ハコの厚みはここ次第!
■ Calendar ■
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | ||||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 14 | 15 | 16 | |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
■ Profile ■
稲野 巧実
『ハコの開き』の管理人。
様々なゲームに浮気しつつ、アストルティアに度々出没する駄目社会人。ルアム【XI881-625】で冒険中。エンジョイ プクリポ 愛Deライフ! 貴方の旅に光あれ!
行動してから後悔しろが信条の体育会系思考。珈琲とチョコと芋けんぴがあれば生きて行ける!
様々なゲームに浮気しつつ、アストルティアに度々出没する駄目社会人。ルアム【XI881-625】で冒険中。エンジョイ プクリポ 愛Deライフ! 貴方の旅に光あれ!
行動してから後悔しろが信条の体育会系思考。珈琲とチョコと芋けんぴがあれば生きて行ける!
□ search □
https://store-jp.nintendo.com/list/software/70010000011737.html
(2/20までセール中だよ!一緒に地獄を見よう!!)
『ブラック・ザ・フォール』が面白かったので購入した、『LIMBO』『INSIDE』。
これらに共通するのは、全く主人公が発言などせず隔離された施設やらなんかを脱出し、目的地へ至るという話。『FAR』も同じジャンルです。大抵は横スクリーンで、パズルやアクション要素が盛り込まれたステージをクリアしていきます。
『ブラック・ザ・フォール』は旧ソビエトの統治下のある国という設定が画面から感じられる、語らずに伝わる設定が大変良い。収容された施設を脱走し、最終的に革命の現場に居合わせるような話の流れはとても良かったものです。
そんな体験を経て、同じジャンルだろう二作品がセールなのを良いことに購入。
早速、先だろう『LIMBO』をプレイしました。
いやもう、これは『夜廻り』に匹敵するMP消費ゲーム。
あれ?『夜廻り』感想書いてない?それはいけない。いつか書こう。
それはともかく、『夜廻り』並みにMPがすり減る。『夜廻り』に比べればまだ緊張し続けなくて良い分消耗は激しくないし、精神的にクルジャンルが違うとはいえ消耗するものは消耗する。実は『LIMBO』はこの消耗具合から一回中断しているのです。
何が消耗するのか。
プレイヤーが操作するのは男の子。年齢的には何も明記はされていないが、5歳から10歳くらいの少年と思われる。黒と白と間のグレーで構築された世界において、男の子のシルエットと共に遥か右の果てを目指すことになる。
この男の子、よく死ぬ。
いや、よく死ぬというのがスペランカーのような虚弱体質だというのも、男の子だからこそ脆弱なんだろうとは思ってる。だが、死ぬの定義が少し違う。
この『LIMBO』。男の子を初見で殺す事が大前提みたいなゲームなのである。
森の中の罠に引っかかって死ぬ。
敵の不意打ちで死ぬ。
通電ギミックで感電して死ぬ。
回転鋸を避けられず死ぬ。
とにかく、死んでから対応するべき罠やギミックを認識し、攻略の糸口を見つけるまでに更に死に、それを乗り越えるタイミングがシビアでもっと死ぬ。首が飛び、四肢がバラバラになり、感電で痙攣し、腑吹っ飛んだこともある。モノクロだから表現マイルドになると思うでしょ?なるわねーんですヨ。CLEOはDです(キリッ
ふおおおおお。私はゲームをクリアするまでに100回は男の子殺した(呵責)
後半になるとギミック難し過ぎて、もはや動画がないと訳がわからない。ゲーム好きとして攻略の糸口を自力で探し出したい気持ちはあるが、自力で見つけられたとしても乗り越えるアクション要素が本当にシビアで失敗が立て込み追い詰められてしまう。とてもではないが、細かく復帰ポイントがあるとはいえ、攻略の糸口を模索し続けるメンタルが失われる。
クリアした時は、あまりのストーリー要素のなさに呆然としたレベルである。道中現れた女の子だ!と思ったら、からのスタッフロールとエンドクレジット。考察を求めて速攻でネットの海を徘徊し、男の子を殺す事が大前提みたいなゲームである意味に納得した。死ぬこと、何度もリトライできることには意味があり、それがストーリーだった…ってわからんわ!!私の良心の呵責にもっと配慮してほしい。
とはいえ、頑張ってクリアしたので、面白かったとは思います。
モノクロなのでグロ耐性低い人は、まずは動画でご確認していただくと良いでしょう。プレイ動画で1分もしないうちに最初の死亡が確認できるはず(いやだなー)
拍手に感謝!ぱちぱちっとありがとうございます!
