ハコの厚みはここ次第!
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稲野 巧実
『ハコの開き』の管理人。
様々なゲームに浮気しつつ、アストルティアに度々出没する駄目社会人。ルアム【XI881-625】で冒険中。エンジョイ プクリポ 愛Deライフ! 貴方の旅に光あれ!
行動してから後悔しろが信条の体育会系思考。珈琲とチョコと芋けんぴがあれば生きて行ける!
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鉄は熱い内に打てと申しまして、タイッツーにて百花宮のお掃除係小咄を書いてたりしてました。薬屋のひとりごとの羅漢さん鳳仙さんの発狂ぶりにすれば随分と静かですが、なかなかの加熱ぶりだと思ってます。7巻まで本を貸してくれてハマるキッカケをくれた友人も『文章の雰囲気がそれっぽい』と評価いただき、二次創作で大事な原作の空気に寄せられて何よりです。
二次創作するなら原作買うぜ!ってことで、今後お財布と相談しながら集めていきます。
カクヨム………うーん。この話は縦書きがいいと思う。

さて、本日はそんな『百花宮のお掃除係』の感想会です!

定年まで看護職を勤め上げた日本人女性が、老後の楽しみでハマった華流、つまり古代中国系っぽい世界に転生して看護師の知識を駆使して人助けをするぞ!という話。
一巻だけ読むと、まぁ、転生ものですねーとどんぐりの背比べ。
下手をすると『薬屋のひとりごと』と比べられてしまう始末でしょう。フォロワーさんから小説の挿絵の絵師が同じなのも指摘され、この比較に拍車を掛けています。
確かに医療の知識がない世界において持ち前の知識で問題を解決する流れ、さらに舞台が後宮であることなど、とても類似点が多い。実はこの『百花宮のお掃除係』は二巻から面白くなってきており、友人も路線を変えたのではと推測しており、この類似点の多さから客層が被って手に取られにくくなる状況を打破する編集部の策を感じます。

両方の作品を二次創作したので、ちょっと比べながらの感想会になります。
『薬屋のひとりごと』は推理を売りにした作品ですが、『百花宮のお掃除係』は問題は起きても日常巻に収める規模であります。一つの大きな物語で、布石を撒いて全て回収するまとまりの良さを感じます。近作になるほどに一つの物語が複数の巻に及ぶ大きさにはなっていますが、その中で全てを収めています。個人的に中弛みがなく、よくまとまって好印象です。
そして大きな違いが恋愛要素。
薬屋は主人公猫猫と麗人壬氏の恋愛に、ピクシブはすごい盛り上がりアチアチである。
お掃除係も主人公雨妹もお相手になるならって男子はいるんですが、主人公は花より団子で、男子も主人公を娶ろうなど全く考えられないだろう状況です。恋愛がないなら、何があるかというと、家族愛が全面に押し出されています。壬氏ポジションの女性に人気が出そうな麗人は巻を経る毎に脇役になり、彼氏役は苦労人になり、主人公の真横にしれっと迫ってくるのはまさかの父君です。過保護、溺愛、強権がそろった立派なモンpげふんげふん!
ちなみにピクシブにお掃除係の二次創作小説一件もなかったんだけど、私の検索が悪かったんだよね?
お掃除係は前世の知識で日本が入っていても、古代中国感を頑張っています。中華『風』で全然調べなくても二次創作出来てしまった薬屋と違って、お掃除係は調べないと雰囲気反映ができません。頑張っていると思います。
さらに作者さんの思慮深さというか、キャラクターを救ってあげたい慈悲深さというか愛情が主人公雨妹の円熟した経験から滲み出ています。ここら辺は作者さんの厚みが問われる内容で、この救いがきちんと実感できて噛み締められるのは良い小説を書くお方だと思っています。
話が進むごとに味わいが増していく感じのお掃除係には、期待しかないですね。もっと評価されてお話を浴びたい。筆者さんの飯テロをもっと厚い描写で書き連ねてもらって、全力で殴られたいですね。
良いお話を書いていただき、ありがとうございます。

最近は自分も『年寄りくさい』ことを言うような年齢を重ねたのですが、人間考えが古臭くて年寄りくさくなっているわけではなく、経験を積んで厚くなってるだけで心は若者なんですよね。こうなると年寄りくさいは老人と若者の価値観の違いの相違なわけで、ここら辺を掘り下げる二次創作をお掃除係でしたいなぁって思ってます。
って書いておきながら、もう話浮かばなかったらどうしよう!
一応5本くらい書いて、まとめを上げられるよう頑張りたい!

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