ハコの厚みはここ次第!
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稲野 巧実
『ハコの開き』の管理人。
様々なゲームに浮気しつつ、アストルティアに度々出没する駄目社会人。ルアム【XI881-625】で冒険中。エンジョイ プクリポ 愛Deライフ! 貴方の旅に光あれ!
行動してから後悔しろが信条の体育会系思考。珈琲とチョコと芋けんぴがあれば生きて行ける!
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噂は方々から聞いていて、総じて評価の高い作品!私も通っておきたい!!
と言うわけで、通ってきました!

犯罪組織を追う特命チームを組んだ男性四人が、捜査をして侵入し、目的を達成する。警察官のようなことをするゲームです。
とにかく、物語が素晴らしい。ここまで綿密に物語を組んでいるゲームは、逆転裁判くらいしか思い浮かばないくらいです。4人の出会いも、伏線も、非常に細やか。さらに4人全員が根は善人でも、悪側に属している者もおり手段が乱暴だったり死を与えてしまうなど、正義側だけで組んだらできない演出も沢山あります。
潜入で実際に操作で調べ回った場所を歩けるのは、ドキドキしますね! 平面図しか知らなかったのが、こうして目の前に広がるあたりにリアルさを感じます。よくよく考えれば答えが見つかる仕組みになっているので、攻略サイトのお世話にならずに世界に没頭できました。
アクション操作もありますが、一度ミスをするとリトライでは難易度が大幅に緩和されるので、物語を体験することに重きを置いているのが感じられます。捜査の際も選択肢が発生しますが、思い出すということも可能ですし、話題の重要な部分は赤文字で出てくるなど、全体的に難易度は低めでした。
全体定期に漫画をモチーフにした演出はすごく良くて、単行本の表紙みたいなストーリー選択も好き。

声優陣もかなり豪華な演出で、知っている所だと子安さんとか若本さんが起用されています。子安さんは安定の子安さんでしたが、若本さんは一切ネタのない真面目な演技を通されていました。個人的にはどんなイケメンも顔芸が入るゲームだったので、若本さんもネタが入るのかとすごくドキドキしましたが、最後まで真面目で優しい演技でした。個人的にすごく嬉しかったです。

サイドストーリーも充実していて、こちらは完全にボイスドラマです。選択肢やアクションもなく、物語を気負わず聴き込む事ができます。
そのサイドストーリーによりさらに骨太になった本編は、綿密に組まれたストーリーがとにかく熱い。何の変哲もない正義感溢れる主人公ルークくんが、挫折し、仲間を得て、追い詰められて絶望し、全てを乗り越え立ち上がる。熱い。何の変哲もないけど、マジで主人公。ワイルドな相棒のアーロン、飄々としたモクマさん、美しさの中に粘着くような情念持ちのチェズレイ。仲間に加わる天才ハッカーのシキ君。ヒロインも、歌姫のスイちゃん、冷徹な上司ナデシコちゃん、芯の強いアラナさん。さらに物語の中心に迫るとその存在感を増す、アッカルド夫婦。
泣かされる部分はガチで泣かされるし、ラストダンジョンはテーマパークとして秀逸すぎて、製作者は天才かって思いましたし、新エンディングはマジでぇええ!って絶叫したし、最後の新しいバディ組は本当に稲野の好きを集めた感じでマジで良かったねってにっこりしたし、感情をめちゃくちゃ動かしてくれました。本当に素晴らしい物語でした。
こういう物語にありがちな友情度みたいなものはなく、最終的には彼らの物語を純粋に追いかけるという流れになったのは嬉しかったです。

素晴らしいゲームを作ってくださった関係者の皆様に、深くお礼申し上げます。ありがとうございました!

噂名高き稲作ゲーム!農林水産省HPが攻略として最高と評価された、再現度の高い稲作づくりが体験できる!犬も猫も撫で放題!カモも田んぼに放せるよ!!
そんな話題性満載のゲームを先日クリアしました!