今年からブログを全削除しない方針になったし、『感想』カテゴリーを追加したので、ブクログにて言及できないものの感想を書いていこうと思います。というわけで、第一弾はDQ小説の大御所、白石妙奈氏のDQ3長編『時空の旅人』にございます。
現在は白石氏はサイトを閉鎖し、ピクシブ(https://www.pixiv.net/users/50826/novels)にて作品を移動して公開しています。
そんな御大の長編が紙媒体になる。これが、ワクワクしない訳がない。その長編が紙媒体に収められた厚みは500円玉硬貨の直径と等しく、それが上下巻。Twitterで拝見した時は『これは厚い』と思いました。実際に500↑の頁数のアンソロ編集に携わったことがあるので(データ量がギガ行ったよ!)、とんでもない代物だという認識はありました。
そして念願の紙媒体購入。その実物が眼前に明らかになった瞬間、自分の語彙はイオナズンで木っ端微塵ですよ。なんか、もう、『すごい』しか出ない。
この『すごい』しか語彙が残らないのも、稲野が同人本を制作した経験があるからであります。原稿を作り、推敲して、入稿し、印刷する。その工程がページ数が多ければ多いほどに、果てしなく膨大に膨らんで際限がなくなるので、このちょっと絶望感じちゃう程度のページ数の原稿制作における苦労に同情と共感を持ってしまうのです。
この厚みの中には、とんでもない文字数が詰まっている。
氏が言うには平成の始まりから終わりくらいの年月が詰まっているらしい。
すごいものがきた。
同人を比べることはしない。刹那のひらめきも数年の年月をかけた大作も、全て尊い創作ですがこれほどの衝撃を読む前に与えてくるものはそうないでしょう。すごい本を手にしてしまったものです。
兎にも角にも登場人物が一切合切登場するので、多い!とか思いがちな超大編ですが、この多さが最終的には大河としての厚みを醸しています。まさに大河という表現がふさわしい、川幅と川の長さです。
DQ3の二次創作は総じてオリジナル要素が強く、様々な筆者様による千差万別の勇者の物語を浴びることのできる界隈であります。その中でもここまで大河を描き、メイン以外の登場人物全てに活躍の場を提供し、原作にない展開もこの作品だからこそと納得できる説得力を擁する。これほどの作品はなかなかお目にかかれない。自分には描けない展開や構想に振り回され、それを駆け足で追いかける楽しさは、久々に文字に溺れるような没入感です。このDQ3本の一冊で1から2まで続く未来を見ました。創作というオリジナリティと、DQ二次というアレンジ全てにおいて、同人という個人のワガママが全開で私の知る限りとても同人している同人本でした。気取ったり反応を窺ったりしない、全力の作者の考えた最高を詰め込んだ感じ。自分もこういう本や物語が書けたら、幸せだろうなぁって思います。
皆、pixivにあるうちに読むんだ!個人的には本が頒布されてるうちに、本を手に入れた方がいい。共に実物の衝撃に殴られ語彙が『すごい』だけになろうじゃないか!
