しろが信条の体育会系思考。珈琲とチョコと芋けんぴがあれば生きて行ける!
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今回はテーマのお話!
PICROSSsシリーズはそれぞれにテーマがあります。最初の頃はカラーだけだったんですが、シリーズを経るごとに進化。今回の画像の通り、7のテーマは『冬』だと思います。ちらちらと舞う雪のテーマと、音楽の凜とした冷たさがとてもマッチしてます。本当に冬をイメージした音楽よかった。PICROSSsシリーズは音楽が良い(何度でも言うオタク)
さらにエクストラが冬レジャー縛りだったのも、テーマに沿って良かったです。(ある問題は地上が完成した段階で空白部分のアングルからオーロラかな?って思ったのに、解いた後オーロラかな??????って首を盛大に傾げた。私の中のオーロラと解釈一致してなかったので、絵柄から解きに行く人は大変だろう)
ちょっと我慢できなくてs8も見てきたんですが、宇宙なテーマと音楽がとてもいい。9はおそらく桜でしょうから、どんな春な問題がくるのかと想像が膨らみますね。

ちなみに今作は、カラーピクロスのカメレオンが一番印象に残ってました。解いてる間にこれは◯◯だ!!!ってなるのも良いけど、全体を使ったバランスと難しさがよかったです。

楽しい作品を作っていただき、ありがとうございました!

久々の一発オッケー!こんな執筆、いつぶりだろう!
だたし、異形獣くんが殺されたのは遺憾の極みすぎる。黒衣の剣士の株が悪役として鰻登り。正体がなければ心置きなくぶっ転がして二度と登場させない。

バグド王を筆頭としたグレンの戦士達やオルセコの戦士達が踊り、その中でゾルトグリン王の意識が復活し封印の楔になったり、プレゴーグ弱体に寄与する重要な『戦の舞』です。でもさー、『戦の舞』ってイマイチパッとしない。とはいえご都合主義が却って、邪神に唆されて名誉が完全に地に落ちて普通に生きてられないはずなのに、死ぬとか忘却の恐ろしさに生にしがみつく(息子を捨てたりする)浅はかな人間性を露呈させるのは味わいある演出ではあります。しかし、それを感動的にやるのは、流石になぁ。な感じ。
まぁ、素材はドラマティックに使いたい人なので、最大限に活かしたと思います。
今回はゾンガロン弱体の答え合わせと死亡、神話の再現によるプレゴーグ戦。
ゾンガロンは死に様がとってもざまぁ案件なので、自業自得とにこにこ眺めていられるはず。邪神の存在を存分に匂わせておいて布石としました。
エリガン先生の神話の再現計画が上がった頃から、プレゴーグ戦にこれをぶつけるのは確定していたんですが想像以上に悲痛な終わりとなって悲しみが募ってる。今、稲野がダメージを負ってる。かなしい。
これにタイトルの毒薬が、ゾンガロンの命を長らえる冬虫夏草であるプレゴーグと、プレゴーグに未来を与える自我の芽生えである二つの意味として据えた過去の自分のセンスを恨んじゃう。自我の芽生えが毒薬って意味だけど、毒薬だなんてあんまりだろーーー!