稲作パート
とにかく田んぼのことが気になってしまう。
探索に出ても、朝目覚めても、田んぼ中心の生活です。雑草を抜き、肥料を撒き、水量を調整します。病気も流行ったりするらしいんですが、私のプレイ中は稲は病気になりませんでしたね。
あまりにも田んぼが中心になる物ですから、全然物語が進まなくてですねぇ。春の田植え前後は忙しくって全然探索にいけやしない。
でも米の出来には妥協したくなかったので、他人任せにはできず。
田んぼを耕すことと、苗を植えるのは本当にしんどかった。脱穀も精米も米がたくさんできるだけ忍耐を要します。スキルが発現して楽になり、道具が出来て早くなり、牛が登場した時は泣きそうなくらい嬉しかったものです。文明の力を感じました。
ちなみに最終局面で米のステータスが上がり切り、「カンストか!」と思ったらさらに拡張されて「ですよねー」となりました。
カモちゃんは皆森に帰した。帰化しない、原産の子達だから成せる技である(日本だと外来種だから、野に帰すことは厳禁であると聞いた事あります)

探索パート
難しい。羽衣の使い方が壊滅的に下手です。飛燕上が使い勝手が良いと知るまで、先へ進むのが本当に難しくてですね。毒ガスとかでよく死んだ←
あと探索で目的をこなすと数値が上がり、新しい地域が探索できるようになるのですが、新しい地域が出てこない。つまり目的が達せないという苦しみも付き纏っていました。攻撃に属性があることは終盤で判明しましたよトホホイ
あまりにも下手すぎて悪戯に年月がすぎて稲作を重ねすぎ、ボス戦ではほとんど被ダメしない鉄壁の姫君に育ってしまいました。
何気に素材が集まらなくて、終盤の粘土地獄は末代まで語っていきたい。

ご飯パート
夕食は主食・汁(主食が麺類だった場合は割愛。味噌が登場してから味噌汁無双だった)・主菜(肉とか魚)・副菜(お野菜)とバランスの良さをずっと心がけて頑張っていました。美味しいものたべて生活したいもん!
食品ロスもできる限り無くそうと頑張りまして、保存食めっちゃ作ってもらいました。

日本の神様由来の物語だからか、すごく自分の作風に合った物語でした。
サクナヒメと共に島で暮らし始めた人間に神性が宿るとか、無茶苦茶自分の作品でも出てくる流れでしてね。好きに決まってるじゃないですかこんなん。
タマ爺が終盤で決戦用の武器になるために、溶かして打ち直すべきと言った時は、私も姫様と一緒に涙ぐんでしまいました。いやだーーーー!タマ爺鋳直すなんてできないーーー!!!うわーーーーー!!!!ってなります。とても辛い。
出迎えのワンちゃんは欠かさず撫でました。いいこじゃー。
サクナヒメちゃんもとても可愛くて、最後の皆を守りたい!ってなった勇姿を見た時は「大きくなって…」とタマ爺とシンクロしていました。わがままで、甘えたい子供で、でも神様で、とてもいい子でした。一緒に行動する仲間も個性的で、田右衛門の甘さも、最終的に吟醸酒まで作るミルテさんの料理上手さも、子供達の子供らしさと頑張りもすごく良かったと思います。ココロワちゃんと仲直りできて良かったね。
やり込み要素もとても唆られるのですが、要領良く出来ない自分には茨の道かなって思ってしまいます。一応エンディングを見たので、これで一区切りとしたいと思います。
とても素晴らしい稲作ゲーでした。米は残さず食べる派でしたが、思い入れが一入になったと思います。素晴らしいゲームを作ってくださった関係者の皆様、本当にありがとうございました!