ちなみに稲野の推しは、勇者パーティ最年長のバーンさんです! お陰様で作品の序盤の山場であるダーマ神殿編で、私は墓をおっ建てられ危うく埋葬されるところでした。バーンさんの彼女であるリィードさんとの顛末を見届けねば死ねぬ!とか叫びながら、土の中から這い出しました。
転生設定も稲野は書かないんですが大好物でして、時々垣間見るオイシイ部分で心臓発作起こしてました。ん"ん"っ!!!好きです!!!って感じで、胸ぐらを掴む。ちょっとノスタルジーな雰囲気も古き良き時代の構図から来ていて、最近の小説傾向にはない展開が本当に素晴らしいと思います。
今回の感想カテゴリ初の投稿に際し、氏にはこの20倍くらいのテキスト量で実況みたいな感想を送りつけてしまい、ここ一週間ほどは大変ご迷惑をかけました。新鮮な悲鳴からしか得られない栄養があるそうなので、きっと健康には良いはずです。
この度は人生の詰まった素晴らしい物語の紙媒体頒布、おめでとうございます!
素晴らしいお話を、ありがとうございました!
拍手に感謝!ぱちぱちっとありがとうございます!
ネタバレ満載のため、とにかくクリアしてから見ることをお勧めします。
オブラディン号の出来事を埋めていた稲野は愕然とした。
この船の上で起きてることが、ゲームが面白いと思った時に想像した斜め上過ぎて踵落としを叩き込まれたような衝撃であったからだ。
クルトゥフかよ!!!!!!!!!!!!
いや、クルトゥフって実はよく知らないんですが、日本人なら喜んで喰っちゃうタコやイカやカニといった海洋生物は西洋では恐ろしい怪物と思われておりその結果妖怪とか悪魔の類として認識されたジャンル、という認識ではあります。
こんなほんのり知識で、どう立ち向かえってんだ…。
しかも、画面が全て白黒で構成されているので
これ、カラーだったら絶対 CLEO『Z』 ですな
白黒でも『C』で良いと思う
という凄まじい地獄。
生存者のいない船の上をひとり徘徊するのは、もう、見せられた地獄のせいもあってホラーです。終盤になって慣れるまで、怖い。なんかもう、殺されることはないのにめっちゃくちゃ怖い。って慄きながらプレイしてました。
考察とか解き方を読んでると、指輪で既婚者か否かを判断した、ハンモックの番号なんかが出てきて、!!!!!!!そんなん!!!!!!!!って愕然としました。そういえば、番号あったな。なんなんだろう程度しか考えてませんでしたよ!女性は二択だったしな!
部屋にいるのを見かけて確定も多いらしいが、そういえば部屋にいたねってクリア後に思った。そういう連中は全員ローラーで埋めたからな!!!(脳筋)
ブックマークでストーカーのように追跡して、脱出しようとした2組のうち1組の末路を闇の向こうに見た時は狂喜しました。まさか、そんなことになっていようとは!!!!これこそが、探索の喜び。
ロープとか事故とかって言われて振り返った時、追っていた人を見かけて『これが、憎悪の原因!』と確信しました。しかし、ちゃんとした目の付け所の人は、ロープが切れているのを見ているんですね。私は一切見ていなかった(ぐふっ)
チャイニーズ達は全くもって見分けがつかないです。アジア系の顔とは(殺意)
じいちゃんの死因!なに?これはファンタジー的要素ですよね?力尽きたんじゃないの?老衰は当てはまりません? じゃあ、なんだよ!って5パターンくらい入れ直した。
三角一つの最初から出てくるおっさんが、終盤まで埋まらなくて、お前は本当に難易度低いのかと半ギレになる。