 『戦の舞』のリズムを刻み始めた僕に、ガルードさんは一瞬だけ視線をこちらに向ける。その横顔は楽しげに細められ、細い三日月の形の口元が耳まで裂ける。
 しかし、目の前の異形獣から長く目を離す事は命取りになりかねません。
 流石、戦闘に特化した個体として生まれただけあって、動きに無駄が無くなってきたのが素人目にもわかります。ガルードさんの動きをよく見て、威力と速度が増してきています。僕の叩く『戦の舞』リズムに、ガルードさんの動きが呼応するのも察したようです。戦闘センスの良さが、火種にメラを放つが如く瞬く間に吸収し体得してみせる。
 最初は子供と大人のじゃれあいだったものが、ほんの少しの間に一流の戦士の戦いに進化する。二人の動きは鬼気迫る程に真剣で、まるでダンスをするかのよう。互いの動きを理解し、それ以上の動きを、それ以上の驚きを、時には要望にお応えした一撃をやりとりしている。
 二人の周りは異様な熱気によって吹雪は届かず、陽炎に揺らめく円形の舞台が出来上がっていました。それらを囲むグレンの戦士達が、両者の戦いに応援の声を投げかけながら見守っている。
 きゃっきゃっ! 異形獣から笑い声が弾けた。
『ズット ズット アソビタイ!』
 撫でるだけで出血多量の深手を与える爪を紙一重で避け、ガルードさんは快活に了承した。
「イイトモ! オマエノ 知ラナイ 強イ奴! スゴイ景色! 楽シイ事ヲ 沢山 教エテヤル!」
 その言葉に異形獣が尾を叩きつけ、軽い体が跳ねた。
『ミタイ! シリタイ! オシエテ!』
 顔に当たる部分に巨大な宝玉がはまっているが、期待に目を輝かすという表現がこれほど似合うというような反応だった。鉄色の外装が心が浮き立って武者震いし、宝玉が日の出の輝きを放つ。ついに攻撃をやめて居ても立ってもいられず、その場をぐるぐると回り出した異形獣を見てガルードさんは大声で笑った。まるで業火のような低い大きな笑い声を響かせ、そわそわする異形獣のつるりとした頭を撫でた。
「最初ニ オマエノ ヒーローノ 名前ヲ 教エテヤル! オレ様ノ 名ハ ガルード ダ!」
 ガルード! ガルード! 異形獣は大袈裟なまでに両手を叩き、打ち合わさった爪が歯の浮くような騒音を響かせる。そして、くりんと長い首をしならせて首を傾げる。
『ボクハ? ボクハ ナマエ アルノ?』
「オマエノ 名前ハ…」
 ガルードさんが大きな手を顎に添えて、天を仰ぐように考え込みました。彼のことですし『ヒーローが名前を付けるのだから、カッコイイものが良い!』と思っているのでしょう。名付けとは魂にとって重要な儀式。真剣に考える事は大変良い事です。
 ふふっ。僕は自然と笑みが溢れてしまう。きっと、神話にあった種族神ガズバランがオーガを己が子に決めた時、こんな光景だったのだろうと思ったのです。
「貴様には必要のない」
 唐突な声だった。
 無邪気な異形獣とも、快活で自信たっぷりなガルードさんの声でもない。なんの感情を含まない何の変哲もない男性の声が、全ての雰囲気を破壊したのです。その声を聞き、声の主を認識していた時には全てが遅かったのです。
 異形獣の後ろに突然現れた黒い革鎧を纏った剣士は、すでに深々と異形獣の体に差し込んでいたのです。僕も、見守っていたグレンの戦士達も、目の前にいたガルードさんですら、その男の接近に気がつくことができなかった。
 異形獣は期待を膨らませたまま、切られたことも知らずに、ゆっくりと体が傾いでいく。一つ澄んだ音を立て剣を振り抜かれると、異形獣の体から夥しい血が迸った。
「余計な感情が芽吹くとは、予定外なことばかり起こる…」
 地面に激突して跳ねた拍子に二つに割れた体。パッと散った血飛沫が真っ白い雪を汚す。怒りに瞬く間に膨れ上がったガルードさんの背中に、彼の死が見えた。命を奪い目の前で痛烈な殺意を浴びせられた黒い剣士の顔には何の感情はなく、瞳は真っ黒に澱んでいる。
 これが、アストルティアを滅ぼす災い。
 僕は世界を滅ぼさんとする意志を、いくつか見てきたつもりだ。滅びゆく世界を存続させ、死にゆく命を見守ってきた者。己の存在を顕示すべく支配しようとした者。愛する者と世界を天秤に掛けた者もいただろう。その理由には、大なり小なり欲が絡んでいる。
 しかし、目の前の存在は違う。
 憎悪。
 純粋で真っ黒い憎悪が、形を得て襲いかかってくる。

