ハコの厚みはここ次第!
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稲野 巧実
『ハコの開き』の管理人。
様々なゲームに浮気しつつ、アストルティアに度々出没する駄目社会人。ルアム【XI881-625】で冒険中。エンジョイ プクリポ 愛Deライフ! 貴方の旅に光あれ!
行動してから後悔しろが信条の体育会系思考。珈琲とチョコと芋けんぴがあれば生きて行ける!
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ここ最近お世話になっております、きものやまと様。店舗で色々企画してくださっていて、着物でイベントに出かけるぞ!とか帯結び講座、半襟の付け方、新作発表会と色々あるそうです。まぁ、まだ着物すら持っていない超絶初心者稲野には、まだ早いんでないかなーってイベントも混ざっているわけですよ。

そんな中で、帯の結び方講座に参加してみました。
今日店員さん全員着物だし、初日に見た洋服の接客って実はレアだったんかとか思ってしまいます。相変わらず男性の時計と着物の相性は抜群で、黒レザーベルトかなんかはクラシックですごく良い。初めて見る女性店員さんも、でっかい牡丹かなんかの花が良い感じに擦れた感じというかドット感があって良いお着物だし、羽織の後ろ姿コーヒーというか喫茶店モチーフがほっそい線で描かれてるのを細い目で見ると気がつくオシャレやわーとか念だけ送って語彙の敗北を噛み締めてます。むしろ褒める事すらできなくて、ダメだなぁー思ってます。

参加者何人来るんだろう? 一人はちょっと不安だなって思ってましたが、申し込みリストが紙媒体だったので、数名の参加者がいるっぽい雰囲気は見えてました。まだ着物すら持ってない初心者参加して大丈夫なんだろうかとか不安には思ったが、お店の人が誘ってくるのに乗るのだから大丈夫だろう。ダメなら誘わんだろうし…(しかし、お出かけ系は流石に貸出しとらんやろ。お着物持ってないからこれは参加ダメですねなんて、言えないもんなー。リップサービスを読み取るスキル求められてたらどうしよ)
とにかく、帯結びは教わってなんぼ!
帯結び講座に参加する事になりました。参加費用は前回の超初心者レッスン同様の千円ぽっきり。まだ帯すら持ってない初心者にも優しい、貸し出しもございます。

お店の一角を使って、稲野を含め4名の参加者さんと帯の結び方を学びまっせ!
4名のうち二人は年上で着物ベテラン違うのかと思ったが、こういうイベントめっちゃ参加している人らしい。帯の結び方を皆で勉強する感じ、和気藹々として良い感じです。
2種類の結び方を教わって、もう一回好みの方を通しでやって一時間のレッスンは終了です。初心者レッスンで文庫結びを教えてもらったはずなのに、こうして違う結び方だと全然違うのでなかなかに着物の奥深さを感じます。
ぶっちゃけると、着物初心者なので『帯 結び方』で検索する程度だろうと想像できるので、こういういろんな結び方を教えてもらえるのは嬉しいですね。

ちなみに、新作発表会のweb参加申し込み限定のノベルティの話になってなかなか…大変だなぁって思ってしまった。どうやら新作発表会って店舗を回って実施するらしく、店舗ごとに確保争奪戦があって、参加申し込み目安で確保に乗り出すらしい。勿論本部さんもロット見積もり出すんだろうが多すぎても参加者に配れねぇもいけないし色々悩んで発注かけてるだろうし、しかし無論の小ロット注文じゃないんだから半年くらい前から発注かけてるだろうが、だからこその争奪戦なんだろう。ここらへんを一息でお察しして、大変だなぁって思った。
着物は高い買い物だが、そんなにお客様のお財布体力は無限じゃないわけで、そういう意味でのイベントや個人レッスンは、一つの収益手段なんだと思うと努力ぅと思ったりする。しかし、洋服よりかはそういうイベントにつなげやすい所、着物の強みなんだろうなって思ったりします。
体験を得るって売り方は強いなぁ。
ゲームも体験を得る系ではありますが、広がる世界の方向性が違う感じがして新鮮ですねぇ。

拍手に感謝!ぱちぱちっとありがとうございます!

