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ハコの厚みはここ次第!
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稲野 巧実
『ハコの開き』の管理人。
様々なゲームに浮気しつつ、アストルティアに度々出没する駄目社会人。ルアム【XI881-625】で冒険中。エンジョイ プクリポ 愛Deライフ! 貴方の旅に光あれ!
行動してから後悔しろが信条の体育会系思考。珈琲とチョコと芋けんぴがあれば生きて行ける!
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 終わる事なき回廊に果てが見えた時、そこは白い砂と瓦礫が広がっていた。ピラミッド内部の大空洞の最下層からは、巨大な正八面体が浮かんで見える。黒曜石のような艶のある黒い石に、金の細工が魔法陣となって輝いている。あそこがこのピラミッドで最も神聖な場所であるのだろう。どのようにたどり着き入るのか、見当もつかぬ。
 無味乾燥した空気に、肉を焼く匂いが混ざる。焚き火の光が、この死者の眠る地の底に溜まった暗闇を焼べるように照らしている。人影が踊り、酒を飲んでいるのか上機嫌な笑い声が舞い上がる。
「ビャン君。ドルボードに乗って良いぞ。ここから先に、罠はあるまい」
 戦いになるやもしれぬ。ランプを消しボルカノハンマーを握ったガノに、余は小さく頷いて『天翔るアストルティアの未来号』に乗った。
「あの頭上の部屋にはすっげえ宝が眠っているはずなんだが…どうやって入ったもんかなぁ」
 渋い男の声に、若い男の声が『おったから! おったから! すっごくほしいなぁ!』とはしゃいだ。
「もう一度、あの部屋に呪文を放って落とせないか、試してみましょうよ。ねぇ、モルバ団長」
 思わず身を固くした。ガノが一瞬にして殺意を滲ませたからだ。頭上の正八面体は、ピラミッドの最も神聖な場所を守るだけの部屋ではない。あの存在そのものが芸術であり、ピラミッドの歴史的価値の一端を担っておる。それを呪文で撃墜するなぞ、とんでもない…!
 だが、ガノは堪えた。『そうそう! やっちまいましょうよ!』という囃しを聞き流し、じっと殺気を堪えている。それも団長と呼ばれた男が、まだ賛同しておらぬからであろう。
「そうだよな! ワンゲ! ジドラ! やらないよりは、やっちまえ! 砂漠の土竜のモットーだもんな!」
 目の前の砂の山が爆ぜた!
 ガノは一瞬にして飛び出し、そのハンマーで賊を叩き潰してしまったと思った。過去の遺産や遺跡に並々ならぬ情熱を注いているが、頭に血が上り人まで殺めてしまうのであろうか! 舞い上がった砂塵が収まれば、白い砂に鮮血や肉片が花畑のように散っておろう。余はそう覚悟した。
 しかし、砂塵が収まれば、ガノは巨大な魔物と鍔迫り合いをしておる。魔神兵を思わせる巨大な影の中で光る白刃のような爪が、ガノのハンマーを受け止めたのだ。驚いた賊の悲鳴が短く上がる。
「これほどまでに素晴らしい遺跡を損壊せしめようとするなぞ、聞き捨てならぬ! 頭上の部屋の価値すら分からぬ愚か共め! グランゼドーラの王家の墓を荒らしたか聞こうと思ったが、止めじゃ! 今すぐ砂に埋もれて死ぬがいい!」
『ピピピ! ガノ! バカ! センセイ ノ チャンス ツブシタ!』
 こればかりはレプリアの意見が正しい。


この転売ヤー精神丸出しっぽい盗賊共、一見さんじゃ可哀想だよなぁって思う今日この頃。
アストルティアの必要悪は、ツバクロ組が一番好きです。ツバクロさんが好き。出入りがあっていつも忙しいツバクロさんも、カンナさんの所には出向いてくれるので大工職人レベル上限イベントが楽しみです。
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