こんの黒衣の戦士ガチ目に許せん……………!!!!!
なんか、書いてるうちに幼少のガズバラン様ってヒーローにかぶれてそうな気がしてきた。強い兄貴に憧れて、兄貴兄貴ってついて歩いて、兄貴もまんざらでもないどころか可愛がってるのをエルドナにニコニコ見守られてほしい。

 足を踏み切ればキラーパンサーのトップスピードに瞬く間に至り、爪は名刀の切れ味を誇り、振り下ろす腕の強さは既にギガンテス並み。戯れ合いを理解していない子供の動きは躊躇いなく、遠慮がない。大地に爪が振り下ろされれば堅牢なグレンの岩肌がパンケーキにフォークを差し入れるように突き刺さり、尾を振り下ろせば大きな亀裂が走り砕けた破片が舞い上がる。
「ヤルジャ ナイカ! ソンジョ ソコラ ノ 魔物ヨリ 強イゾ!」
 生半可な力量では瞬く間に肉塊にさせられそうな相手に、実力も経験も豊富なガルードさんは優位に立ち振る舞う。実際に生まれたばかりの異形獣は、相手を見れば飛びつき、動くものに爪を振り下ろす、生まれたばかりの生き物のような素直さを見せていました。
『タノシイ! タノシイ!』
 キャッキャッ! まるで金属を擦ったような生き物の発する音ではない声。しかし、その声には確かに楽しさに弾んでいて、無邪気に遊んでいる様子に嘘はない。
 アストルティアを滅ぼす為に生み出されただろう命。
 しかし、その真性が邪悪とは限らない。
 僕はグレンの戦士達へ視線を向け、目的の物を持った若者の下へ駆け寄る。グレンの考古学者の提案でオーガの神話を再現するという作戦を立てていた為か、この場には本来あるかどうかも分からない戦いのドラムがあったのです。大木をくり抜いた飴色の胴に、オーガ族の紋章が赤く染め抜かれた皮が魔物の骨でピンと張られている。
 駆け寄ってきた僕に怪訝な顔をした若者の反応など無視して、僕はドラムを掴んだ。
「お借りします!」
 ぐるんと若者に背を向け、ガルードさんと異形獣が戯れる姿を正面に見据えるようにドラムを据えて立つ。しっかりと足の裏を大地に着け、軽く膝を曲げる。腹の底まで冷え切った空気を吸い込み、腹の中で己の熱と混ぜる。
 聖と魔。命とはそんな小さな基準で左右される存在ではない。
 生と死、喜びも悲しみも、時間の流れ、選択ひとつひとつが、輝かしい奇跡。魂が宿る全てに、冒険の書が与えられる全てに、平等に降り注がれ、享受する権利がある!
 オーガの種族神ガズバランよ! 目の前の命に未来を…!
 決意と願いを込め、手を幕に叩きつけた!
 どぉん! どっしりとした重厚な音が吹雪の音を跳ね除け、衝撃波となって広がっていく。さらに数回ドラムの具合を見る為に叩いた後、僕ははっきりと拍子を刻み始める。オーガ族はその耳に馴染んだ拍子に、驚きの表情を浮かべて互いの顔を見合わせる。
 これは現代に『戦の舞』として伝わった、ドランドの鬼人達の舞。
 ゾンガロンによって鬼人となったドランドの民は、オーガ族が獲得した知能や文化を削ぎ落とし原始の状態に戻りました。そんな彼らだからこそ、魂に刻まれたオーガ族誕生の神秘を表現することができたのです。ドランドの民が鬼人と成らねば、『戦の舞』は現代に広まる事はなかったでしょう。
 彼らの悲劇は無駄ではなかった。
 オーグリードに流れた血は無駄ではなかった。
 全ての命が報われるように、全ての魂が救われるように、僕は残らず伝えて魅せよう!

ここで『戦の舞』を出すぜぇええええええ!!!!あっちっち!!!!!
今回の異形獣ちゃんは無邪気だけど、オーガ族の元になった連中はツンデレだと嬉しいな!!!!!燃える熱血教師ガズバランに、ドン引きする未来のオーガ族こと不良。話のサブタイトルは、『アストルティア学園・O組! 激アツ先生!』で決まりだな!!

