ハコの厚みはここ次第!
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稲野 巧実
『ハコの開き』の管理人。
様々なゲームに浮気しつつ、アストルティアに度々出没する駄目社会人。ルアム【XI881-625】で冒険中。エンジョイ プクリポ 愛Deライフ! 貴方の旅に光あれ!
行動してから後悔しろが信条の体育会系思考。珈琲とチョコと芋けんぴがあれば生きて行ける!
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「レギオンとの戦いは避けられんだろうな」
「声が弾んでいるぞ。戦いたかったのなら、素直に喜べ」
 ルミラの肘が小脇を突く。
 悪鬼ゾンガロンの復活を報告する為グレンへやってきた俺達に課せられた依頼は『レギオンが所有する『ガズバランの証』という至宝を手にする事』である。ゾンガロンの研究に足繁くランガーオ村に通い顔馴染みになていたエリガンは、悪鬼復活を報告する為グレンへやってきた俺達に頭を下げた。
 頭上に繭がのさばる現状で物探しを依頼するのだ、余程大事な事なのだろう。
 聞けば、古代オルセコの時代、ゾンガロンを封印する際に生き延びた王族が探し求めたオーガの根源が記されている重要な至宝であるらしい。当時の王族はオーガの根源を知る事で、悪鬼の自身を喪失させ獣に変える力に耐えうるのではと考え至ったらしい。
 エリガンは当時の王族の悲願を引き継ぎ『ガズバランの証』を探し求めた。かの至宝は多くの人手を渡り、あと一歩届く所で別の人手に渡るを繰り返していた。そして数ヶ月前、ガートランドで競売に賭けられるのを知った。しかし、ガートランドに至宝が届く直前に、レギオンが率いる強盗団に襲われ奪われてしまったのだと言う。
 『ガズバランの証』が手に入るなら、レギオンと戦闘する必要はない。
 この拠点から人がいない間に忍び込んで『ガズバランの証』を手にするはずが、様子見の段階で背後を取られるとは思わなんだ。不可抗力というものだ。決して、騎士殺しをした強敵と手合わせが出来る現状を喜んでいる訳ではないぞ。
 息を顰め物陰に隠れていると、こつこつと金属を仕込んだ靴底が地面を叩きながら近づいてくる。手下だろう三人組は絶叫に近い声で捲し立てていて、レギオンだろう足音には気がつかない。
 篝火に浮かび上がったレギオンを、俺は盗み見た。
 オーガ族としては立派な体格だろう。胸筋から上腕へはち切れんばかりの筋肉と、腰に穿いた三日月刀にヘルジュラシックも一刀で首を切断するだろう力量を感じる。腰に毛皮を巻き、素肌に袖なしの服を着ている。しかし、服と呼ぶのは憚る程に擦り切れており、ズボンは膝から脛へ大きく裂けて垂れ下がり、汚れからか黒い肌は無言で立っていれば死霊の類と見間違われても仕方ないだろう。しかし、この男ならガートランドの精鋭を討ち取るだろうと確信するのは、鮮烈な殺意だ。
 まるで真っ赤に焼け爛れた鉄を顔面に突きつけられているようで、本能が痛みを伴って危機をがなり立てる。喉にナイフを差し込まれるような、痛烈な殺意。
「逃げるのか?」
 声と呼ぶには感情のない声で、一瞬、物音かと思った。
 三人組が弾かれたように振り返り、赤い肌が新雪のように白く変わる。そんな三人組に、三日月刀を振り翳した影が落ちた。
「逃げる者は死ね」

ここでレギオンが強盗団であるのと、ガズバランの証がこのタイミングで入手できるのを活かします。エリガン君は真面目に考古学している関係で、彼がずっと持っていればガズバランの証の謎が繭出現よりも早く解明できてしまうかもしれないのでね!

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