ハコの厚みはここ次第!
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稲野 巧実
『ハコの開き』の管理人。
様々なゲームに浮気しつつ、アストルティアに度々出没する駄目社会人。ルアム【XI881-625】で冒険中。エンジョイ プクリポ 愛Deライフ! 貴方の旅に光あれ!
行動してから後悔しろが信条の体育会系思考。珈琲とチョコと芋けんぴがあれば生きて行ける!
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私の修学旅行先は沖縄でして、広島には行っていなかったんです。
はだしのゲンは小学生で履修済みでしたが(読んだ直後に給食食べてたので、グロ耐性は当時から持っていたようである)、日本人としても一度は原爆ドームとか資料館を見ておきたいなって思っていました。行こう行こうと思って、今回の休職期間(友人の職場の手伝いに週2・3で行ってるので休職と言って良いのか?)にいきまっす!

久々の早朝の国道めっちゃ混んでるな!余裕を持って出発したけれど、事前に調べた時間で電車に乗り、新幹線に間に合いました!富士山は雲被ってるなー残念とか、名古屋にトロフィーみたいな建物あるなーとか、姫路城遠い!もっと近くに寄ってくれとか思いながら広島到着です!
時間的にも広島って遠いんだなってつくづく思います。
広島駅からそのまま厳島神社へ。
新幹線からJRに乗り換えしちゃったけど、新幹線の切符で駅から降りれるのか?とか、確か関西圏はICOCAでSuicaは使えないんじゃないかって思いましたが杞憂でした。流石、世界に名だたる観光地。Suicaどころか存在するだろうICカード全対応です。窓口で精算してもらって、宮島口に到着です。すごい潮の香り。目の前にでっかく宮島が横たわって海感ゼロですが、やはりここは瀬戸内海なんだなって実感します。
しかもフェリーも15分間隔で、ICカード対応とかすごいな!対応ICカード8種類くらいあったぞ!

フェリーは二種類ありまして、宮島に向かって右側のフェリーが先に乗れたのでそちらで。すでに鳥居が小さく見えるし、フェリーで接近しながら宮島に行ってくれたので海側からもしっかり見れました! っていうか、島なのかってくらい大きい。山もなかなかの標高がありそうだぞ?
流石、島。潮の香りがすごい。一時期、相模湾の方に仕事に行ってた時よりも潮の香りをキツく感じるんだが、私の鼻が良くなったのか?(それはない)
揚げもみじ食べました!とても美味しかった!!!!さくとろです!!!
厳島神社に到着の頃には雨も結構降ってきまして、なかなかの情緒です。晴れてる時とか人がいっぱいなんだろうなって思いながら、閑散とした境内を拝観します。

雨が今にも降ってきそうみたいな天気だったので、山が烟ってとても幻想的でした。ちょっと晴れでは見れない感じでとても良かった。
豊国神社というか千畳閣行ったんですが、神社見つからなかった。あれ?
この穴は絶対に何かを見る為にある!と覗いて鳥居が収まりました!やったね!

宮島口から広島へ戻るのは広島電鉄で行きます。一時間近く掛けて、広島市内に入ると路面電車感がすごく出てきます。
あまりにも時間と距離があるので、運賃が心配になってしまいましたが300円は行きませんでした。ほっ。JRよりも高いし、時間は掛かるけれど、原爆ドームも見れましたし、広島市内の雰囲気が感じられてよかったです。アナウンスをスポーツの選手がしていて(ドラゴンフライとか言ってたし、宮島でもバスケ選手推してたのでバスケか?とか思って検索したらそうだった)、面白い試みだなって思います。選手だけでは無く、ゼネラルマネージャーまでアナウンスしていて正直笑ってしまった。自分が乗り降りする駅のアナウンスをする選手が推しになったりするのかな?とか考えながら乗ってました。

広島来たならお好み焼き!!(牡蠣はちょっとお腹が弱くなってしまったのと、それほど好きではないのでやめました。お酒も気分じゃないので今回は飲んでない。しょんもり)

JR広島駅南のガード下の『ゆうゆう』さんという店で食べたんですが、こう、地元に昔からありそうなお好み屋さんの風情。おしゃれファッショナブル望んでる人は絶対選ばない。
人生初の広島お好み焼きですが、美味しかった!
あんまり麺が好きじゃないので『食おう!』ってならないと食べないんですが、一枚でお腹いっぱいになるボリュームで美味しい。麺は細めで柔らかめ、ちょっとだけ残ったキャベツの食感と、かりっと焼いたお肉、イカやエビといった具と好きなように組み合わせて食べれる。鉄板前のカウンターなら焼いてるところも凝視できる。お好みソースは焼き上がった後店員さんが塗ってくれるが、手元にソースが置いてあるので自分で好きに掛けれるの嬉しい。冷凍庫から今取り出しましたレベルのジョッキに烏龍茶注いでくれて、この店は信頼できると思いましたわ。烏龍茶200円で安すぎワロタ。

