ハコの厚みはここ次第!
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稲野 巧実
『ハコの開き』の管理人。
様々なゲームに浮気しつつ、アストルティアに度々出没する駄目社会人。ルアム【XI881-625】で冒険中。エンジョイ プクリポ 愛Deライフ! 貴方の旅に光あれ!
行動してから後悔しろが信条の体育会系思考。珈琲とチョコと芋けんぴがあれば生きて行ける!
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軽減している気がするけれど、耳は塞がって低音聞こえて時々反響もあるよ!って状態で処方された薬を飲み切り3度目の受診です。
診察前の聴力検査の結果が良くて、耳鼻咽喉科の先生的には「入院してもしなくても、どっちでも良い」ムードです。
この数値なら内耳治療のシロップ(耳を疑ったがシロップ言った。シロップなのか…)服薬で、入院しなくても良さそうですよ?と提示される。
入院の場合は現在差額ありのベッドしか空いておらず、差額なしの6人部屋は2日後に入院予約をするなら入れるとのこと。

ここでも迫る選択。
耳の病には迷う暇が与えられない。
というか、怪我とか炎症なら即入院だ自宅で様子見だって判断出来るんですが、耳に対して経験が無さ過ぎて判断しにくい…!

ちなみに、差額ベッドは1日1100×入院8日予定なので、1日働けば取り返せるだろう!
しっかり、治療は全部やっておきたい!
と、5分くらい待ち合いの椅子に座って悩んで決めました。

入院です!!!!

稲野は入院経験が幼稚園入園前くらいしかなくて、ほぼ初体験です。
(消灯時間になって、暗い病室から明るい廊下に向かって帰る母親見送るの、めっちゃ寂しかったなー。点滴めちゃ痛くて、当時の自分の目の高さくらいまで逆流してたなー)
今は大人なので、お一人様で大丈夫!テーマパークに行く気分です。

入院の為の基礎的な検査をします。
血液検査・心電図・胸部レントゲン・コロナのPCR検査を経て、昼過ぎに入院手続きです。
この病院は突発性難聴の治療に「高気圧酸素治療」というのをやってくれます。酸素100%の空間で少しの静電気も許されない。その為、浴衣などを借りる為に、アメニティ契約が必須です。

うーーーーん。入院準備要らなかったなぁーーーーーーー。

入院して早速、ステロイドと血液の循環を良くする点滴が計2本入ります。
点滴の針を留置するルート。職場では度々見ますが、されるのは初めてです。(うん十年前は毎日針を差し替えていた記憶があるので、医療の進歩ってスゲー!)
しかし、ルート留置の違和感凄い。
常にそこにあるのを無視できぬ存在感。たまにズキズキするし、トイレとか寝返りの何気ない動作で痛い痛いなってしまいます。翌日の看護師さんがテーピングで引っ張ってくれてとても楽になった。とてもありがたい。
抜去したくなるお気持ちわかるけど、自分で抜去したら絶対痛い。辛いなぁー。
点滴無くなったら呼びますか?と看護師さんに聞くと、「ぜひ」と満面の笑みで返されたので人手不足を察してしまった。
初日2本目は呼んでもなかなか来なくて、待たされる者の気持ちを経験しました。忙しいよねぇ。大変。ルートの管半分くらい逆流してたけど、最終的に流して身体に収めるのだから気にしなく良いのになぁ。
ちなみに、点滴は日に日に落ちにくくなっていき、腕を伸ばしたり刺さりすぎた針を緩める為にルートの管を引っ張ったりと、最終日まで稲野を苦しめてくれました。最終日とその前日は絶対点滴落とすとベッド上で腕を伸ばして微動だにしなかったものです。
実は退院と同じくらい、ルートが抜けたのが一番嬉しかったりしますw

ただいま突発性難聴の患者さんが爆増しているらしく、高気圧酸素治療は入院初日からは無理だそうです。3日間は点滴療法です。
流石、点滴。血液にステロイドを直にぶち込むだけあって、飲み薬より効きが良いです。
塞がっている感じや、低音が聴こえない時間も生まれてきました。服薬治療時にあった耳の奥の鈍痛も消えましたね。
入院3日目には、聴力は全回復。
高気圧酸素療法は必要ないかも。退院も早めにしましょうか?と提示されます。
退院日が早まるのは聴力が回復しているし、点滴で聴こえも改善してきているので良いと思ってます。正直、ゴールの設定が耳の病は決めにくいんだなって思います。
しかし、耳は聞こえるが、まだ塞がってる感もある。この治療をしなかったからって後悔はしたくないので、高気圧酸素療法はやらせていただく事になりました。退院日当日もやってくれるらしい。ありがたい。