さて、稲野の『着物を着るぞ!』の二番目くらいの動機づけ。家にある振袖の着物です。

稲野は実際に振袖着なかったので母の振袖なんですが、もう、母も二度と着ないだろうという雰囲気の代物です。ただし、母が成人式に着た物であるので、当然うん十年前の代物である。当然、着物初心者稲野。最初に見た数ヶ月前は襦袢の認識がなくて、なんだこのピンクの着物???って認識でしたよ。えぇ。実際にそれくらいの初心者です。みんな優しく教えてほしい。
ピンクと白のふわーんとしたベースカラーに古典柄が浮かび上がる、稲野には圧倒的にでかい襦袢である。腕を下げたら裾が地面に触れます。母の背丈は高いので、全体的にでかい。とりあえず風通しはしたのですが、虫食いもなく、目立ったシミは稲野の目からも無いように見える。襟首の汚れはうん十年前なので致し方ないが、それでも保存状態は大変良いと思われる。触ると良い感じなので、とっても良いものなのだろう。たぶん。
この時の稲野は祖母が母の為に仕立てた振袖だと思っていた。
なので、このまま捨てるの勿体無いなぁと、ケチ根性から思ってしまったのだ。
何せ、母は稲野が着物を着る事に関して、『着物着るのマジで大変だよ』的な突っぱね方をされて『 全 く 』歓迎されてない。これが『稲野ちゃんお着物着るの!!??着た姿見るの楽しみだわぁ!!!!』くらい喜んでくれる親族がいれば、ちょろいんでほいほい前のめりになっちゃうんでしょうけど、実際はそんな親族はおらず、家人には全く歓迎されてないので気持ちは地面擦ってます。
母の言い分はわかるのだ。
お着物着るのだって洋服に比べれば大変だし、着て行く機会がどこにあるよ????保存も管理も大変だよ????最終的に苦労するのは稲野、お前なんだぜ????ってなるわけです。
わかりみがすぎる。
いや、でもさぁ。着物、おもしろそうじゃん? 着れそうだったし。洋服じゃ絶対あり得ない柄が、着物ってだけでオッケーになるとか魔法以外なんとする。アロハ柄だって受け入れる包容力だと思うと、面白そうってなるわけです。

ただ、振袖のお着物はちょっと紋が入ってる格調高い物で、イベントに着て行く気安さはないので、まずはお襦袢から手を入れて行く。(ただ、振袖にしては随分と控えめクラシックなので、着物に慣れたら手直ししたいとは思ってます)
逆を言えば、お襦袢手直し決めたら後には引けない訳である。着付け体験とは全く違うのです。

母に襦袢を直して着ても良いか恐々聞いて許可を貰った稲野、呉服屋さんで見ていただく。
呉服屋さんはいつもお世話になっております、きものやまと様。一応、お着物を直すサービスがあるのは調べております。
過去二回案内してくださった店員さんが、着物着てて決まってんなぁー! お着物で接客してくれるとか、漫画の中だけのお話かと思った。縦縞の細い白いラインと角帯っていうんだっけ、濃いめの色でフォーマル感なんだろうか。手首が出るところに腕時計のゴツい感じがガチ目にかっこよく映えるので、スマホに駆逐されがちな時計業界はもっと着物業界とお話をした方がいい。以上を『お着物かっこいいです』と一言に圧縮してお伝えする。はぁー。語彙の敗北。

そんな店員さんより、提示された見積もり案は3つ。
1・襦袢を解いで洗浄して、現在の自分の大きさに仕立て直す(ミシン縫い)
2・襦袢を解いで洗浄して、現在の自分の大きさに仕立て直す(手縫い)
3・襦袢を解かず、洗浄なしで、現在の自分の大きさに生地を詰める

現在は研究されたミシンのお陰で、手縫いとの差はそこまで無いとのこと。当然、文明の力は大きく、ミシン縫いの方がお安く出来るそうです。3は洗浄の手間がないにも関わらず、1のプランよりも見積もりが高くなってしまっていました。
値段は、新しく反物からお仕立てした方が安いんじゃないかってお値段。まじか。そんなに高いんか。手直しして母の着物を着ようという決心が、ケチ心に突かれてぐらぐらどころか倒れそうです。
そんな中で、見かける感じクールそうだった若い女性店員さんが横から見ていて一言。
「すごく良い絹ですね。このレベルの絹でお仕立てしたら、すごいお値段になりますね…」(さわさわ)
素人でも良いと思ったが、そんなに良いのか…!そりゃあ、うん十年前と今では色々と違うんでしょうが、そんなにすごいのかぁ(さわさわ)
うん。やっぱ。着よう。
こうなると、やっぱうん十年箪笥の中にしまわれていたので、洗って着たいですよねぇ。