2日目は広島観光!広島駅近くの宿から歩いて原爆ドームどれ位掛かりますか?って聞いたら、宿のお兄さんが『(この距離歩くなんて本気?)広島電鉄使って行くと良いですよ』って言って地図持たせてくれました。まぁ、横浜市民は横浜関内間くらい平気で歩くので、地図片手に広島城→原爆ドーム→原爆資料館の順で巡ります。
原爆ドームと平和記念公園と資料館が直線上に結ばれてる設計がとても素晴らしい。自分の目でオブジェと炎とドームを見た時は『凄いな…』って語彙を失いました。借景の概念と、山とかを御神体にする鳥居の概念が混ざって、原爆ドームは原爆で形が残ったが故に原爆の全てを抱き込んだ象徴なんだなって思いましたわ。
その後に原爆資料館に行ったんですが、展示をすごく選んでるなって感じました。赤裸々な投下直後ではなく、今を生きる人達がショックに感じない程度を厳選している感じ。過激に殴られて吐きそうになるかと身構えてたんですが、情報として聞いていた内容に千枚くらいオブラートに包まれてたので拍子抜けでした(多分、小説嗜み過ぎの弊害)
それよりも、当時の人々が残した肉筆の手紙とかが涙腺にきましてね…。
出だしで『"子供の名前"ちゃん』って、その後の内容もきちんと読むと過保護なまでの親の情がいっぱい詰まってて涙が止まらなかった。かなり心配性な自分の母親と重なるのもたまらない。
原爆の爆風で倒壊した家屋の下敷きになって抜け出せず、火災によって焼かれていくのから逃れる背中に浴びせ掛かる助けを求める声や断末魔の叫び、想像するだけで胸が痛い。電鉄の路線にずらりと並んだ遺体から姉を探そうと思ったが、怪我をした足が限界だったので戻ったら翌日には遺体が全て片付けられていて、どうしてあの時探すのをやめてしまったのかと一生悔やむ話。生き延びて元気だったのに、原爆症で体に死の斑点という紫の斑点が出た時の絶望感。髪がゴッソリ抜けるとか、恐怖でしかなっただろう。生き延びても後遺症のせいか家族が崩壊して、後遺症を患った人の死で崩壊が終わる後味最悪の展示もあった。
何を置いても被曝した方々の体験談が、当時の文章力の高さを感じさせる。皆が文才を持っていたかのように、生々しく詳細に語る言葉の連なりに、正直嫉妬を隠せなかった。もちろん、その記憶を将来に繋げようとする使命から紡がれた言葉だ。珠玉でありその人の最高の表現で比べるまでもない。でも、胸に迫る言葉を綴ることが羨ましくてたまらなかった。
平均45分くらいで回るって聞いたんだが、結局3時間くらい掛かった。
今、おかわりで朝日新聞の広島・長崎の記憶を読み漁ってるんだが、広島歩き回ったりしたおかげで立地関係とか理解できたりしてとても生々しく感じられるようになりました。

最終日は一生に一度は行きたかった『稲野駅』に行ってきました!
いやまぁ、稲野ってHN使ってるからって程度の理由だと思ってくれ。存在は十年以上前から知っていたんだが、最近になってフォロワーさんが通っている宝石カフェがあると知ったのです。フォロワーさんに会いに行くのと、行きたいなって思っていた地が重なるった!
しかし、稲野は大阪はJRしか使ったことない素人なので、阪急電鉄ってどこさね!!!阪急電車がそれか?阪急梅田駅って案内板に書いてねぇ!!!とJRで最寄の改札を探して歩き回り、最終的に駅員さんに教えてもらって行った。町田駅の乗り換え(小田急とJRもなかなかに離れてる)に匹敵するが体感的にこちらの方が遠い、迷子必死である。
でも、流石私鉄。深いワインレッドの渋い色(のちにフォロワーさんとご一緒した方に、マルーンカラーだと教えてもらった。ま、まるーん…?ってなったがマロンに由来すると検索で引き当てて納得である)
ミネラルショーとか即売会イベントは足繁く通ったが、石の実店舗って実は初めてです。こじんまりとしたカフェ。お会いしたフォロワーさんがめっちゃ小声で話すので、他のお客さんの迷惑も考えてるんだなって自分も小声になる。実はテンションと声量がリンクする体質なので、ローテーションでちょっと申し訳なかった。しかも即売会の無造作に並べてある雑然とした感じと明らかに違うしゃれおつ感。こういう店に通ったら札束が溶けて行くなぁと思いました。今度、どっかの石の即売会行こう。
珍しいピンクの蛍石や、赤い紫水晶、無造作に転がった石を持ち上げて『大きさの割にめちゃくちゃ軽いけど、プラスチックじゃなくて明らかな石の造形だしなんだこれ?』とか思ってましたが琥珀だったり、石福袋のご開帳を横で拝見したり楽しいひと時をいただきました。

ちょっと早くに解散になったので、指定予約してあった新幹線を前の時間に変えてもらって帰宅です。
こう、一人旅って普段の生活じゃ絶対感じないことを体感できて、いい刺激です。
いろんな人の優しさを感じた楽しい旅行でした!

拍手に感謝!ぱちぱちっとありがとうございます!

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