名前も確定しているのにわからない。一番最後に残ったのは、致命傷を受けてずりずりと逃げていた人。処刑の時もそうだが、停止しているので誰が直接の死因をもたらしたのかが分かるので、これがこの人にも採用されるのかと驚いていた。状況的にトゲだと思ったら違うんかいという感じです。
そして、ほぼ全部埋まった時点で、依頼主が脱出した船医であると再認識。愕然する。モロッコ大使館だかなんだかに送ってこいとか言ってたな。本当に頭の中に入ってないのねって笑ってしまいます。
伏せられた章で船長の頑張りが分かって、これが伝わらなかったのは残念だなぁと思います。
考察で色々語られる『取引』や『猿の手』なんかで、皆、博識だなぁと思う(小並感)
クリアした後の考察や他の人の解き方を見るのまで楽しかった。
色々と感慨深いゲームでした。
公開になった時に、直観的に面白いと思ったゲームは面白い。このオブラディン号の帰還も、そんなゲームの一つだった…。蓋を開けるとバリバリの推理ゲームで、推理小説だって跨いで避けるコナンは嫌いな推理がめちゃくちゃ苦手な稲野は震え上がる。
果たして、稲野はこのゲームをクリアすることはできるのか…
ネタバレなし。
推理苦手な脳筋稲野が送る、雑感と強引な解き方でエンディングを迎えるまで。
さて、このゲームはオブラディン号の調査を委託された主人公兼プレイヤーが、調査対象であるオブラディン号に乗り込むことから始まる。託された真っ白な手記。重たいトランクから髑髏の懐中時計を取り出して、いざ出発。
甲板に横たわる虫の群がる白骨遺体に懐中時計をかざすと、対象の死の瞬間が見える。それを駆使して白紙のページを埋めていき、最終的には60人にも及ぶ乗員の死に様を解明するのが目的となる。
60人もいるの!!??
ちょっと多すぎやしませんかと思いますが、最終的には丁度良い数字です。難易度的にも、船を運行する人数的にも良かったと思います。
白黒な上に顔を覚えるのが苦手な稲野は、顔を見分けるのが無理だと思っておりました。半分くらい埋めていくと見分けられるようになるのでご安心ください。
船を見て回って一周したくらいに、名前と死因が入れられることが判明する(遅すぎだろう)
写真の上の三角の数で難易度が分かるという、チュートリアルが発生するのだがそれくらい。三角が一つだけの自殺した人でさえ『こいつだと確定したいが、ストーリー的には入れ替わっている方が面白いし、決めるのは早急ではないか…』と思う疑り深さを発揮してしまうが安心してほしい。そこまでひねくれた仕掛けはないし、人数的にも疑り深いと損をする。間違いを入れてもデメリットはないので、ガンガン自分の信じた直感の赴くままに入れるといい。
3人の名前と死因が正解すると、確定演出がはいります。(終盤は2人)
死因が判明せず未記入になる人も何人かいますが、その人は入力画面から違うので終盤で残ってくると『あぁ、この人の死に様はわからないから入力できないんだな』って分かります。
まずは手記を埋めて、船の中で何が起こったかを探ることを最優先とします。
手記は真っ白ではなく、依頼人の前置き、名簿、船の見取り図、乗員が全員描かれた絵や、出来事が章ごとに分かれています。最後の方には職業の説明なども少々。
出来事は真っ白ですが、場所とその場所がペンで丸く印が付けられています。その印の示す場所に赴けば、手がかりを得ることができるでしょう。場所は船の見取り図で把握できますし、なんと自分のいる場所も足跡マークで表示される親切設計です。
しかし、それでも、分からないものは分からない。
船の出来事を全て回収し、船員達の死亡の経緯を一通り見たにも関わらず、判明した人物と死因はなんと 3人 !!!!!!!