1を希望してお願いをしていると、横に別の着物を着た男性が立ってる!!??
誰っ!!!!???? 初回の時も、一回目の着付けレッスンの時も、居なかったですよねぇ!!!????
「レッスン中で頑張ってらしたので、ご挨拶が遅れましたが、店長です」
店長!!!????? 呉服屋って店長挨拶くるの!!!???
朗らかで面白系な店長さん。こりゃあ、お店も和気藹々として良い雰囲気なんだろうなぁと思ったりします。仕事の経験上、上司の色が職場の空気に出るものだと思っています。

なぜか流れるように反物を合わせる事になり、いつの間にか鏡の前で『これ、漫画で見た奴! こうなってるんか!!!!!』と感動したりしてた。実際に漫画で合わせてるの見ても、どうなってるんだ????ってなったが、反物ならではの柔軟性で一筆書きしてる感じ。すごい。昔の人頭良すぎだな。
クール系な若い子がここでおすすめ説明に熱が入ってきて、すげぇ、めちゃくちゃ着物好きってのが溢れてる。光の加減で柄が出る兵児帯?とかいうの、すごく良かったです。そういうの好きですよぉ。帯締めも絶対自分なら選ばない組み合わせでも、合わせてみるとすごく良いの着物マジックすぎる。
情報過多すぎて頭から煙が出そうです。皆、好きなお着物ってどう選んでるん???

最終的に支払いが終わるか終わらないかくらいのタイミングで、採寸をしていただき(店員さん、楽しかったんだろうなぁー。先にしてほしかったぞ)、無事、母のお襦袢はお直しの旅へ送り出す事ができました。
……………お襦袢の直しをお願いするだけの、つもりだったんだがなぁ????

………多分。着物の押し売りとか巷であーだこーだ言ってるのって、こういう状況なんだろうが、これは受け手の印象でかなり左右されると思う。
私は超絶着物初心者だし着物を着るのにケツイガミナギッタ感じで腹括ってるが、そこまで購入に前向きじゃない人はこの状況を苦痛に感じちゃうんだろうなぁ。なんというか、店員さんは絶対着物好きだし、似合うだオススメだっていうのはかなり善意で言ってるし、稲野はその善意を利用してどんな組み合わせが似合うだなんだと聞いてあんちょこの中身みたいなものを聞き出しているわけですよ。わりーやつだなー。
その善意を買わないという事で拒絶することになるので、自覚なしに罪悪感感じて負の感情になってくのかなぁ。
前向きじゃなくても相手のおすすめコーデ聞いてきゃっきゃできる心の余裕があれば良いのになぁとか思ったりする。まぁ、あとは時間なんだろうなぁむにゃむにゃ。

この後、母が着物の話題を振ってくれて聞いたのだが、振袖は母が自分で買って仕立てた物らしくにひゃくまんえんしたらしい。にひゃくまんえん???????

稲野は和服を着た事が一度もない訳ではない。
七五三の記憶はもうないのでカウントしませんが、それでも着たことはあります。
施設の祭りイベントで浴衣を着て仕事しろって言われて、着た事があったのです。
印象? 最悪ですよね!
当然、浴衣で介護業務は無理なので、車椅子押して利用者さんと会場を巡って食べるお手伝いとかする訳ですが、自分が楽しむものではない訳です。さらに浴衣の動きにくさとガンガン崩れてくるのがすごく大変な訳です。和服はもういっかな?ってなるのは当然でしょう。
(着付けレッスン受けた後に思い返せば、圧倒的に紐が足りない。あれじゃあ崩れるに決まってるわって思うわ)
なので、ちゃんと和服を着るのは初めて。なにせ、成人式で振袖も着なかった訳ですからね。

今回、着付けレッスンを受けるのは、創業100年越え呉服屋きものやまと様。
前回説明を受けた超大手さんで、そのまま着付けレッスンを受けることになりました。
実は着物を着たいと思った時、着付け教室ってちょっといろいろ調べてみましたが、大変シフト業には向かない仕様です。毎週何曜日何時に開催します、月何回ですって対応できる若いやついる? 介護はね、介護福祉士の資格習得とか真っ当な理由がないと長期講習のお休みなんて手に入らないんですよね! もはや仕事を終えたご婦人くらいしか行けないって思う中で、日時をこちらで指定できて一対一でやってくれるとか助かるとしか思えない。
きものやまとさんは一対一で着付けレッスンがあります。初めて着物を着る超初心者向けコースは一回一時間の全二回コース。一回千円とか目を剥くお安さと、初回無料の餌にまんまと釣られちゃいます。それ以降はカスタムコースとして個人個人に対応したレッスンをしてくれます。レッスンを受けられる売り場は全てではないようですが、営業日はほぼ予約を受け付けてくださるので、シフト業も安心です。お財布にも時間にも優しくてありがてぇ限りです。
まぁ、稲野は結構和服着るぞって気にはなっている(割と振袖少なめのカジュアル感ある品揃えが良きと思っている)が、まずは一回着てみないとねって感じです。今回の着付けレッスンで、着物買うか買わないか決めるんだぜ!
いざ尋常に予約でござる!ぽちー!