内耳や耳の神経に異常はないか、MRIの検査をします。MRIは初めてで待機場所に流れる、検査の流れや注意事項を見てると、その超絶磁力にビビる。私の眼鏡はチタン製なんですがくっついてひしゃげるのかとか、ホックのあるブラジャーして入ったら体を貫通して穴が空くのかとても気になります。
初MRIですが、音が凄い。サイレン駄目な人のトラウマを抉りそうな音や、機械の中からハンマーで叩くような凄い音がします。検査技師さんが装着させてくれたヘッドホン仕事しない音量です。
検査結果は問題ないとの事でした。ほっ。

話は変わって入院生活の事とか。
差額ベッド部屋はケチな性分ゆえに、どうかなーと思ったのですが、図書館の如き静かな部屋です。Switch持ってきたけど、ボタンを押す音すら五月蝿いのでは?と思うレベルです。
静かで差額を払う価値があると思いました。ノー ストレス イズ ジャスティスです。
室温も20度に保たれていて、寒がり稲野も快適に過ごせています。
病院のシャワーも、湯船派の稲野には新鮮で気持ち良いです。生き返ります。

ちなみに静かな病室での過ごし方は、
タッチ操作に半年くらい前にアップデートした、ジュピターさんのピクロスです。本当にありがとうございます。塗り間違え酷いしボタン程の快適性ないけど、私の入院生活は潤ってます。(エクストラはタッチプレイ死ぬのでは?って思ってる。エクストラじゃなくても拡大が欲しい)
先日、ブログでも書いた放置ゲーこと『キャプテンスターワン』もタッチプレイの方が操作性の良いゲームだったので、とても重宝しました。
持参した紙のノートが大活躍しておりまして、この記事とかbooklogのレビューを下書きしております。同じく持参したシャープペンシル壊れてしまってしょんぼりです。signoが頑張ってくれています。

今回の入院最大のイベント「高気圧酸素治療」!
この辺ではこの入院した病院にしかない、レア機械で治療します。
火気・油脂・化学繊維厳禁!!病棟と施行技師によるダブルチェック!厳重の度合いが凄い。
整髪料・マニキュア・エクステ・ボディクリームに至るまでありとあらゆるものが禁止されます。もはや浴衣とパンツ以外、体すっぴんでなくてはならない。入れ墨も火傷の可能性があるそうです。
浴衣はアメニティのレンタルで良いですが、下着は購入です。病院の売店に「高気圧酸素療法の下着はコレ!!」って売っているのを買いました。純正品というか、推奨品である事で身を守りたい。燃えるの嫌ですから。
今更ながらヤバい機械なんだなって思います。ゴクリ…。
治療施行時間は1時間強。酸素100%の空間で、ダイビングするような圧をかけていきます。
この加圧が想像以上にヤバい。
飛行機や高層ビルのエレベーターのような、徐々に耳が詰まっていく感じではなく、シンバルで頭を挟まれるような超いきなり感。技師さんが「加圧します」と操作した次の瞬間には、圧で耳が詰まる。秒でこれでもかって勢いで詰まる。
技師さん「耳抜き頑張ってしてくださいね」って言ってましたが、耳抜きしないと痛みすら感じる危機的圧力。私はあくびと唾液を飲む事で凌ぎましたが、抜いたその場から詰まってくる。
唾が出にくい人は飴とか必須だと思われます。
加圧が終わり高気圧状態になったとしても、時々耳抜きが必要です。気が抜けません。
技師さんが「減圧します」って、ひゅっと圧が下がって耳が塞がるの、もはや笑ってしまいます。
私の右耳の症状が酷かった時にやったら、耳抜き絶対不十分になってしまう自信がある。耳抜きがうまく出来なかったら、一体どうなってしまうのか怖くて震えてしまう。
ちなみに圧の影響は耳だけで、体は特に重いとかは感じませんでした。
一言で言えば、荒治療。そんな衝撃でした。ちなみに施行中、動けないので腰が死にました。

凄く良くなりました。
口を開けると抜ける感覚はあれど、塞がってる感も、低い音も一掃された感じです。
二回目からは要領を掴んだのか、初回ほどの衝撃はありませんでした。腰も途中で浮かせたりして生存させました。
とは言え、衝撃的治療なのでなかなかに負荷です。耳抜けない事もしばしば。
聴力は回復しているので、治療による聴こえにくさも解消していくだろうとの事です。
一週間分の処方が飲み切るころに再受診との事で、退院です!

いえぁああああ!!!退院です!!

入院中、コメントや拍手いただき、ありがとうございます!ぱちぱち嬉しかったです!

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