それでも、嵐が来たと言うことで下船してエンディング。出来高でエンディングの内容は少し変化するので、エンディングを全て見たい人は、節目節目で下船するといいでしょう。
このゲームの嬉しいところは、エンディングを見ても下船する前の状況に戻って続きができることです。嵐が来ても船は沈没しないので、悠々と全員を埋めに行ってください。
さて、結局3人しか埋められないへっぽこ迷探偵稲野。下船する前に戻って、本格的に60人の名前と死因を明らかにする為頑張ります。
死者の記憶は手記でも見返すことができます。
発言も記録されるのですが、「」の前に×印が付いているのが死者こと記憶の所有者です。
発言はほぼ無駄のないヒントの宝庫です。発言に含まれた名前、言語から絞れることは多いです。また、絵の立ち位置や集まり方なんかも、ヒントになります。服装でわかる人もいます。
船の出来事が伏せられたこと以外明らかになる頃には、死因がかなり埋まっているので名前をローラー作戦で埋めることができます。私はした。手がかりからきちんと推理して埋めた人など、半分もいなかっただろう。人が少なくなってくると速度も増して、ちょっと快感です。
推理とはパワーなり。
当然、それではわからない人もいるわけで、ここで活用し出したのがブックマーク機能です。これでわからない人が登場する出来事に印がついて、追跡できるのである。そこを追跡すると、意外な状況が目にできて死因や名前が埋められるようになります。
しかも、死んだ瞬間で時が止まり具に状況が見れる懐中時計の機能から、死因の原因が誰なのかもきちんと見れる。名前は正解なのに確定しないと言う人は、死因が間違ってることもあるでしょう。
最後の一人を埋めて、私は天を仰いだ。
10時間近くを、オブラディン号の上で過ごした。
このあと、考察や正しい推理方法を浴びるように読んだ。皆さんもぜひそうしてほしい。知識が豊富ならスマートな推理ができたのだろうなって思うと、頭のいい人は凄いなって思う。脳筋な私にはちょっと真似できない。それでも、全員の名前と死因を明らかにできた達成感は、素晴らしく良いゲームだったとしみじみ感じさせてくれます。
素晴らしいゲームをありがとうございます!
ついにヒューズ編も全て完走し、サガフロ新要素はほぼ堪能した形になりました。
アセルス編の新要素もフルドの新要素もまだ見ていないけれど、ま、いいか!って感じです。実際にサガフロは鍛えれば鍛えるほど種族を問わず皆が強くなれるシステムなので、再びプレイしたくなった時のお楽しみに取っておきたい所存です。
以降、ネタバレ満載のヒューズ編雑感です。順番はプレイ順。
トリニティ第七司政官事件
うあーーーーーーーー!モンドさぁあああああん!
リュートと母親が髪の色とか全く似ていないので、リュートは父親似だとすると様々な組織から注目されていたと思うリュート。どうしてこいつ、ヨークランドでぬくぬくニートしてたんだろう。かつてリュートの父イアンとモンドが所属してた反乱組織も、プロファイリグ的にIRPOも知ってるだろし、当然モンドさんも知ってる。
ヨークランドから出てきて速攻で接触してきたヒューズの刑事の勘がやばい。
ゲンの憎しみもマックス。イアンの作戦でモンドさんがトリニティ入りしたって、軽率に言って地獄。妻子もいるから生き残れってきっと言っただろうモンドさんに、妻子がいるからこの世に自分の証があるから死ねて打倒トリニティの礎になれるって考えがありそうなイアンの内内のやりとりは控えめに言って地獄。なんだかんだでエミリアにブローチあげたり、悪人になりきれなかった感があるので罪を償う機会が与えられたのは良かった。
ていうか、諸悪の根源リュートの父だったのね。モンドさん被害者でかわいそう。
最終的に新体制もできて、大団円って感じです。よか。
ブラッククロス事件
はーーーー!!!ヒューズさんのハードボイルド演出ですね!刑事としての実力が遺憾無く発揮される!アルカイザーの『共に戦おう!』的な掛け声が、こう、ヒーローものの定番な感じですごく良い。ブラッククロスをずっと追ってたIRPOだからこそ、真の首領が背後にいたことを知っていてそれを指摘したのかっこいいですわ。
小此木博士の奥さんと娘を助命するよう懇願してたのが、レッドが追いかけてたDr.クラインだったのも意外な一面。もっとマッドサイエンティストで狂ってるかと思っていたが、それは小此木博士というライバル限定の感情だったのかなぁ。ヒューズさんのギャグみたいなノリに乗ってくれたので、悪人要素がだいぶ軽減した人でした。
リージョン破壊兵器事件
とてつもなくあっさり。簡単な事件も見逃さないヒューズは良い刑事。カバレロもあっさり連行し、あれよあれよと最終破壊兵器にお呼ばれされちゃう。え、ヒューズなにもしてないね。ってくらい、仕事らしい活躍をしてない。
最後にT260Gが『私の最重要ミッションも、貴方にとっては日常と大差ないのですね』って言葉のあたりに今までの経緯が詰まってる。
ここでもゲンさんが『酒でぼやかす日々は終わりにする』ってあたりに、復讐の炎に火がついた感があってモンド事件に繋がるのは外せない。
マジックキングダム崩壊事件
待って待って、そんなやり方ありかよ!そう叫びたくなる、クレイジーヒューズの強引さが炸裂した回。麒麟も時の君も強引に保護して殺害回避とかマジですか!