最初に説明してくれた男性店員さんが、どうやら専属みたいな感じで付いてしまったようですが、女性店員さんにレッスンを受ける事もできます。どうぜ服の上から着るので、男性でもいいとお答えしてレッスン開始です。

なんかもう、和服が洋服の常識完全に通じない世界で『へぇー!』とか『ほぉー!』しか出ません。真ん中摘んで背中に回して背中から背負うように羽織るとか、前を摘んで背中を引っ張って襟首引っ張るとか異次元すぎる。めっちゃ伸縮性のあるゴムとクリップでぐるっと止めるとか、それ、服を着るという行為に普通は存在しない工程なのでは!!!?????とか目がまんまるです。
綺麗に着る為の目安とか、崩れた時の直し方を聞けるのはありがたい。帰って一つ動画見てみたが、そこら辺の細かいことはスルーしてましたし。
帯の結び方はかなり感動した。こうやるんだ!!!!ってなりましたし、凄まじい腰の安定感です。正直、スポーツコルセットでもここまでの安定感は得られないというレベルの固定力。脱いだらすごく涼しくて暑いんだなって思いましたが、世の中の腰痛の女性たちは和服を着てお出かけしたらいい。

二回目レッスンも行きますよ!
前回は襦袢と着物まででしたが、今回は帯です!
前回締め方だけ見せてもらった文庫結びですが、昔の人って頭いいなぁーってレベルでハイレベル。そういえば日本人は折り紙で鶴折る人種ですし、それに比べれば帯の結び方なんか可愛いものなんでしょう。解けないとか強いし、帯はマジで皺がつかない。はんはばおびって奴らしいが、生地が厚くて強すぎる。冗談抜きで帯板が入ってる状態なら、包丁だって通らないんじゃないだろうか?着る、防刃帯。着物強いなぁー。
お太鼓とかも興味がありますが、難易度が高いのでまだ無理なのでしょう。熟練度上げて習得するスキル上げみたいな感じがして、着物のスキルツリーみたいな感じでもっと周知されれば好きな奴はハマるんだろうなぁー(自分は棚に上げてる)
一回目に比べればかなり綺麗に着る為に意識を向けれた感じですね。
朝に動画を見ておさらいはしてきたので、着るのは誉めていただけたが、畳むのは全然ダメでした。買ったら練習しよ。
全体的にむっくりしてるが、和服は直線美なのでそんなものらしいです。う、うん。まぁ、稲野は背丈がないのでね。むっくり。むっくり…。ころころしてるのも可愛いのか…な?

結論から言えば、いけそう、である。
思った以上に綺麗に着れたのもあるし、腰の固定力と和服脱いだ解放感もすごい。

拍手に感謝!お祝いのお言葉をくださった方々、ありがとうございます!めちゃくちゃ嬉しかったです!
お名前がわかる方は、後日個別にお返事いたしまっす!

天空の日(10/9)なら忘れるこたぁねぇだろう! という事で、実際には9月末あたりとあやふやだったサイト開設日を、10/9とした弊サイト『ハコの開き』は二十周年を迎えました! 遊びに来てくださる方々、ありがとうございます!!!!!
お祝いは自分では特に用意してないので、ブログのみご挨拶でっす。