いつも楽しく遊ばせてもらっている、ジュピターさんのピクロスSwitch版の3でございます!
お陰様で難易度の高いピクロスもだいぶノーヒントで攻略できるようになりまして、雑誌のお絵かきロジックだって攻略できるんじゃないかなって自惚れられるようになりました。
今作から新規で始まったのが、カラーピクロス。
今までのピクロスは白黒だけでしたが、カラーピクロスは塗りが黒ではなく何色も存在します。その為、白黒版では塗りの横は必ず空白でしたが、カラーでは違う色なら接した状態で連続塗ることが出来ます。これが今までのピクロスとは違う考えで挑まねばならず、久々に凄まじい歯ごたえを感じた物です。
特定の色が固まっているところを囲って、そこだけ従来のやり方で塗ってみたり
色が連続して塗れるからこそ、白黒なら塗れる場所が塗れなかったり
塗れた色から推測できることも多かったりします。
今までのピクロスとは攻め方が違うので、理詰めで確定したマスを塗り込む私も、「ここかなー」って仮定で塗り込んだものです。次のシリーズではもっと上手く塗り込んでいきたいものです。

そして新シリーズではすごくでっかいピクロスが出てきてすごく嬉しいですね。
まだプレイしていませんが、とても楽しみ。

それはそうと、ピクロスの音楽は本当に良いので、ナンバリングごとにメドレーで曲を出してほしい。円盤じゃなくDLでいいから、リリースしてくれないかなぁ。

外人だらけのネオトーキョーで、新幹線ドタバタアクション映画!!!


あまりにも予告が最高すぎて、原作の伊坂幸太郎先生の『マリアビートル』を読破し、そのまま殺し屋シリーズも完走して、先日始まりである映画を見てきました!!!!

結論は、最高である!!

割と映画化は劣化である考えがあるのですが、そんな考えが吹き飛ぶ出来栄え。
勿論、原作を丸っと反映しては尺が足りなすぎるし
映画としてド派手に栄えたい
全員日本人の世界観だったけど、白人黒人黄色人種も入り乱れる
性別変わってるキャラもいる
それでも映画の解釈は原作の良さを残したまま、栄えを意識し、映画の尺に収めた最高の出来だった。

個人的にトーマス好きの殺し屋、檸檬がいるのですが、彼の役に黒人が起用されて大丈夫か非常に心配になったものです。なにせ原作では蜜柑と檸檬の殺し屋コンビは良く似ている為、双子と周囲に思われている人物だからです。蜜柑はひょろ長の白人でしたが、体格の良い黒人の檸檬は大丈夫なのか、いけるのかと思った。
さらにマリアビートルの読書速度を爆速にさせた王子という、読者の怒りに火と爆弾を投下し続ける子供がいるのですがその役が女の子なのも心配だった。超が付くほどに憎まれ役の子供が、女の子で本当に大丈夫? ある意味、原作が長い理由の一端を握ってるほど、爆弾投下率がすごいので女の子に怒り向けちゃうことになるけど大丈夫?ってなる。

心配は杞憂でした。
檸檬はこの物語のヒロインでした。映画を見終わった後、私と友人は『檸檬ちゃん』呼びでした。この映画の世界線での殺し屋シリーズが見たいとも思ってしまう。黒人起用は最高の正義でした。彼が『檸檬ちゃん』なのは俳優ありきです。
女の子である王子くんは、今回の映画の解釈設定で性転換を余儀なくされた人物です。本当によかった。憎たらしさ度が設定でだいぶマイルドになった。この栄え、ド派手アクションに至るためにプラスされた脚本と、原作を繋ぐ重要な人物でしたでしょう。
更に現在殺し屋シリーズしか走破していないですが、様々な布石が最終的に集約する原作の持ち味を、映画化に際してかなり汲んでくれていると思いました。映画化に関わった関係者の、猛烈な伊坂先生への愛を感じました。
新幹線の名前が『ゆかり』で、見かける度にすごくふりかけが食べたくなる。
ゆるキャラが東京五輪とかのマスコットで起用されても良いような、ザ・マスコットキャラって感じでよかったです。
きちんと経過駅が実在とリンクしているのが嬉しい。ただしネオジャパンなので、吸血鬼すぐ死ぬでお馴染みの新横浜から観覧車見えるのもやむなしだし、ちょっとマウントフジの場所も突っ込んではいけない。走行時間的に日の出!?って思うが、不夜城ネオトーキョーなら深夜発もあり得る。そう言えば、小田原いつの間にか経過してたけど、通過する特急だったんだろうって思えるので問題ないです。

ここまで満足感のいく映画は久々に見ました!
ありがとうございます!!