最初にブルーとルージュで分岐するんですが、ルージュになりました。ルージュの前向きさは好きだし、双子だけでなく今までのマジックキングダムの体制にキレてくれるヒューズ本当に善人。おまえはただのイケメンだ。
キューブ事件
おいおい、元凶、お前じゃないか。という回。
私のイメージしたジャッキー・チェンっぽいヒューズが大活躍。エミリアを監獄にぶち込んだのも守る為だって、圧倒的に言葉が足りないし、エミリア編で見た取り締まりでガチギレしてるヒューズを見れば守ってくれてる感はゼロだろう。なんだかんだで、捜査への広い視野と真相に辿り着く勘の鋭い第一線で活躍する刑事の姿を堪能した。
モンドさんとのやり取りも、キレッキレで心がときめく。
最後のお約束でボコられるのも、本当に良かった。これぞ、ヒューズ。締まらないのが、いいんだよ。
シュライク少女失踪事件
まさかのヒューズの刑事としての原点のお話だと、誰が想像できただろう。端々にアセルスを救おうとするヒューズの意気込みが感じられる。刑事としてではなく、刑事になろうとしたかつてのヒューズ少年の熱意が、刑事として禁忌だった妖魔への干渉につながったと思う。全責任を負ってでも、リージョン界のバランスが崩れても、救ってやる熱さ。
何気にサイレンスが針の城出身だったらしく、偵察に行かされた時のイヤイヤ感は凄まじかった。可愛い。
最後に『さようなら。俺より永遠に二個上のアセルス』って、お前はアセルスの大事なものを盗むつもりなのか!刑事だろ!!!!!と叫んだ。この時点で妖魔エンドが確定しており、こんな言葉を言われたら妖魔エンドでも光属性持ち続けるの確定じゃん!
指輪事件
副題、クレイジー・ヒューズのついていない日々。
なんだかんだで指輪に振り回されて、イマイチついてないヒューズの日常感が良かった。何気に指輪の存在を見切ってたのも凄い。ここら辺は刑事として色々見てきたから、勘づいたんだろうなぁって思う。全部の指輪を集めてIRPOでふんぞり返って待ち構えてるの、控えめに言って魔王みたい。全力で悪人ヅラして振る舞ってほしいが、ケロッと手伝ってやるよって言うギャップが可愛い。
いやぁ、裏解体新書で大好きだったヒューズ編。こんな感じで拝めるとは思いませんでした。
きちんと過去作を踏襲しつつ、過去作の評価を変えることなく追加要素を綺麗に添えて素晴らしいリマスターだったと思います。グラフィック向上で小林さんテイストの増したキャラクターに、ここまで細かく再現を…と唸ったりしてました。
素晴らしいリマスターをありがとうございます!
拍手に感謝!ぱちぱちっとありがとうございます!