ハコの開きを開設する前、学校の行き帰りの電車内でメール小説を書き友人と見せ合いっこしていたのが創作の始まりでしょうか。一応、中学は美術部、高校時代は漫画研究部と美術系ではありましたが、創作に関してはそこまで熱心ではありませんでした。メール一通に対する文字制限である500文字内で いかに物語を詰め込むか、友人の反応が楽しくて熱意に火がつきました。このメール小説は現在聖剣LOMとして手直しされてサイトに格納されています。
そう、このサイトで最初に置かれたコンテンツは聖剣LOMなんです。
ちなみに、なぜ『ハコの開き』かといえば、当時パッケージデザインアシスタントのバイトをしていたので、展開図から箱の開きという連想から付けています。最初期のサイトデザインで展開図切り抜きしたイラストがトップページでしたね。懐かしい人は常連です。お世話になっております。
半年くらいしてDQ1小説が2週間という爆速で仕上がり(手直しが散々必要になる超荒削りな代物でしたが…)、DQ小説がメインになるサイトの第一歩を歩き始めました。
それからロト三部作が完結した頃に、完結した小説を紙媒体に残そうとしてDQ1小説完全版が出ます。DQ小説同盟アンソロジーなんか、本当にノリと勢いだったにも関わらず、多くの人の助けや参加してくださった皆様のお陰で形になったと言えます。
自分で本を作ってサークルとしてイベントに参加する事
同じ趣味で親しくなったとは言え、他の方に声をかけてアンソロジー本を作ろうと思った事
それらは、自分がサイトを開設した頃には、想像もできない出来事でした。想像するならまだしも、実際に作って参加して、参加者の皆様にお礼として完成品を送って、二十年前の自分に言ったらびっくりするだろうなって思います。
実際に十周年の時はアンソロジーとか出した後だったので、こんなのサイトを始めた頃の自分じゃ想像もできないだろうとか言ってたと思います。そこからの十年を考えると、DQ10の執筆が爆速になったのがホットトピックスでしょうか。今では100を超えて200に迫る勢いになって、死ぬまでDQ10を描き切る事だって夢じゃないとか自惚れてしまいます。逆に9がようやく紙媒体に落とし込めて、あまりにも完結に時間がかかったのにも驚かれそうです。
皆さんが年賀状を送りつけるお遊びに付き合ってくださるお陰で、ここ数年間の間に年賀状の画力が上がったのもいい思い出です。
DQ以外にもTOVやOPUS、星のカービィに7竜、入間くん、そしてオリジナルまで書き上げてDQだけじゃない、コンテンツだけは山盛りあるサイトになったと思います。
コラボとかでいっぱい遊んでもらったし、幸せなサイト運営者してました。間違いない。
手芸もなぜか上達し、立体ならなんか作れるレベルに達したのも驚きものです。よそ様のうちの子や、愛しいあの御方まで手がけてきて、良い仕事したなぁって思いますよ。
二十年。いろんな出会いと助けでこれたし、まだまだ行けてしまいそうな感じはします。

次の十年後も今の自分がびっくりするような出来事をする、良いサイトを作っていこうと思います。ピクシブやなろうなど、簡単に発表できる投稿型の世界が増えて発信は簡単になりましたが、自分の作品を、自分自身を、きちんと自分で行えるサイトがやっぱり好きなんでね!
今時点で着物を着ようとか思ってる自分にも驚きですが、サイトだからこそ運営者である自分が楽しくキラキラにはしゃいでいるのが良いのだろうなって思います。

これからも、閉鎖するまで弊サイト『ハコの開き』を楽しくやっていきます!
よろしくお願いしまっす!

私は成人式に振袖を着ませんでした。
祖父母は全員既に他界され、私が振袖で着飾った姿を見たいという人がいなかったんです。母も着物には興味がなかった。それに振袖を着るという事は、いろんな人の手を煩わせる訳で、迷惑をかけてでもそれだけの価値があるかというと無かった訳です。

着物に一生縁など無かったはずの稲野、漫画で着物の知識だけは妙についていく。大正時代が舞台の女中さんが主人公の漫画では、着物を反物に直してまた着物に仕立て直すとか割と異次元なことが書かれていて、大事にしてたしそれじゃあゴミもでねぇわとなる訳です。
ゲームで着物は出てきますが、割と画面の向こうの世界の話。
某盟主殿が着てきても『すげー、着物着てる』くらしか思わなかったりしました。

そんな中で、無料漫画アプリで唐突に出会う。
爛漫ドレスコードレス
着物をただ着たい人達のお話で、主人公はチンアナゴの帯のために浴衣を来た撫子ちゃん。和洋折衷コーデをそつなくこなす響さんや、着物が大好きな呉服屋店長の犬養さん、着物古着屋の店主里見さんなど様々な着物にまつわる気持ちが交錯していくのである。
正直、和洋折衷コーディネートなんか、私から見たらゴスロリの延長なんですよ。
むりむり。絶対無理。
ただ、この漫画はそんなに無理じゃなさそうなさりげないコーデを提唱してくる。足元はブーツやスニーカー。タートルネックをインナーに着ちゃうとか。

