ハコの厚みはここ次第!
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■ Profile ■
稲野 巧実
『ハコの開き』の管理人。
様々なゲームに浮気しつつ、アストルティアに度々出没する駄目社会人。ルアム【XI881-625】で冒険中。エンジョイ プクリポ 愛Deライフ! 貴方の旅に光あれ!
行動してから後悔しろが信条の体育会系思考。珈琲とチョコと芋けんぴがあれば生きて行ける!
様々なゲームに浮気しつつ、アストルティアに度々出没する駄目社会人。ルアム【XI881-625】で冒険中。エンジョイ プクリポ 愛Deライフ! 貴方の旅に光あれ!
行動してから後悔しろが信条の体育会系思考。珈琲とチョコと芋けんぴがあれば生きて行ける!
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大きな紫の瞳を瞬かせ、優雅な手つきでシルクに覆われた手が胸に添えられる。
「ディアンジ、何を言っているのですか? 私はエテーネ王国国王ドミネウスの娘、メレアーデです」
よくよく考えてみれば異常な話です。
地上で転送の門が正しく起動しないのなら、当然王宮側も異常が起きている事でしょう。地上と同じく正しい目的地に転送されず、行方不明者が続出しているかもしれません。時渡りの力を持つ王族に、そんな状況にある転送の門を使用させるだなんて到底あり得ないのです。
この場にメレアーデ様がおられる事は無い。
このメレアーデ様は偽物か、幻でしょう。
私がひたと見つめ続けると、ふふっと見た目の年齢相応の悪戯っぽい笑みを浮かべました。緩く組んでいた片腕を外し頬に人差し指を当て、あざとく首を傾げてみせる。クオード様に付き従った際に何度か拝見した笑みと寸分違わぬ仕草は、この怪しい状況でなければ騙されていたでしょう。
「不思議ね。皆、私がメレアーデではないと言うの。じゃあ、私は誰なのかしら?」
偽物を見る私の視線はどんどん上向き、完全に顎が上がる。
へ。私は間の抜けた声を漏らしたのです。
まるでもくもくと沸き立つ入道雲のように、偽物メレアーデ様が大きくなる。足元のタイルがまるで広間のような大きさに広がりメレアーデ様が遠退いていきますが、ちっとも小さくなった気がしません。
すると、ほっそりとした女性とは思えぬ巨大な指が、塔のようなものを摘んで私の上に置こうとするのです。私は悲鳴をあげて逃げ出しましたが、この樽腹では素早く動ける訳がありません。縺れた足でべとりと地面に転がると、私は頭を抱え縮こまって震えるしか出来ません。
ごぉぉおおんと低い音を響かせ、地面が激しく揺れる。
どれくらい震えていたでしょう。地響きも轟音もしなくなり、私は恐る恐る顔を上げました。
乱立する巨大な塔の上に、空を覆わんばかりに巨大なメレアーデ様の端正な顔が広がっています。ひっ。息を詰まらせ後ずさった私の背に、偽物のメレアーデ様が置いた塔が当たったのです。
等間隔に置かれた塔を、まじまじと見る。
塔の上に王都キィンベル近辺に生息するスライムの形が見えました。遠くをみれば、翼を広げたガーゴイルや今にも駆け出しそうな馬に跨った死神貴族、裾を摘んだメイデンドールといった魔物達の影が浮かび上がるのです。逃げ場がなく叫んだ私でしたが、等間隔に並んだ魔物達の影は一向に動く気配がありません。白と黒に切り分けられた真っ平らな地面。息苦しい呼吸の中で、視線を巡らせた世界の様子はまるで…。
「モ、モンスターチェス…?」
王立アルケミアでも部署を超えた娯楽として存在する、チェスゲームの一つです。
状況を把握した私を見て、巨大な瞳が細められて笑ったようでした。
「貴方は私の本当の名前を、言い当てる事ができるかしら?」
稲野はチェスは良く知らんでしてねぇ。
三月のライオンが面白くて、将棋を勉強しようと思って『みんなの詰将棋』ってゲームを買ったんですけど、これが全然わからんでしてねぇ。聞いてくださいよ。ヒントが専門用語すぎてヒントしていないんですよ。お陰様で全然将棋の理解が深まりません。数をこなすしかない。
そんな稲野ですので、チェスゲームのルールはドラクエ独自のルール制度があるだろうモンスターチェスを採用しました。初登場はPS2の5でグランバニアの特産品で、禁止されるほどやばいくらいハマるらしいです。麻雀か?(FFのオンラインのドマ風麻雀、相当面白いらしいのでそれだけやりたい)
拍手に感謝!ぱちぱちっとありがとうございます!
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