 僕は頬にこびり付いた肉片を払いながら後ずさる。
 それは丸い鉄の塊に大きな黄金色の宝玉が嵌まっている、ももんじゃに大きも形も似たものでした。鎧百足のような蛇腹が折り畳まれ体を覆い、小さな爪が筋肉をやすやすと引き裂き、宝玉の裏側にある口が息絶えたゾンガロンを貪っている。ぼりぼりがつがつ。肉も骨も関係なく、見た事もない魔物は笑い声を漏らしながら食べ進めるのです。
 これが、繭と関係ある異形獣。
 僕はガルードさんの傍まで下がりながら、目を離さず観察する。
 瞬きひとつする間に、異形獣の体が大きくなっていく。おそらく、ゾンガロンの中で生きるために小さく縮小していた体が、宿主が死んだ事で悠々と伸ばされているのでしょう。その構造は機械系の魔物に見られる合理的な構造をしていますが、外装は鉱物ではなく甲殻で、バランスは竜、生物を食らっているのなら内部は生物でありましょう。複数の魔物の特徴を有する存在はありますが、それらは基本的に類似する系統であるとされます。獣系の魔物に植物系の組織は同居できても、生きている組織を死霊系の魔物は有する事はできない。
 僕は乾いた喉を生唾が通るのを自覚しました。
 この生き物は自然に生まれた者ではない。何者かに造られた、世界の理の外の存在。全身が粟立ち、この生き物を殺さなければと理性ががなり立てる。
 いや。僕は頭振る。
 生まれた生命を否定する権限など、神でもない僕がどうして持ち合わせていましょうか。
 魔物が世界に溢れた時、異端であり排斥すべき存在だったに違いない。神話において、魔物は大いなるミトラが望んで生み出した存在ではなかった。魔物は強すぎる光の影の部分と、小さな悲劇が重なって生まれた存在と伝わっています。気の遠くなる歳月の間に世界は魔物を受け入れ、魔物達の中には人と歩む考えの者とて珍しくない。
 この生き物を脅威として拒絶し、殺める事は簡単だ。
 しかし、生まれたばかりの無垢な命を奪う権限は誰にもない。
 アハハ。クスクス。もはや大きな塊はなくなり、小さな肉片と大きな血溜まりだけになったゾンガロンから異形獣が顔を上げた。その大きさは平均的なリザードマンと変わらず、キラーパンサーの子供でさえあどけないというのに、すでに殺傷能力を備えた鋭い爪や攻撃的な体の特徴を備えている。肉片と返り血を存分に浴びた体が、まるで子犬のように跳ねて、手を広げてこちらを見る。
『アソボウ…! ボク ト アソボウ!』
 どの魔物の言語にも属さぬ、訛りのない完璧な人語。金切り声が却って子供のあどけなさを強調したのです。
 僕の隣に立っていたガルードさんが一歩前に進み出て、拳と手のひらを打ち合わせた。軽快な音をひとつ響かせ、不敵な笑みが満面に広がったのです。
「アァ、イイトモ! ヒーローハ 子供ノ 願イヲ 断ワッタリシナイ!」

アストルティアの星というかハコひらでは、魔物の誕生は精霊ルビス伝説基準です。影の部分はあのヘマタイトの持つ特殊性であり、小さな悲劇の積み重ねはあの諍いです。
でもさぁ、今じゃ精霊ルビス伝説の設定なんてみんな知らないじゃん。
紙媒体は絶版で、電子書籍も新書版もでないじゃん。
しかも、11が3の前日譚扱いになったから、ないものになってるんですよ。いやいやいや、うちに紙媒体ありますからね。うちは精霊ルビス伝説が3の前にあるの!!!!!!

ちなみに、フォレストドラゴ系って、あの木は背中に寄生してるのか不明だったのでぼかした。ポケモンの草系とかは共存してるっぽいんだけど、ドラクエはどんなんなんでしょうなぁ。

拍手に感謝!昨日お礼言えなかった分も一緒に、ぱちぱちっとありがとうございます!

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