それに、稲野は思った。
最近、イベントに行く時、服とかめっちゃ適当だなって。ぶっちゃけると、ジャージでもいいくらい服へのモチベが低い。もう地面に埋まってる。これからもうちょっとイベントに参加するに当たって、何着てくよ? 若者っぽい服とかキツいとかは、還暦過ぎてゴスロリ着てきた猛者ボランティア(利用者だったかもしれない)を知ってるので言い訳なのである。
そんな時に、響さんのお祖母様がお召しになった華やかコーデ。ちょっとぶっ飛んだ組み合わせでも、おしゃれで済まされるの着物最強では?と。

漫画が面白いのもそうだが、実は家には着物がある。
あるのです。着物に全く興味のない母が、流石に捨てられなかった奴。聞いたら祖母が母や私のために仕立てた奴らしい。このまま一生日の目を見ず捨てられるのは、流石に話を聞いてしまうと後味悪いものがある。
ちょっと、着てみようって思った。
正直、同人誌即売会に着物で行く?とか思ったが、コスプレに比べればなんら普通やろって思うわ。家から着ていけるんだから、公共の場で許された服装なのは確かである。

とりあえず、家にある和服はとても自分が着れるものではないので(聞いた限りでは家紋入りの振袖と、七五三の和服)、呉服屋を見にいく。どんなものがあるのか。どんな値段のものだか知らねば始まらない。

地元名 和服 [検索]

一番最寄りの和服の店はとても気軽に入れる雰囲気の店じゃない。こじんまりとしているが、時代劇の呉服屋みたいな雰囲気してるので、ちょっと関心が湧いたんです見てっていいですかみたいな軽いノリで戸は開けられぬ。
もう少し近い所は、振袖とか若い子向けに全振りしたレンタルショップなので除外。
軒先にリーズナブルな既製品を並べた呉服屋は、窓が小さくて中がよく見えず入り口を潜る勇気がなかった。ヤバい。店の中に入れないとか、呉服屋って敷居が高すぎなくない?結界でも張られてるんですか??????入れないんだけど???????ちょっと隣の休憩スペースからベンチに座って中を覗ったが、かなり若い子向けの配色とみた。華やかな紅白幕と共に、振袖が多めに感じる。
やはり入り口を潜る勇気はなく、次の店です。
何気に地元は呉服屋多くて、あと二軒もあるのだ。別の所は5件くらい出てきたし、意外に呉服屋って多いんだろうな。

さて次は、ショッピングモールのエスカレーター前に陣取った呉服屋です(後で調べたら大手呉服店の支店だった)。ショッピングモール内にあるお店なので、オープンな感じ。振袖は割と控えめで落ち着いた雰囲気です。エスカレーター降りてまっすぐ進んで正面に並ぶのは着物スターターセットです。5万円って見えた。これで一通り揃うならお安いお値段である。
ちなみに稲野。手芸や同人を嗜んでいる関係で、職人や作家への還元に関しては割と積極的に財布の中身を出す方である。もちろん、今使っているフルスペックモデルのノートパソコンくらいの値段がしちゃうのは買えないが、自分で着物を着るスタートラインにも立てないのを支援していただく経費込みと思えば5万はお安いのだ。
しかし漫画の知恵とはいえ、スターターセット品数少なくない?浴衣じゃないよな??
そこでするりと出てくる店員さんです。
お店の中の商品半周くらい説明していただいたが、洗える製品から絹まで、麻とか様々な素材がある。介護職してるんでお年寄りに着付けしやすいものとか、コルセットみたいに巻けるワンタッチ帯とかあってすげぇとか思う。着物業界が、着付けの難易度を下げようと頑張っている努力が見える。襦袢も見せていただいたが、既製品ならお安く、反物からのお仕立てなら無地だがカラーバリエーションがあるという感じでしたわ。
スターターセットではなく別個でお仕立てすれば、総額は5万じゃきかないといったところだろう。当然である。 

ついでに着付け体験というかレッスンのお話も聞いたのだが、一人一人個別対応で一回千円だそうだ。着るものは貸してくださるらしい。シフト業の私には大変ありがたいお話である。
予約申し込みがLINEなの、大変今風である。なんだかんだお友だち登録までしてしまった。

人生初の呉服屋で思ったこと。
和服。想像以上にアガるなぁ………。

拍手に感謝!ぱちぱちっとありがとうございます!!

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