拍手に感謝!ぱちぱちっとありがとうございます!
なんだか多くの方に拍手いただいて、何が起こったのか不思議でなりません。

アストルティアの星は稲野のサイトで現在唯一の、100話超えコンテンツとなりました。確認したらナドラガンド編も30話に迫る勢いなんだけれど、ちょっと自分でも何言ってるかわからない。え?そんなに書いたっけ?
とにかく、稲野は話をだらだら書くのがあまり好きではなく、他所様では100話超え大河もゴロゴロとあったDQ3ですら20話強くらいで締めてしまう端折り勢である。その作風は群像劇っぽく一人称の視点がばんばん変わることにより多角的に物語を描きこむこと…………なんじゃないかなぁ?

アストルティアの星は十年書いてきたとは思えないくらい、あっという間な執筆です。
今ではそうでもないですが、当時は買い切りのゲームの二次創作ばかり手がけていたので、雑誌で言えば連載中のようなDQ10は初めての試みになりました。5つの種族のキャラクター性も各種族の肉体の持ち主に寄せた設定ではありますが、それなりにオリジナルを盛り込んでいます。そのオリジナル性が吉と出るか凶と出るかは賭けではありました。
ガートランドで出てくるマリーンさんは偽物で、本物は別にいて良い人という賭けに出てver5で実際にいい人でした!はガッツポーズを決めた記憶があります。
ver1のネルゲル戦も、ver2の大魔王の魅力も、きちんと描き切った感があります。いい感じでアストルティアを書いて満足感ある十年であります。近年はやや振り回され気味ではありますが、自分で制御できない経験は良い体験なので、それもヨシ!って感じです。
オンラインゲームは、サービスが終了したら何もかもが消えてしまうものです。今までプレイした積み重ねもそうですが、折角のストーリーやその世界がプレイ動画でしか見れなくなる。それは悲しすぎて、遺すという意味で、サービス開始の年の年末に執筆を始めた気がします。昔ながらの最初から最後までという執筆形態は、DQ10においては稀なくらいでしょう。スポット執筆の多いDQ10創作畑の民は賢明です。
今ではオフラインも販売になって嬉しい限りですが、やはりキャラの真後ろに立つのと俯瞰してパーティを見るのとでは全く違います。私の中でのアストルティアはキャラとしてその世界で冒険しているのです。

小説を執筆していると、ほんとうにずるいなって思うのはゲームのシステムと物語のバランス。この問題に真正面からぶつかったのがDQ7公式小説書いた土門氏なのですが、私はやはりシステムすっ飛ばして物語に重きを置いてしまいます。最近はエンドコンテンツにも少しずつ参加しているので、システムにも踏み込んだ執筆をしたいものです。
そしていつも吸いに行っているアストルティアの空気。あれが表現できるようになるといいなって思います。たぶん、表現として文章もないし、なんだか作品の雰囲気みたいなもので構築するんだろう。全体の読後感とか、読んでる間のワクワク感で表現していくんだろうな。うわ。考えただけでヤバみが酷い。できるのか?

稲野の執筆している歴代DQキャラも参戦し、稲野の二次創作の集大成感が増しています。
次の十年。どんな話を書いているのか自分でも楽しみで、それをもたらしてくれる素晴らしいゲームに出会えたことは幸運だったと思います。
そして、アストルティアの星を読んでくださっている方々、ありがとうございます!(拍手比率がアストルティアの星連載中上がるんで、多分読んでる人がいる)
重ね重ねありがとうございます!

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